出かけた脳神経外科医院は、以前にも、頭の怪我で通院したことがありましたが・・・。
最寄りの駅の近くに移転してからは初めてでした。
ネットで場所を確認するため、下調べをすると、前の建物と違い、随分古いビルで、医院らしくない雰囲気。
少々不安になりましたが、それは外観だけでした。
ドアを開けるとウナギ床の様に奥行きが広く、とてもあか抜けた院内の内装。
そんなことで安堵してしまう、私の未熟さが恥ずかしいですが。
不安をいっぱい抱えている患者には、無視できない環境です。
お出かけの時、よく持ち歩く、エトロのバッグとFEILERの小物入れ。
バッグの裏側は黒で、リバーシブルになっています。
似た商品を掲載しますね。
次女からフェイラーの小物入れを二つ贈られ、とても私は気に入っています。
手触りが温かで、使えば使う程愛着がわいてきます。
私はいつもこの中に、キーホルダーと高齢者パスを入れています。
中に入り、まず驚いたのは患者さんの多い事。
そして大半がお年寄りである事。
更に行動が不自由で、付き添われている方達が多い事。
院内はおしゃれなインテリアで明るい雰囲気でしたが、空気は何となく重たくて・・・。
最近よく通っているクリニックとは随分違いました。
お年寄りの暮らしの厳しい現実を、直視しないわけにはゆかなかった私です。
いつか私も同様の身になるのでしょう。
改めて、覚悟を迫られるような気持になりました。
混んでいたので、一時間くらい待たされ、私の順番が巡ってきました。
中年の男の先生。
話しやすそうな方に見えました。
転倒した時の状況を話すと、私の額のあざを見て、少し腫れていますね、と。
その後の言葉が、胸に突き刺さりました。
こめかみは危険な箇所なのですよ。
骨が薄いですから、と。
(この表現は正確ではありません。記憶がもう薄れてしまっていますから)
このお話を伺い、私は一層不安になりました。
頭痛が常にしていて、頭が重たい事も伝えしました。
結局、脳のCTとレントゲンを撮ることに。
ところが、その結果は全く異常が見られなかったのです。
病院に出かける時持ち歩く一式
救急搬送されるときも、ひとまとめにしていたので、救急隊員にすぐ渡すことができ
とても助かりました。
薬手帳を見ながら、私にいろいろ尋問なさいました。
頭の怪我は、結婚後、何度もしています。
夫が亡くなり迎えた数年後のお盆供養がある数日前の事。
その頃は、私は脊柱管狭窄症を患い不自由な脚でしたのに・・・。
仏間の和室で、和布団を強いて寝ていました。
夜中に用を足しに起きようとした所、思い切り転倒。
何かに頭をぶつけたのでしょう。
その部屋には鮮血が飛び散り、悲惨な状況になりました。
気丈にも私は朝までタオルで額を抑えたまま一睡もせず、開院の時間を待ちました。
真夜中ながら妹だけに報せました。
朝の生存を確認してもらうためです。
大袈裟ですけれど、恐ろしくなる程、出血が多量でしたから。
翌日の仕事のことを思うと、娘達に真夜中の電話はしづらくて・・・。
Aちゃんには申し訳ないけれど、私が最初に頼るのはいつも妹です。
そして夜が明け、開院時刻まえにタクシーを呼び、数駅先のもっと大きな脳専門の病院に行きました・
それから数日に亘って、検査が二度程ありましたが、その時も異常は見つからなくて。
私の頭は、余程の石頭なのでしょうか。
度々転倒を繰り返しても、私はいつも無事。
自分の幸運を神様に感謝したい気持ちになりますけれど。
怪我を軽んじてはいけない。
今までは幸運だっただけ。
転倒で寝たきりになってもおかしくない年齢ですから。
気を付けて暮らそうと、改めて思いました。
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