東山魁夷作 習作 曠野
花のように
砂漠に見いだす清らかな泉は、旅行く人の喜びであり憩であり、そして励ましである。
荒涼たる山野に、毅然として咲き誇る一輪の花は、また旅人へのこよなき慰めとなり励ましとなる。
今の世の中が、荒野の如く荒れ果て枯れ果てているとは敢えて言わないが、それでもこのむつかしい時代に、
人々の心は次第に落ち着きを失って、索漠たる気配が感ぜられぬこともない。
おたがいに手をつなぎ、助け助けられながら生きねばならぬこの世の中である。
人の心が砂漠の如く荒れ果ててはたまらない。
せめてわれわれだけでも、清らかな泉のように、毅然たる一輪の花のように、強く正しく働いてゆこうではないか。
むつかしいことかもしれないが、自分の仕事に誇りを持ち、自分の働きに意義を感じるならば、
わが身の処し方もおのずからに見いだされてくるであろう。
どんな世の中にあっても、あわてず、うろたえず、淡々として社会への奉仕を心がけてゆこう。
その姿自体が、人々にとってすでに大きな励ましとなり、憩いとなるのである。
花のように泉のように。そこにわれわれの喜びもある。
松下幸之助著 「道を開く」より
我が家の夕食の献立
まつたけご飯
<材料>
米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・米用カップ2
まつたけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・100g
A
だし・・・・・・・・・・・・・・・350cc
酒・・・・・・・・・・・・・・・・大匙2
塩・・・・・・・・・・・・・・・・小匙1/2
薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・小匙2
<作り方>
① 米を洗い、たっぷりの水に付けて、30分以上おきます。
② まつたけは、石づきのかたい部分を削り取り、薄い塩水で布巾を使って、軽く汚れを落とし、水気をよく拭き取ります。長さを半分にして、5㎜厚さ位に切ります。
③ 米の水気を十分に切って、Aを混ぜ、まつたけを載せ、普通に炊きます。
*ゆでたぎんなんを最後に混ぜても良いでしょう。
まつたけの土瓶蒸し
<材料>
まつたけ(つぼみ)・・・・・・・・・・・・・・・・・2本
鶏肉(ささみか胸肉)・・・・・・・・・・・・・・・・100g
えび ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4尾
ゆで銀杏 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4~6個
三つ葉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
一番だし・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4カップ
調味料
塩・・・・・・・・・・・・・・・・小匙3/4
薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・小匙1
お酒・・・・・・・・・・・・・・・大匙1
<作り方>
① まつたけは、濡れ布巾で拭きます。いしづきを鉛筆を削るようにして切り、手で裂きます。或いは適宜に切ります。
拭くとき、笠は上から下へ、軸は下から上へ、と拭くとよいでしょう。
② 鶏肉(ささみか胸肉)は一口大に切ります。えびは殻と背わたを取り、塩とお酒少々で下味を付け、鶏肉とともに、さっと湯通しします。
④ 分量の1番だしに塩小匙3/4、薄口しょうゆ小匙1、お酒大匙1で味を付けます。
⑤ 土瓶蒸し器に、だし、鶏とえび、まつたけ、ゆでた銀杏を入れ、蒸気の上がった蒸し器で、7分位蒸し、最後に三つ葉を入れます。
*はもを入れたかったのですが手に入らず、鶏とエビで代用しました。
はもを使用するときは、皮のぬめりをこそげ取り、よく拭いたまな板に、皮を下にして置き、次に包丁で押すようにしながら、できるだけ細かく皮のきわまで切りながら1センチ幅に切り離して用意します。
鶏つくね、大根、春菊の煮物
<材料>
大根・・・・・・・・・・・・・・・・・・2/3本(600g)
米のとぎ汁
鶏ひき肉・・・・・・・・・・・・・・・・200g
卵・・・・・・・・・・・・・・・2/3個
片栗粉・・・・・・・・・・・・・大さじ1
春菊・・・・・・・・・・・・・・・・・・1把
土しょうが・・・・・・・・・・・・・・・15g
