リスペクトコラムです。
ビックしたニュースが飛び込んできました。昨季開幕したWEリーグの岡島チェアが退任されると。任期は２年と思っていたので、途中退任？と思えましたが、実際は任期満了。鳴り物入りで就任された岡島チェアがなぜ２期目はなかったのか、退任に至る経緯は何だったのか、すごく知りたいです。もっとも当ブログではどちらかといえばネガティブな存在でしたが、こうして１年で退任となると、ちょっと気の毒にも思えてきました。もっとも１年だけの約束だったのかもしれませんが。
【2年目を迎えるWEリーグ、岡島喜久子チェアが退任…後任候補はJリーグ理事の髙田春奈氏】
「2年目を迎えるWEリーグは14日、理事長である岡島喜久子チェアの退任を発表した。2021年に発足したWEリーグ。初の女子プロサッカーリーグとして1年目のシーズンを終え、現在は新設された「WEリーグカップ」を戦っているところ。10月に2年目のシーズンを迎える。WEリーグ発足に尽力した岡島チェアは、任期満了にて9月29日付で退任することが決定。また、後任候補として、Jリーグや日本サッカー協会(JFA)、全日本大学サッカー連盟の理事を務める、髙田春奈氏が承認された。なお、29日(木)開催予定の定時社員総会、理事会での決議を持って正式に決定する。」
今はちょうどＷＥリーグカップの真っ最中で、リーグ開幕前に少しでも世の中に露出するという目的で、今季初めて取り組んでいます。しかし、残念ながらメディアではほとんどニュースになっていなかったですね。ひょっとしてそういった事も要因なのかなぁ。まさかこのままではリーグの未来は無いと、防衛本能が働いたのか。元々上手くいかなかったら、更新はしないという約束事があったのか、とにかく新リーグでの１年の退任は異例だと思います。新リーグのシンボルである№１の人物が、開始１年で消えてしまう訳ですから。
元々、無理があったのかもしれません。確かアメリカ在住で、日本には出張して任をこなす立場なので、腰が据わっていないリーダーにどこまで周りがついていくのかと思っていました（これは佐伯さんも同じ）。確か就任会見もオンラインだった気がします。その辺りから異色な人事でした。もう一つブレていたのが、お手本とするアメリカのＮＷＳＬ（ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ）が春秋制という事。実は男子のＭＬＳも春秋制。一番の成功事例でアメリカの女子サッカーを熟知しているという事で、岡島さんに白羽の矢が立ったようですが、ＷＥリーグが秋春制なのでブレが生じていました。こういうブレがあればなかなか上手くいかないでしょう。ＷＥリーグの一季目で、ウィンターブレイクが長すぎて、メディアが取り上げてくれなくなり、益々人気が低下。その対応策で導入したＷＥリーグカップも全く効果が出せず、袋小路に至っていませんか？
２代目のチェアは長崎さんの元社長で、現在はＪリーグ理事でシャレン担当の髙田さん。余り存じ上げませんが、シャレンの担当という事で、これから頑張ってもらいたいと思っていた方。そういう方にＷＥリーグチェアという重責を背負ってもらう事になりました。ちょっと不安なのが、今までの実績がいずれも短期間で、実績をまだ挙げていないのではないかという事。Ｊ２長崎の役員が２年、社長が２年、Ｊリーグ理事に就いたのが今年の１月ですから。だから心もとないという事もありませんし、これからブレイクするかもしれません。まぁ当ブログとしては、チェア交代で良かったと思っています。そんなＷＥリーグのニュースの中で、もう一つビックリする事がありました。
【リーグ理事兼任の可能性も…異例人事で現役Jリーガーも役員入りへ】
〔髙田氏が次期WEリーグチェア内定〕
「2020年1月～2022年2月にかけてV・ファーレン長崎の代表取締役社長を務め、クラブ運営の実績も持つ髙田氏は、今年3月にJリーグの業務執行理事に就任。一般企業での実績も生かし、Jリーグではこれまで社会連携や管理部門の複数セクションで精力的に取り組んでいた。しかし、WEリーグのチェア就任が確定的となったことで、Jリーグの役員体制の変化にも注目が集まる。Jリーグは9月14日、チェア就任は同29日にWEリーグ側で正式決定する予定であることを強調し、役員体制に関しては改めて知らせるとした。
〔兼任の可能性は否定されず〕
「▲アルビレックス新潟に所属する島田譲氏
「WEリーグはチェア選出過程で候補者が数名いた中で満場一致で髙田氏に決定したことを会見で報告。登壇していた野仲賢勝専務理事は、Jリーグ理事との兼任についてはこれから検討し、詳細を決めていくとした。29日の正式決定次第で、今後の日本サッカー界に大きな影響を与える前例となりそうだ。
新たな試みとなった今回のWEリーグの決断。髙田氏の他にもアルビレックス新潟でプレーする31歳MF島田譲氏が理事に内定しており、まさに異例の人事となっている。なお、現役Jリーガーである島田氏については多くの議論が交わされたが、これまで様々な活動経験があること、選手の良き理解者となることが期待されて選出に至ったと明かされた。」
引用：GOAL
何と、元岡山で現在は新潟さんでプレーしている島田選手がＷＥリーグ理事に内定したとか。これは驚きましたね。島田選手のどこが評価されて理事就任に至ったのでしょうか。知りたい。新理事のうち、田村理事は元新潟社長という事で新潟路線が何か作用しているのか。島田選手は長崎さんにも所属していたのも何か関係があるのか、全くわかりません。そういえば、新潟さんでは男女チームでダブルヘッダーも開催されているので、新潟路線に舵を切るのか。
島田選手は元岡山組の中でもトップクラスの出世組でしたね。あと、島田選手は「ユズの恩返し」というシャレン事業をされています。本人発案で、地元の子ども達のスポンサー工場見学ですが、やるなぁと思っていました。まぁ髙田新チェアにも、島田新理事にも頑張って欲しいと思います。
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