今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

お洒落は自己満足の世界

2012-03-08 08:34:45 | おしゃれ

過日、久しぶりに行きつけの美容院に出かけてきました。
毎日、ルーチンワークに追われて暮らしている私にとっては、束の間の非日常の時間と空間です。

出かけるまでは、まだいいか、とついつい延び延びになるものの一つ。
でも、一旦心を決め、その思いをやり遂げた後の、充足感は、なかなかのもの。
髪も染め、数歳は若返った自分に相対するのは、大変嬉しい事のひとつです

私は、およそ三カ月に一度ほどしかいきませんから、、ケヤ―をして頂くときは、最高レベルのフルコースをお願いします。

もともと、多少くせ毛の髪質のため、パーマはかけなくなり、もう十数年たつでしょうか。
美容師さんの勧めでもあり、今後もかける予定はありません。

しかしシャンプー、カット、トリートメント、ブロウ、さらにケヤ―用品まで幾種か購入すると、チョットしたパック旅行ができそうな料金。
先日も、お支払時、いつになく、更に高い額を請求され、ちょっとびっくり。

でも髪は、女性の命。
いつまでも美しくありたい、と願う女心は、幾つ歳を重ねても、変わりません。

その努力の甲斐あてか、髪の豊かさ艶やかさは、私の自慢の一つ。
いえいえ、自慢するほどではありませんが。

娘に以前、次のように言われたことがあります。

「ママの髪は、年齢の割に、とてもきれいよ。ママの髪を見て、私もヘヤ―ケヤ―にはお金を惜しまないようにしようと思ったの」

私には、意外感を持って受け止めた嬉しいほめ言葉でした。
それ以来、自分の髪に、ちょっと自信が付いただけ、といったところでしょうか。(笑)

そして先日の美容院では、長年つきあってきたヘヤ―スタイルを思い切って変えてみました。
さほど大きな変化があるわけではなく、三十代の頃のヘヤ―スタイルに戻るだけの事。
でも、私には結構勇気のいることでした。

もし似合わなければ、以前のスタイルにカットし直して頂けますか、といって予防線まで張っておきました。(笑)
私がイメージするヘヤ―スタイルと、従来の髪型の相違をカットの違いで丁寧に説明して下さる、美容師のTさん。
Tさんは、美容室のマネージャー兼この地域の統括部長さん。
お人柄、技術共に、心からの信頼を寄せている方です。

その後、軽めのシャンプー、カラー、シャンプー、時間をかけた念入りなヘヤ―トリートメント、カット、ブローによるセット。
約3時間弱程が経過。
その間、うとうと何度したことでしょう。

美容院の雰囲気は、最高のリラグぜーションサロンに似て、気分は寛ぎ、ゆったり。
聞き上手な美容師さんとの楽しいおしゃべり。
頭皮と体のマサージ、コーヒーまでサービスして下さる気配り様。
とは言え、貴夫人なら、その雰囲気に甘えて、コックリコックリは、いただけませんが、私は一介の庶民。
美容室は休息の場と決めています。(笑)

いよいよブローでセットが始まり、仕上げの段階に。
私の印象は、なかなかのもの。
若返った自分に、とても満足し、Tさんに同意まで求める厚かましさ。

「なんだか、とても若くなった感じ。~才にはとても見えませんよね。」と語りかけました。(笑)

接客のノウハウは、すべて心得たTさんの事。
私の言葉に抜け目なく歩調を合わせ、「本当に若返りましたね~ 10歳くらい若く見えますよ。」と嬉しい言葉。

お世話になったお礼を述べ、大満足して、美容院を後にした私でしたが・・・・・・

翌々日、次女家族が泊まりに来た時、Mちゃんに、問いかけました。

「私のヘヤ―スタイル変わったでしょ?」

「そうかな~全然気が付かなかったわ」

私は、少々がっかりでした。(笑)
褒め言葉を期待していたのですけれどね。

私が思うに、髪形や、服装のお洒落は、自己満足の世界。
自分が良いと思えば、それで良し。
なんでもありですね~
満足感に浸れることが、一番大切。
他人の目は、二の次といった感じでしょうか。

でもできることなら、普遍的なセンスの良さを磨き、服装も髪もインテリアも、おしゃれを心から楽しめる女性でありたいとは願いますが・・・・・・
そして、もう少し体力に恵まれたなら、妹、夢路のように、世界中を巡りたいとさえ・・・・・・
でも、私の今の境遇は、それを叶えてはいけない状況にあります。

今のところ、予算上の被服費や娯楽費は、すべて預金に回す事がほとんど。
前にも私の家計管理の仕方をご紹介したことがありますが、予算に計上した金額は、極力切り詰め、貯金に回し、目標の貯金額を達成したうえでの余剰金を、娯楽や被服費に回しています。

投資の失敗という過去を償うために、精一杯つましい暮らしを心がけることが、今の私の責務と感じているからです。
長女の婿には、幾度も注意されたのに、この世界にはまってしまうと、なかなか、そこから抜け出せませんでした。
何故もっと早く目が覚めなかったのかしら、といくら悔やんでも悔やみきれませんが、後悔先に立たずですね。

但し、この世界での勉強がなければ、私の一生は、井の中の蛙のような暮らしだったに違いありません。
社会の現象や、政治、経済にも疎く、機器音痴の私はPCに向かうことすらあり得なかったでしょう。
朝日、日経を熟読するようになったのも、投資のお陰です。

禍を転じて福となす。

かなり無理して、自分を納得させる言葉ではありますけれど、今ブロガーとして、思いがけない充実感が得られるのも、投資の失敗がきっかけと思えば、多少救われた気分に・・・・・・
とんでもない授業料(投資の損失額)を払って、社会勉強をしたと思うことにします。

五年目標を達成できれば、心に多少余裕が生まれ、一息つけそうです。
あと三年半。
それで損失が埋められるわけではないけれど、これからも、ほどほどの暮らしの中、小さなしあわせを大切にしてまいります。
そんな今の暮らしを、愛してやまない私です。
夫婦共に、もう少し健やかだと、もっといいのですけれどね。

かってのようなストレスを抱えることなく、穏やかに日々を暮らせることを、今の私は、至上の喜びと感じています。

或る日の夕食の献立

この八宝菜は手間がかかるけれど、本格的でとてもおいしいです。
いつか、レシピをご紹介させていただきたいと思っています。

 

 

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