今日は前回の続編、また、妹と楽しんだイベントの話題です。
その二つ目のイベントとは、某デパートの日帰りデラックスバス旅行でした。
旅慣れていない私にもかかわらず、夫を失った傷心を癒し元気づけたくて、今年は、一人旅に幾度か臨みました。
かなり勇気を必要とすることでしたが、団体旅行の雰囲気には、自分は今一つ馴染めない気がしたからです。
鎌倉旅行に一人で出かけたとき、明月院の入り口で、大勢の団体客に出会いました。
笑顔もなく、さばさばとした態度で事務的に観光客に接していた旅行者のガイドさん。
観光客の人達の顔も、いま一つさえない感じ。
自由旅行の私は、ちょっぴり優越感を覚えた程です。
とは言っても、一人旅特有の緊張感もあるのですけれどね。
旅慣れていない私の場合は特に。
ですから、気楽に行ける旅行社のツアーにも魅力を感じていないわけではありません。
その期待に応えてくれそうに思えるのが、某デパートの旅行案内のパンフレットでした。
そしてついに、その旅行社に申し込み、、日帰り旅行を試す機会が訪れました。
最初に、箱根のホテルパークハイアットでお昼食
日帰りのツアーにしては、豪華です。
お味も良くて、美味しくいただきました。
このひと時も、私の旅行の大きな楽しみの一つです。
妹をその日帰りツアーに招待しました。
プランは私が立てましたが、招待したのは娘たちです。
本来なら娘たちが力になってくれるはずだった相続の手続きを、妹が全面にわたって協力してくれました。
そのお礼の気持ちのようでした。
多忙な娘達に代わり、幾度も区役所や税務署、その他の窓口に頻繁に足を運んでくれた妹です。
どんなに心強く、有難かった事でしょう。
ホテルのレストランにて。
Aちゃん、本当に有難う。
そしていよいよ、その日帰り旅行の日が訪れました。
その日の印象が、今後私が利用できるかどうかの判断基準になりそうです。
集合場所までには、我が家から時間的には結構かかりますが、乗り換えなしでの往復は、有難い交通路。
地下鉄の電車が目的地に着き、某デパートの傍のエレベータで地上に出ました。
すると目の前に、見たこともないようなデラックスなバスが停まっていました。
そこで私を出迎えてくれた人たちの、何と感じのいいこと。
男性の添乗員さん、運転手さん、女性のガイドさん、三名の方達。
その印象の良さを、どのような言葉で表せばいいのか、語彙不足の私には難しく思えるほどです。
真心のこもった笑顔、丁寧で誠実な応対ぶり。
期待以上のお出迎えを受け、私の旅行気分が、一層ハッピーになりました。
御殿場あたりで途中下車したときに、撮らせていただいた写真です
目的地の箱根に着くまでの間、旅行慣れした妹が、バスの乗り心地やサービスについてなど、具体的に感想を述べてくれました。
今後のために、私が一番聞きたかったことです。
妹も驚いたようで、他のツアーバスとは乗り心地はむろん、装備もサービスもまるで違うと言って、感嘆していました。
ですけれど、何事も現実的で合理性を重んじる妹には、旅費が高すぎるとの印象は否めないようです。
「もっと高齢になり体が弱ったら利用するかもしれないけれど、今の私は日帰りに、こんな高い旅費を払うのはバカバカしい」
と言っていました。
お食事後、ポーラー美術館へ。
予定では、学芸員の講義を、4~50分受けることになっていましたが、バスの到着が遅れたため、
15分くらいの解説のみでした。
催しのタイトルは、[ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ」展
20世紀初頭のパリの街で活躍した人たちです。
個性的な風貌の藤田嗣治の絵画には、特に関心があったので、白の時代の絵画始め、色々鑑賞でき、とても有意義でした。
他にも、モネやセザンヌ、ゴッホなどの有名な絵画も・・・・・・。
総ガラスの透明感あふれる美術館の建物も素敵でした
日ごろ気の合った仲ののとても良い姉妹とはいえ、雰囲気も好みも全く違う私たち。
お互い、その相違は認め合い尊重しながら、年を重ね、今日に至ります。
このツアーの受け止め方も違って当然です。
それぞれの嗜好にあった余生の愉しみかたをすれが良いだけの事ですよね~
山登りなんて、私には怖くて怖くて、絶対できっこありませんもの。(笑)
いつも、ブログを読み、すご~い、と感心してばかりの私です。
妹は、高過ぎるため、まだしばらくは利用する気はないとのことでした。
一方、体力に自信もない私は、準備に心を砕く必要もなく、気楽に出かけられ、サービスも万全、温かな雰囲気のこの旅行者の日帰りツアーを、今後もっと頻繁に利用してもいいかなぁ~、と今のところ思っています。
一流のレストランで、美味なお食事を頂けるのも魅力です。
順路の通りに画像を掲載するために、今回の旅行のレストランの写真は、最初にアップしました。
ポーラー美術館の後、訪れたのが箱根の仙石原ススキ草原です。
それにしても、このたびのツアー、日帰りにしては、確かに高いです。
これが、二泊三日、三泊四日ともなると、海外旅行並みの旅行代金だったりします。
このような遊歩道があることを、今回の観光ツアーで初めて知りました。
度々の利用は、遺族年金の身には贅沢すぎ。
利用するとしても、泊りの旅行は一回にとどめ、日帰りツアーを数度愉しんでは・・・・・・。
そんなイメージを頭に今のところ描いています。
これ以外にお墓参りで三回帰広することは、外せない私です。
こんな計画を立ててはみるものの・・・・・・。
大好きな家の中で、料理とガーデニングを愉しみ、平凡で穏やかな日々をマイペースで送ることに、至上の喜びを感じる私です。
その暮らしをもっと豊かにするために、自分磨きも心がけながら、決して多くない毎月の遺族年金のの余裕資金を使うべきではないだろうか。
切りつめた日々の暮らしに、少々疲れを感じることもある私ですから。
両方を思い切り楽しめれば、一番良いのだけれど、それは、私が今置かれている状況では無理です。
今の一番の迷い処、といったところでしょうか。
数十年前に、初めて箱根を訪れたとき、富士山より、幻想的なススキ草原の光景が、
一番印象に残った私でした。
幾分でも余裕のあるお年寄りは、若い人達のためにも、多少は散財をすべきではないか、と。
麻生さんの「あと何年生きるつもりですか」の失言が、大変なひんしゅくを買いましたが、一理あるような気もしている私です。
若い人達が、私達の若い頃と違って、将来不安を抱え、とてもつましい暮らし送っておられるのが、よく分ります。
せめて、多少でも余裕のある年寄りが、お金を有意義に使い、日本経済の活性化に貢献してはどうでしょう。
医療費もかからないように、健康維持の心がけを精一杯したいものです。
こんな生意気なことが言えるほど、私の暮らしも恵まれているわけではありませんけれど。
ささやかでも、役立つことができれば。
その程度の気持ちです。
そのうち、年金が激減する時代がやってきそうな感じも・・・・・・。
その時は,ひたすら家にこもって、必要最低限のもので余生を愉しみましょう。
愉しみ方も工夫次第ですね~
なあ~んて、またまた生意気なことを言って、実際そうなると落ち込みが激しいかもです。
その後も幾度か訪れた箱根でしたが、ススキ草原は、いつもバスの車窓から見るだけでした。
今回、目の前で観光する念願がやっとかないました。
遊歩道も散策でき大満足の私です。
夫が元気なころも、節約に心がけていたけれど、いろんな意味で気持ちの持ち様がまるで今は違います。
その落差に少々落ち込む時もありますが・・・・・・。
でも今の真剣な節約暮らしも、また新鮮で楽し、です。
くよくよしても始まらない。
前向き思考で、明るく元気に頑張りたいものです。
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