今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

我が家のお節料理

2015-01-09 06:40:06 | 家族

明日は、朝早くから夫婦揃ってのお出かけ日です。(昨日の記述)

ですから今日中に、家事の合間に記事を綴り終えておきたいもの、と。

昨年の秋頃からでしたかしら。

一週間、連続投稿したなら、しばらくお休みを取る方針に変えました。

緩急自在のメリハリあるこの書き方が、結構気に入っている私ですが、そのためには、あと二回投稿しなければなりません。

少々息切れしてきましたけれどね。

 

私は体調を崩し、1品もこしらえていません。
すべて娘たち二人の共作です。
特に次女には、その他の面でも一方ならぬお世話になりました。
Nちゃんたち、本当にありがとう!

 

今日は遅ればせながら、我が家のお節料理について、詳しく書きたいと思います。

毎年、同様のことを綴っているようにも。

昨年の記事を読んでから、とも思いましたが、面倒なのでよし、このまま書くことに。

 

私がお節を作り始めたのは、10月に結婚し、二か月足らずで早々に迎えた、新婚時代のお正月前からです。

ほやほやの新妻ながら、実家の慣習が染みついていたのでしょう。

旦那さまのためにお節を作るのが当前と思っていたようです。

しかし、娘時代、年末に母のお節作りを積極的に手伝った覚えはほとんどない私でした。

裏ごしぐらいはやっていましたけれどね。

働き者だった母が、一手に家事、料理を引き受けてくれていました。

一の重

 

ゆえに、結婚した当時は、おままごと同然で、私は未熟主婦そのものでした。

郷里の母に、何度も電話をかけ、分からないところを尋ね尋ね、NHKの「今日の料理」の12月号を見ながら作りました。

それ以来、多少の変化はあるものの、基本はずっとこの本の味付けです。

むろん、変わったものもありますけれど。

 

お節は「お正月さま」という年神様をお迎えする供物で、昔は煮しめが中心だったようです

 

お煮しめは、十数年前から、松本忠子さんのレシピがすっかり気に入り、この調味で味付けしています。

宝来揚げ、酢ゴボウ等も、同様です。

きんとん、昆布巻き、菊花かぶ、里芋の白煮、七色なます等、ほかにも、数十年前のテキスト通りにこしらえているものが、たくさんあります。

同じお節を作り続けてきて、45年以上になる私。

 

二の重

昨年の二の重です

 

我が家のお節もその味も、実家のお正月の想い出を、実によく語ってくれているのかもしれません。。

なぜなら、12月号の「今日の料理」は母が手渡してくれ、妹も同じテキストを持っているからす。

ですから、妹宅のお節も我が家にとてもよく似ているのですよ。

妹宅だけでなく、伝統的な行事食であるおせち料理は、いずこのお宅も、昔は似たり寄ったりだったのでしょう。

けれど、最近は市販のものを求める方が多くなり、洋風あり、中華風ありでバラエティーに富んできましたね~

 

母の代からずっと断つことなく、続いてきた我が家のお節でしたが・・・・・・・。

寂しいですけれど、私の代でついに終わりを告げると、覚悟を決めていました。

時代の流れゆえ、それも止むを得ないこと、と思っていたのですが。

 

三の重 

下のお重は去年のものです。この時は、エビの養老煮が不評だったので塩焼きにし別皿に盛りました。

 

次女が思いがけないことを言い、私を大層喜ばせてくれました。

その時の会話を、ご紹介致しますね。

お正月、二日目の昼下がりではなかったでしょうか。

次女のNちゃんが、雑誌ミセスのお節の特集を見ている時のこと。

私は言いました。

「ママはね、我が家の家宝といってもいい、お屠蘇器に似合う(実家の遺品です)、もっと上等なお重箱がほしいなぁ~、と思い続けてきたの。

だけど輪島のお重箱は余りに高価で、買う決心をためらってしまったのよ。

清水の舞台から飛び降りるつもりででも、思い切って購入すべきだった、と今、とても後悔しているわ]

 

 

すると次女のNちゃんが応えた言葉は、次のようなものでした。

長女も傍で聞いていたのですが。

「ママ二人で半々にお金を出し合って、上等なお重箱を買わない?

買うのなら四段重ねがいいわ。

その代り、私が将来譲り受けるわね」と。

重箱は四季を表す四段重ねが正式とされているようですね~

 

我が家のお重箱です。

 

「もしかして、Nちゃんが、家のお節を受け継いでくれるの?本当?嬉しい~」

と言い、感激してしまった私です。

見よう見まねから始めている内に、次第に、この手作りの良さや喜びを感じるようになってくれたのでしょうか。

 

娘たちも40代になったゆえに、湧いてくる意欲なのでしょう。

この年代に成長するまで、頑張って我が国の伝統を、ささやかながら守り続けてきた甲斐があった、としみじみ思えた一瞬でした。

私が後に確実に残せるものがある嬉しさは、格別です。

 

元気な姿で、私が娘たちと力を合わせ、お節をいつまで作り続けられるか、誠に心もとない限りですが・・・・・・。

Nちゃんの言葉を聞き、またお節づくりの意欲が少しばかり湧いてきた私です。

 

         

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