今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

夫の命日を迎えて

2020-12-14 06:51:22 | 家族

今日は夫の命日です。

12月を迎えると・・・。

Yさんがが亡くなる前の、見るに忍びないような辛い闘病生活が思い出されてきますが・・・。

ブログ上にその事を書く気にはとてもなれません。

 

臨終前、夫の耳元にたくさんの「ありがとう」を言えたのが、何よりもの私の心の慰めになっています。

きっとその言葉を、Yさんは聴き取ってくれたに違いありません

今もYさんには、溢れるような感謝の気持ちしかない私です。

 

 

Yさんが抱いている孫は、いま米国に留学中の桜ちゃんです。

花束は娘達からのものです。

 

寡黙で、私に優しい言葉など掛けてくれたことは一度もなかったけれど、行動で表してくれる人でした。

私は子育て家事、家計まで一切任されましたが、それを大らかな寛容さで、見守るだけの人でした。

その信頼に応えられたとは、とても思えない私。

失敗も色々ありましたけれど、私の一生懸命さは理解してくれていたのかもしれません。

結婚して以来、文句、不平不満は、一言も吐かなかったYさんでした。

 

長い結婚生活で、私が入退院を数度繰り返した時も、毎日多忙な職務を犠牲にしてまでも、お見舞いに来てくれた夫。

顔を見せ何もほとんど語らず、帰っていくYさんでしたが。

その真心が、私はとても嬉しかったものです。

 

 

私は余りに寡黙な夫に物足りなさを感じ、時々、不平や愚痴を吐いたこともありましたが。

今更ながら、言うべきことではなかったと後悔しています。

Yさんの本当の優しさに、もっと早くから気が付き、それに応えてあげるべきだったと。

今更後悔してもどうにもならないけれど、反省することが、私には一杯あります。

 

一年近くお世話になった訪問看護師とケアーマネージャーさんから、

「私達の夫婦関係は稀に見る美しい光景だった」

と、おっしゃってくださったり・・・

「ご主人はあなたにとても感謝しておられましたよ」とも。

悲しみに明け暮れていた私を慰め元気づけるための、単なる励ましの言葉に過ぎなかったのでしょうが、一瞬でも心が救われました。

 

仏様に失礼なことかもしれないけれど、私はお位牌は仏壇から出して自分の傍に置き、
よく語りかけています。

 

今でも、もっともっとやるべきことがあったのでは、といつも思ってしまう私。

「ありがとう、ごめんなさい」をこれからもお位牌の前で言い続けることになりそうです。

 

下のバナーに足跡代わりに、ポチッのクリックをいただけると、とても嬉しいです。

拙いブログをお読み下さいまして、本当にありがとうございました。

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする