今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

美しい教会の点在する軽井沢~清浄な空気

2012-07-31 09:07:50 | 旅行

          

                              ショ―ハウスの玄関前

 

前回は、旅行記にもかかわらず、ホテルの記述に終始してしまいました。

今日は、観光のお話しに入りたいところですが、また私独特の、気儘な思い出記になるやもしれません。

妹夢路と違って、いい加減なところもある私は、余り綿密な下調べをしないまま、いつも出かけます。

ですから、このようなことに。(笑)

悪しからずご了承下さいませ。

 

ホテルに到着し一休みした後、今後の計画を、大雑把に長女のMちゃんと二人で練りました。

到着したのは昼下がりで、まだ十分時間はありましたが、あいにくのお天気。

傘をさしての観光になりそうです。

さっちゃんと夫の体調を慮ると、無理はできそうにありません。

到着日は、のんびり過ごし、まずは体力を温存、あすの観光に備えることを優先することにしました。

 

でも何もしないで過ごすのは、もったいない、と。

旅慣れない私の欲求で、まずは近くに所在するショー記念礼拝堂と、その裏に移設されたショ―ハウス記念館(彼の別荘)を見学することになりました。

夫は、ホテルにそのまま滞在し、休養を取ることに。

 

地図を頼りに、その教会に向かうMちゃんを、ひたすら頼って付いて行くだけの私。

娘に頼っていれば、間違いなし。(笑)

安心していられます。

 

ホテルに到着するまでにも、大いに私は天然ボケぶりを発揮。

途中でカメラをもう少しで置き忘れるところでした。

Mちゃんは呆れかえり、娘のさっちゃんに、「油断も隙もないおばあちゃんだから、さっちゃん、しっかり監視していてね」と、言われる始末。(笑)

 

私は、気を抜いていい時、一人で頑張らないといけない時、その見極めは結構器用にしてしまう、ちゃっかり者です。(笑)

今回の旅は、全面的に長女を頼ってしまおうとの策略でした。(笑)

優しい娘は、そんな私の態度をすべて受け入れてくれるので、私は呑気に気楽な旅ができる幸せ者です。

話が、また脱線してしまいましたね。

 

私達は、清らかな渓流沿いの岸辺や林を抜け、およそ15分ほどで、目的地のショー記念礼拝堂に着きました。

辿りつくまでに散策した小道の風景は、どこも感動的な得も言われぬ美しさで、人影は、何故か全くありません。

 

 

 

清涼な空気の漂う森は、静寂そのもの。

雨降りのお天気にもかかわらず、雨脚の音も一切耳に入りませんでした。

森林浴に浸り、清々しい空気を、胸いっぱいに吸いながら、目的地に向かう私達。

 

目的地に辿りつき、林の中に佇む小さなショ―教会を目にした時は、思わず息を呑みました。

         

とても言葉では形容しがたいような清浄な空気が、そこには漂い、天国に導かれたよう。

限りなく神様の御下に近付けたようで敬虔な気持ちになり、身も心も洗われるようでした。

お祈りも、自然な行為としてできました。

 

裏にあるショーハウスは、慎ましやかな建物ながら、ショ―家の温かな団欒が思い浮かぶよう。

静謐な優しさに満ちていました。

格子の木枠の窓越しに映る鮮やかな緑の光景の余りの美しさには、しばし見惚れてしまった私です。

温もりのある木と相まって、何とも言えない風情を醸し出しています。

その雰囲気は、正に私の理想の住まいに近い、と言っても過言ではないでしょう。

 

 

 

 

ひなびた貧困の村に過ぎなかった軽井沢を、屋根のない病院と絶賛した英国聖公会教会の宣教師のアレキサンダー・クロフト・ショー。

避暑地としての適性を内外に紹介し、軽井沢に最初の別荘を建てた人です。

明治28年に最初に建てられた教会と共に、別荘は今の軽井沢の原点そのものですね~

 

これからも、出来ることなら、折りある毎に訪れ、私の心のよりどころにしたい、と、強く私は願いました。

今回の軽井沢観光トで、一番感動し魅了された場所です。

昨日ご紹介した万平ホテルの二代目、実質のホテルの創業者は、彼の弟子となり、キリスト教の布教にも努めたとのこと。

 

翌日も、観光巡りの散策中、教会を幾つか観ました。

堀辰雄の小説にも登場する名建築の聖パウロカトリック教会。

天皇、皇后両陛下の出会いの場となったテニスコートの目前に位置するユニオンチャーチ教会。

内村鑑三の石の教会等。

 

 

残念ながら、聖パウロカトリック教会の写真を撮り忘れてしまいました。

 

いずれも、自然の香りとぬくもりに満ちた、とても美しいチャペルばかり。

内村鑑三の資料や写真の展示室も兼ね備えた石の教会は、透明な荘厳さが漂い、、特に印象深い場所でした。

 

目と鼻の先に、由緒ある軽井沢高原教会もありましたが、うっかり見落としてしまった私達。

 

こんな美しい教会が近くにあれば、不信心な生活を送っている私ですら、きっとチャペルに足を運ぶに違いありません。

軽井沢に、殊の外、私が引かれた理由の一つが、この別荘地の発祥が、キリスト教に深く由来していることです。

林の小径を散策すると、至る所で美しい教会に巡り合える軽井沢。

いずれの教会の門も、いつもすべての人に開放され、出入りは自由のようでした。

 

心に深い悩みを抱いておられる方は、軽井沢に行かれては如何でしょうか。

滴る鮮やかな緑に心癒されながら、小径を散策し、まずはショー教会に・・・・・

それから聖パウロカトリック教会、内村鑑三の石の教会等に足を運び、チャペル内の十字架の前で、祈り瞑想にふけるだけで、きっと生きる勇気がわいてくるに違いありません。

私も、今後人生に行き詰まり、辛い精神に陥るような事があれば、必ず軽井沢を訪れたい、と心底、思いました。

 

今日は教会のお話しに絞って、また私の感性が発する言葉のみで綴ってしまいました。

観光スポットの詳しい説明は、ガイドブックを見れば分かることですので、省略です、なぁ~て。(笑)

横着な私の、単なる言い逃れに過ぎず、皆様のお役には立てず申し訳ありません。

旅行記の最後に、私達がどのようなルートで二泊三日の観光を楽しんだかは、その経路は書くつもりです。

 

次回は何に焦点を当てましょうか。

書物をを頼りに軽井沢における文豪の足跡でも、と今のところ考えていますが・・・・・・

私の知識では無理かもしれませんね~

 

ではまた次回まで、しばしのお休みです。

旅行後、案の定、体調は最悪でしたが、やっと元気が幾分戻ってきました。

酷暑の中、息苦しさに耐え、幾度も体を休めながらも、家事に専念しています。

私が日常の暮らしで大変重要視している生活のリズムは、意外にも快適に刻まれているのが、唯一の救い。

 

厳しい気候に負けないで、背筋を伸ばし元気に明るく、この夏を何とか乗り切りたいものです。

世界中のアスリートの活躍を楽しみに、今後も日本頑張れ!と精一杯の応援もするつもりです。

 

皆さまも、くれぐれもご自愛の上、お健やかに盛夏をお過ごしになられますように♪

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