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他スポーツの話題・事例48

2022-09-03 00:01:49 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 先日、インパクトがある情報を知りました。ハンドボールで、将来のプロ化を意識した新リーグが立ち上がるとの事。この手の話は、当ブログでも開設当初から様々な競技で見てきましたが、いろいろでした。卓球のように実現して順調に前に行っている事例もあれば、バレーボールのように尻切れトンボのようになった事例、プロ化してみたが、現在観客動員で苦しんでいるWEリーグと。バスケもその昔、大騒動になりましたね。あの時の産みの苦しみがあったからこそ、国内第3のプロリーグとして現在の成功につながっているのではないでしょうか。その中でのハンドボールのプロリーグ、大丈夫なのでしょうか。

ハンドボールの24年開幕プロリーグ構想発表 リーグが収益一括管理「世界最高峰目指す」

ハンドボールの24年開幕プロリーグ構想発表 リーグが収益一括管理「世界最高峰目指す」

一般社団法人日本ハンドボールリーグが20日、都内で「次世代型プロリーグ構想発表会」を開催し、2024年にプロ化した新リーグ創設を目指すと発表した。壇上に立った葦原一正...

THE ANSWER スポーツ文化・育成&総合ニュース・コラム

 

【ハンドボールの24年開幕プロリーグ構想発表 リーグが収益一括管理「世界最高峰目指す」】
〔特徴はリーグによるチーム収益事業の一括管理〕
「一般社団法人日本ハンドボールリーグが20日、都内で『次世代型プロリーグ構想発表会』を開催し、2024年に
プロ化した新リーグ創設を目指すと発表した。壇上に立った葦原一正代表理事が、日本ハンドボール界の現状を伝えた上で、『競技人口が増え、男女ともに日本代表が東京オリンピックで歴史的な1勝を飾った今が変わるタイミング。世界最高峰リーグを目指す』などと宣言した。
 構想によると、新リーグ開幕は24年2月。来年3月には参加チームの申し込みを募り、7月に審査結果を発表する段取り。参加条件には『プロ契約選手11人以上』『1500人以上のアリーナを有すること』『12歳以下の下部組織を保有』『チーム名に地域名を入れる」などの事項を設けている。
 最大の特徴が、リーグが全チームのあらゆる収益事業を一括管理する『シングルエンティティ制度』の採用で、葦原代表理事は『世界を見渡してもプロリーグではない制度。まずは、リーグ全体で稼げる体質を作っていきたい』と強調した。
 現在国内トップの日本ハンドボールリーグ(JHL)は、男子11チーム、女子10チームだが、葦原代表理事は『各チームの支出は年間2億円で、収入は1000万円の状況』と明かした。そのままでは、プロ化するチームの維持が難しいことから同制度の採用を決定。」

 まずはこんな感じの情報でしょうか。運営費のリーグ一括管理ですが、国内の競技でどこかあったっけ? 葦原代表が言うように、世界を見渡してもプロリーグではほとんどない制度なのかもしれません。当ブログで認識しているのは、アメリカのMSL(確か)かな。まぁ、向こうも成功しているようですが。ハンドボールの競技規模が小さいようなので、しょうがない面もあるのかもしれません。2年後のスタートですか、結構すぐ来ちゃうのでは。参加条件はBリーグに近い印象ですが、うまくスポンサーが集まればいいのですが、とつい心配してしまう。

男子の有力チームが応募せず ハンドボールの次世代型プロリーグが“割れた”背景と影響 - スポーツナビ

男子の有力チームが応募せず ハンドボールの次世代型プロリーグが“割れた”背景と影響 - スポーツナビ

 バスケットボール、バレーボール、ラグビー――。過去10年間の日本スポーツを振り返ると、さまざまなトップリーグがその改革…

スポーツナビ

 

【男子の有力チームが応募せず ハンドボールの次世代型プロリーグが“割れた”背景と影響】
〔新リーグへの応募チームを発表〕
「9月1日、JHLの葦原一正代表理事は東京都内で記者会見を行い、2024年9月の開幕を予定する新リーグに応募したチーム(および団体)を発表した。参入審査申請書類の申込は8月末で締め切られており、男女合わせて19チームからの申込みがあった。
 申請を行ったのは下記のチーム(および団体)だ。
【男子】 9チーム
 アースフレンズBM(東京都) 富山ドリームス(富山県) 福井永平寺ブルーサンダー(旧北陸電力/福井県)大同特殊鋼Phenix(愛知県)  トヨタ車体ブレイヴキングス(愛知県)  豊田合成ブルーファルコン(愛知県)  TeToTeおおさか堺(大阪府)  トヨタ紡織九州レッドトルネード(佐賀県)  琉球コラソン(沖縄県)
【女子】 10チーム
 プレステージ・インターナショナル アランマーレ(富山県)  北國銀行ハニービー(石川県)  飛騨高山ブラックブルズ岐阜(岐阜県)  HC名古屋(愛知県)  三重バイオレットアイリス(三重県)  大阪ラヴィッツ(大阪府)  イズミメイプルレッズ(広島県)  香川銀行GiraSol(香川県)  オムロンピンディーズ(熊本県)  ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングブルーサクヤ(鹿児島県)

〔男子は「12分の5」が応募を回避〕
「男子の富山ドリームス、TeToTeおおさか堺は未参入だが、応募19チームのうち17チームは現行のJHLに参加している。女子はテラスホテルズを除く全チームが応募をしたのに対し、男子は判断が分かれた。今季のJHLに参加している12チームのうち、トヨタ自動車東日本、大崎電気、ジークスター東京、湧永製薬、ゴールデンウルヴス福岡の5チームが応募を回避した。
 新リーグのチーム数は未確定で、ここから“落とされる”チームもあるだろう。参入審査委員会はこの9月にスタートし、10月21日に参入チームの発表を予定している。審査委員長はJHLの理事で、公認会計士の米田恵美氏が務める。
 新リーグは1,500人以上を収容するホームアリーナの確保、11名以上のプロ契約などを参入条件に掲げている。一方で社業と競技の“兼業プロ”は認められていて、キャリアの安定化や人件費負担の抑制が可能だ。サッカー、バスケのプロでは必須とされているチームの独立法人化も義務づけられていない。
 なおスポンサーセールス、チケット販売などのビジネスサイドは、リーグが一括して引き受ける制度設計だ。リーグの年会費は3000万円に値上げされるものの、それを大きく上回る配分金が予定されている。アリーナの確保、地域との関係づくりなどは相応に高いハードルだが、実業団でも受け入れやすい参加要件だ。

 記事では肝心の有力チームが手を挙げていないと指摘されています。リーグを代表するスター軍団のジークスター東京と、日本協会の湧永会長がオーナーを務める名門の湧永製薬。分裂は新リーグ立ち上げの障害になると書かれています。
 過去の多くの競技において、プロ化及びプロ化に向けた新リーグ立ち上げで、有力な企業チームを中心に未加入カードをちらつかせて、少しでも企業チームに有利なリーグ構造に持っていこうという思惑が出ていた気がします。バスケもそうでしたが、川淵チェアマンの辣腕で強引に従わせました。ラグビーは企業チーム側の力が勝ったのかな。ハンドボールはなおさら、プロリーグというイメージが薄い分、困難な道のりが予想できます。
 記事のとおり、いろいろと課題があるようですが、一つ一つ解決させて、少しでも早くプロリーグを実現して欲しいと思います。

 あと、一つ印象的だったのが、参画チーム一覧を眺めた時に、男女ともに地方クラブが多かった点。サッカー、バスケ、ラグビーは東京もしくは首都圏のチームが多いのに対して、ハンドボールは少ない。つまり、地域貢献とともに地方都市の盛り上げに寄与できる構造になっている。これはいい事だと思います。岡山から見ても、香川さんや広島さん(メイプルレッズさんは名前だけ知っていました)の名前があるのはうれしいところ。何となくですが、Bリーグと同じ都市名が並んでいる気がする。
 あと、懐かしい名前がありました。元Jリーグ理事の米田さん。ここでお見かけするとは思っていませんでした。シャレンの申し子なので、つい同じような活動を期待してしまいます。頑張ってください。

次世代型プロリーグ2024年開幕 - JHL:日本ハンドボールリーグ

次世代型プロリーグ2024年開幕 - JHL:日本ハンドボールリーグ

ハンドボール世界最高峰リーグへ。ファンを魅了し、子供たちが目指せる場所であり続ける“サステナブルなリーグの実現”を目指す。

JHL:日本ハンドボールリーグ

 

JHL:日本ハンドボールリーグ - 日本ハンドボールリーグ公式サイト (japanhandballleague.jp)

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