昨日は、アンダーセンのメンテナンスの業者さんが、約束通り、十時半ごろ、女性の方を伴って、二名で見えました。
私が電話でお話しした際、大変感激した旨、一昨日の日記に綴りました。
初めてお会いした印象も、私が電話で抱いたイメージ通り。
いえ、それ以上に感じのよい方でした。
遠くから遠慮がちに、そっとシャッターを押しました。
私には、営業マンには、好みのタイプがあります。
とは言っても、これから書くことがすべてではありません。
他人を理解するのは、そんなに簡単な事ではありませんもの。
明るくて流暢におしゃべりできる人にも、大変魅力を感じますし、好きです。。
但し営業マンに限って言えば、朴訥なタイプの人の方が、私は何故か信頼感を抱きやすいですね~
よく電話勧誘で、あまりに流暢な営業口調で話されますと、それだけで身が引け、いやな気分になってしまいます。
そういう方、電話営業の人に、多いですよね。
お断りした時、ガチャッ、と乱暴に電話を切るのも、大体そのような方。
私は、電話勧誘は断る方針を貫いてきましたから、受け付けることはまずありません。
でも、たまに朴訥な雰囲気で心が伝わってくる人に当たると、断り方も、ついつい、とても丁寧になります。(笑)
さて、昨日見えた方も、電話の際の応答で、誠実なお人柄が分かり、好印象でしたが。
実際にお会いした感じもよく、実に丁寧なお仕事振りでした。。
結構な時間を修理のために要しましたが、その途中で、アンダーセンの窓の開閉のコツや、扱いの注意点を詳しく教えて頂き、とても助かりました。
私は、労をねぎらう感謝の気持ちを心ばかりでも表したく、いつも仕事が一段落付いた時、あるいはその途中で、お茶菓子で一服して頂きます。
娘には、「代金を払っているのだから、そんな気を遣う必要はないのよ」って言われますけれど。
私はそうは思いませんね~
わざわざ我が家まで足を運んで、仕事をして下さるわけですから。
お金ですべてを片付ける態度には、味気なさを感じて、自分の心が虚しくなります。
ですから私は、いつもそのように致します。
そしてお茶のひと時。
共に時間を過ごし、私は結構な勉強を、いつもさせていただきます。
むろん作業の途中で出す時には、お一人で気ままに、と思い、ご一緒はしません。
今日も、住宅関連の実によいお話しがたくさん伺え、随分ためになりました。
会社が、人件費、物の材質を落とさないと、利潤が少なく、儲けが出ない世の中になってきている。
利益優先の経営をせざるを得ない。
そのため、内装のみに力を入れ一見豪華に見せ、客の目を引く箱物住宅を売りに出している。。
組立てればよいだけなので、大工さんに腕のよい人がいなくなってきている。
流れ作業で分担作業をになう人達も、以前なら自分の分担でなくても、欠陥に気が付けば商品を元に戻したもの。
ところが、今は自分の仕事さえすればよいといった意識に変わり、そのような対応はしなくなった。
会社は合併する度にに、コスト削減に走るため、製品の質が落ちていくこと等々・・・・・・
他にも、ここにとても書き切れないほどの豊かな情報と知識を耳にすることができました。
お話しを伺っているうちに、なんだかとても寂しい気持ちに。
厳しい時代ゆえ、仕方ないことなのかもしれませんが、ものづくりの精神に、寒風が吹きすさんでいるような印象を、お話から受けました。
アンダーセンの窓も、取り付けに手間暇がかかり、その割に利益が上がらないため、工務店さんが嫌がるそうです。
しかし、長い伝統で築かれたブランド力のある会社は、流行や景気に左右されず、変わらぬ良質な商品を、いつまでも作り続けることができるのでしょうね~
日本人の国民性ゆえ、仕方ないことかもしれませんが、日本の企業は、流行に敏感に反応し過ぎて、ものづくりの変化が激し過ぎませんか。
伝統の重みを感じさせる質の高い商品を大切にする姿勢を貫き、本当のブランド力を身につけられないものか、と思いました。
卓越した日本の技術は、世界的に認められているわけですから、そういう会社が、我が国でも、もっともっと増えてほしいものです。
しかし、お話しを伺う限りでは、逆の方向に流れているようで、なんだかとても寂しく残念に思いました。
お茶のひと時は、私はいつも学びの場。
私は、割と聞き上手なのかしら???
いつも、皆さん寛いで屈託なく、豊かなお話しをして下さいます。
窓の修理をして頂いた上、とても有意義な時間を共に過ごさせていただき、感謝の一日でした。
お立ち寄り下さいまして、有難うございました。
今日も素敵な1日をお過ごしになられますように♪
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