水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3カップ
砂糖 大匙3
みりん 大匙1 1/2
酒 大匙1
しょう油 大匙4
<作り方>
① 大根を二センチの輪切りにし、米のとぎ汁で8分通り茹でる。
② 鶏ひき肉に、卵、片栗粉を混ぜ、よく練る。
③ 水3カップを煮たてて、鶏肉を棒状にして(何本かに分けてするとやりやすい)手で絞りいれ、そのつく根が固まりかけたら、大根を加えアクをすくう。
④ ③煮、砂糖大匙3、みりん大匙11/2、酒大匙1を加え落とし蓋をして中火で4~5分煮る。
⑤ 更におしょう油を大匙4入れ弱火で煮汁が1/2になるまで煮る。
雑な切り方ですね~
主人に早く夕食にしてくれ、とせがまれ大慌てで切りました。
卵豆腐
材料 4人前
卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・6個
一番だし(冷めたもの)・・・・・・・・卵の1.3倍
別の1番だし・・・・・・・・・・・・・カップ1 1/2
ゆずの皮・・・・・・・・・・・・・・・少々
作り方
① 卵は箸を立てるようにして、泡をたてないようによく溶きほぐし分量を計り、卵の1.3倍の冷めただしに、塩小さじ1、みりん小さじ2、薄口しょうゆ小さじ1で味を付け、よく混ぜ,さきの溶き卵と合わせて混ぜます。
② 流し箱に固く絞った布巾をきっちりと敷いて①を流しいれ、布巾の端を合わせて折りたたみ、両端をねじって絞りこします。
③ 流し箱の表面の泡を丁寧にすくい取り、蒸気のたった蒸し器に入れて約17~18分間、中火以下で蒸します。この時、蓋の間に乾いた布巾を挟んで、水滴の落ちるのを防ぎ、蓋を少しずらせて空気の逃げ道を作り、中の温度を下げます。
④ 別の1番だしに塩小さじ1/2、みりん小さじ1、薄口醤油小さじ1/2で味を調え、冷ましておきます。
⑤ 蒸しあがった卵豆腐は冷ましてから、さらに冷蔵庫に入れよく冷やします。
⑥ 蒸し上がりの型の周りに包丁で切り目を入れて卵豆腐を抜き出し、形よく切って、フライ返しで盛り付け、冷たい吸出しを張り、吸い口にゆずの皮のそぎ切りをのせて供します。
応用
小さく切って、吸い物の浮身に。
大きく切って、冷奴とともに氷水に浮かしても。
温かい蒸し上がりにそぼろあんをかけては
卵汁の中に、しいたけ、えび、たけのこなどの小切りを入れて蒸し、前菜風にも。
鶏つくねと煮物と卵豆腐は、故・土井勝氏の料理本からのレシピです。
もずくの酢の物
市販のもずくの酢の物に、長芋のすったものをかけ、彩に紅しょうがの線切りを添えました。
ほうれん草のお浸し
だし大さじ3、しょうゆ大さじ1のだし醤油をかけています。
秋が本格的に訪れると、松茸ご飯を一度は口にしたいと、いずこのご家庭でも思われることでしょう。
私も、早速買い求めました。
でも国産ではありません。
我が家の町の行き付けの大手スーパーには、国産松茸何て、売ってませんでした。
あってもおそらく買わないでしょうけれどね。
円安のせいかアメリカ産でも、結構な値段でびっくり。
小さな松茸二個入りを二ケースかって、3000円以上のお値段でした。
旦那様入院前日の夕食のために、奮発した私です。
でも松茸の香りがほとんどしなくて、贅沢な食卓にもかかわらず、なんだかちょっと侘しい気持ちに・・・・・・
来年は、国産の松茸を食べたい!なんて心から思いました。
松茸といえば、父の会社の方たちと一緒に、家族で松茸狩りを楽しんだ幼い頃の思い出が、鮮明な記憶として心に蘇ってきました。
山間の薄暗い林の中に分け入った時の光景が、不思議と今でも思い出されます。
前後のことは全く記憶にありません。
強く印象付けられたことは、その一点の光景だけ、切り取ったかのように思い出として人の心に刻み込まれるものなのでしょう。
母は、秋になると、松茸の土瓶蒸しを食卓に時々供してくれました。
その頃は、今のように高価ではなかったのでは。
なぜ松茸は、ほかの茸類と違って、こんなにお高いのかしら?
非常識な疑問かもしれませんが、私は首をかしげています。
ネットで調べてみますね。
松下幸之助氏のお言葉、「花のように泉のように」
心に沁み入る、いい言葉ですね~
このような心掛けで、生きたいものです。
毎日念仏のように唱えていようかしら。
そうすると、不浄なものが心から次第に取り除かれて、麗しい人格になっていくのでは。
ブログのサブタイトルにしてもいいな~
しばらく忘れないように、バーナの下に記すことにしました。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように