J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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後援会で地域力を!17 

2022-09-04 00:01:28 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 以前に山雅さんのボランティア組織を取り上げましたが、その時にその上部団体である後援会組織「YAMAGA FORTE(山雅後援会)」の活動内容を見て、改めて感心しました。そこまでの付加価値が高い内容というのは昔からリスペクトできていましたが、久しぶりに拝見すると、かなり進化されていました。今季はJ3でもがいている山雅さんですが、後援会の状況を見ると、しっかり100年残るクラブ、今はたまたまJ3に寄り道されているだけと思わせました。という事で、目に留まったところからリスペクトしていきます。
   
【後援会概要】
・組織
 名誉会長・名誉顧問・相談役
(役員)会長・副会長・監事・顧問・参与・理事長・専務理事
(理事)理事長・専務理事・副理事長・理事
(専門部会)活動部会・地域部会・職域部会・幹事会
・会費    
   個人・個人事業者 入会金:2,000円  年会費:10,000円/1口
 法人・団体 入会金:5,000円  年会費:30,000円/1口
・松本山雅FC財政支援
    後援会年会費として徴収した収入から、後援会での事業活動及び運営にあたる費用を差引いた残金(年会費の30%を目安、会員の増減により変動する)を、松本山雅FCの活動へ充当する。
・2021年度実績 3,900,000円 ・2020年度実績 4,600,000円 ・2019年度実績 5,000,000円
・2018年度実績 5,000,000円 ・2017年度実績 3,800,000円 ・2016年度実績 3,500,000円
・活動内容             
 1.総会 3月 2.役員会 数回/年 3.理事会 数回/年 4.各事業 5.決起大会(会員親睦会)3月/11月(予定)」
引用:山雅後援会公式HP

 各資料として、組織の会則、年度ごとの事業報告書、収支決算書、人事(役員名簿)、事業計画、収支予算書が載っていましたが、特に「人事」が何かすごすぎです。名誉会長が松本市長、会長が商工会議所会頭、理事も蒼々たる顔ぶれで、チームバモスも入っています。事務局長は事務局を置いている㈲イーオフィスという会社代表。ここがしっかりサポートされているのでしょうね。
 そして、山雅後援会さんの一番の付加価値は「支部活動」です。前の記事でリスペクトした時は地域支部と職域支部があるらしいと書いていましたが、10年の時を経て見ると、すごい情報開示で「見える化」に圧倒されました。

支部
・上田支部 ・上土商店街支部 ・塩尻支部 ・岡谷支部 ・南信州支部 ・東京支部 ・安曇野支部 ・愛知支部

・山形支部 ・佐久平支部 ・大町支部 ・北信支部 ・飯伊支部 ・朝日支部
・トラビスジャパン支部 ・松本市歯科医師会支部

 現在支部のうち、地域支部は14、職域支部は2あります。後援会組織の基本スタイルですが、地域支部と職域支部の2種類あります。大分さんなども同じスタイルですが、山雅さんもしっかり基本路線ですね。しかも支部ページを見ると、発足日、支部長氏名、支部での活動内容がキチンと書かれています。うち7支部で、FBページや公式HPが開設されています。これってすごい事だと思います。まさにため息が出るばかり。こういうのを見ると、なぜ地元岡山は、昔から後援会(支部と言える組織は昔から運営されているのに)を設置しようとしないんだろと思っています。
     
サポートショップ
 会員証を提示したら、店舗が自ら設定した特典・サービスを提供するという、いわゆるサポショも山雅さんでは後援会の傘下に入っています。現在119店舗と多いです。協賛店に対して、「公認のぼり旗・タペストリー」等のPRツールの提供及び、サポショ公式HPで、店舗名やサービス内容について紹介されます。こういうのを見ると、なぜ地元岡山は、ブログ解説当初に近い頃からなぜ設置実施しようとしないんだろと強く思っています。
       
YELL事業
 いわゆる資源回収事業です。回収物は古新聞、古雑誌、段ボール、アルミ缶、金属類、古紙の6種類。試合会場の他に常設ステーションがあるようです。通常は地元行政の担当課が試合会場でブースを設けるだけが多いですが、山雅さんは後援会が協力事業所8社と協働です。公式HPで各資源ごとに回収量を情報開示しています。
 常設ステーションは協働企業の設置した回収場所のようです。岡山で言えば古紙広場のような場所かな。クラブ名を冠している時点で、一つのインフラ化している事になります。ホーム試合会場では古紙類のみという事ですが、ホーム全試合実施されているのがすごい。行政のイベントブースとは違いますね。

 そして、ボランティア組織(チームバモス)も後援会傘下にありますが、以前の記事でたっぷりリスペクトしてるので、そちらをご覧ください。
 地域に根差すJクラブとして山雅さんは、昔から当ブログでは評価が高い存在です。今季はまだたまたまJ3ですが、早くJ2に戻っていただき、早くJ1に戻っていただきたい。成績や数字ばかりで満足し、計画でそろそろJ1に達しておかなければならないと口にしていても、地域にまだまだ根差していないところよりは、よっぽどJ1にふさわしいクラブだと思っています。また、親会社のない市民クラブとしても立派なお手本です。これからJを目指すクラブは山雅さんをお手本にすべきです。成績は抜きにして。
J3松本後援会関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130707
  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121107
後援会関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140607
J3松本関連:54535251
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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