精神医学の業界の中で臨床といわれる患者さんと直に接している人たちの中にも
精神疾患者を心の中で馬鹿にしている人は半数以上いると言って良い。(残念ながら)
精神医学は本来、「精神疾患を知るため」のものであるのだから、
馬鹿にするのはお門違いで、自分の疾患について一番知っている罹患者は
『その専門』と言って良いと思う。
私は精神疾患者でありながら、精神疾患者に寄り添う立場であるが、
「傾聴」が一番理解する近道だと思って疑っていない。
それは、精神疾患者であろうが、健常者であろうが人の心を知ろうと思うのであるならば、
思う存分話してもらい、100の内から1か2の真実の声を汲み取るのが
臨床家の役目ではなかろうかと思っている。
そこに臨床家の「我」など挟んではならない。
なにせ、話している相手はプロ中のプロなのだから目は肥えているのである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます