iPS細胞を開発した山中伸弥・京都大教授のノーベル医学生理学賞受賞が決まり、その報道に沸いた日本。
基礎研究が実り、世界に認められ、栄誉の受賞に至るまでの年数の早さも、類まれなもののようです。
その研究も、難病や不治の病に苦しむ人たちを救済する希望溢れる医療分野の発明。
そんな偉大な発見をされた山中氏は、まさに日本の誇りの象徴といっても良い方ですね~
如何に惜しみない拍手を送っても、送り足りないほどの快挙に、私には見えます。
この発明と受賞が励みとなり、生きる希望が沸いた人達が、大勢いらっしゃるに違いありません。
報道によると、パーキンソ病や網膜の治療にも、将来貢献できるとか。
先日お会いした友人や、一昨年の肝臓の手術の際、難病が見つかった夫の眼も、万一最悪の事態になっても、治して頂ける日が、近い将来訪れてくれるのかもしれません。
人類に救いの手を差し伸べることのことができる、こんなに夢のある優しい出来事は、そんなに度々起こることではないでしょう。
触れた報道を、今まで目にしたことはありませんが。
私にはペニシリンを発見し、ノーベル生理学賞を授与された科学者と似た栄誉に、感じられます。
今まで、その薬で、いかに多くの人達の命が救われてきたことか。
iPS細胞も、是非そのようになってほしいものです。
この度の受賞で、夢は益々限りなく広がります。
しかし、その成果を実際に臨床で役立てるには、まだ今後の道のりは平たんとは言えないようです。
山中教授の成果が、日本でさらに実を結びますように。
そして、再生医療に実現される日が近い将来であることを、切に願って止みません。
偉大な発明をされた山中氏でいらっしゃいますが、この方にまつわるエピソードも、微笑ましいことが多いですね~
とてもお人柄のよい方らしく、大阪人らしいユーモアセンスも抜群のようです。
まだお若い上に、学者然としたところがない、一見サラリーマン風のイメージ。
そんな風情が、私達の目には好印象に映り、親近感を抱かせてくれます。
税金泥棒にならないように努力します、と山中氏らしいお言葉。(笑)
開発のための世界的な競争は、すでに激化の様相を呈しているようです。
日の丸を背負っての今後のご活躍には、私達には計り知れない、ご苦労がきっとおありでしょう。
奥様の、健康を気遣うお言葉が、身に染みました。
山中氏のみならずご家族の皆さまの、今後のご苦労もお察しせずにはいられません。
彼が話されている内容で、、強く印象に残った言葉があります。
遊び心とプレゼンテ力です。
一見気まじめな印象を抱きやすい職業の学者さんも、この能力ががとても大切なのですね~。
iPS細胞のiだけが小文字なのは、米アップル社の携帯音楽プレーヤー「iPod」にあやかって、広く普及してほしいとの遊び心だそうです。
なるほど~とうなされる名案ですね。
米国の学会では、無名の研究者でも面白い内容なら、発表後に研究者や科学誌の編集者らが集まってくる。
つまらなければ、高名な学者でも、冷たい反応が待っているそうです。
企業では、商品のプレゼンテ力が、成果に影響するのはどなたも周知の事実ですが、学者にも必要な能力とは・・・・・・
如何にも欧米的な見方のようにも感じますが、日本人の一部の学者さんには、目から鱗が落ちる言葉では。
次女の婿も、物理学者で、学界では、たびたび論文の発表をこなしていますが。
果たして、プレゼンテ力はどうなのでしょう。(笑)
彼が大変お世話になり、仲人までして下さった教授がおっしゃるには、研究に対する遊び心と想像力にたけているとのことのようです。
数年前のことですが、彼の研究が優秀と認められ、表彰されました。
その受賞式に若夫婦揃って、参列ましたが、
娘は、装いを着物にするかスーツにするか、悩んだりしたものです。
下の写真は、その時頂いた賞品の盾です。
何故か同居以来、我が家に置いたままですので、写真を載せることができました。
彼の研究の対象は、理論物理でまさに基礎研究。
たとえ何か新しいことを発明しても、それが役立つまでには大変な年月がかかるに違いありません。
将来は、もしかしてノーベル賞受賞者???
余談ですが、私の家族で、私のブログを一番まめに読んでくれているのは彼。
常にPCが相手の仕事ですから、ついでに、といったところでしょうか。(笑)
とてもとても恥ずかしいのですけれど・・・・・・・
科学者の発見は、努力と才能に寄るところが大きいことは、どなたも認めることでしょうが、運も大きな要素ですね~
とてつもない発明の閃きが、入浴中だったり、などとよく言われませんかしら?
山中氏も、iPS細胞の発見では、恐らく幸運の女神のほほ笑みも幾分寄与したのでは。
こんなに早く基礎研究が実り、ノーベル賞受賞何て、まずあり得ないことですから。
しかし一方では、そのような運から見放され、努力が報われず、厳しい生活を余儀なくされている科学者が大勢いることも忘れてはならない事です。
数ヶ月前のことです。
次女の婿と同じ大学を卒業した有能な研究者だった先輩が、自死したばかりです。
教授宅の年に一度の集まりで、娘も幾度かお会いしたこともある方のようでした。
彼のように、優れた才能がありながら、ポスドクの身から脱せず、定職に付けない多くの研究者が存在することも事実です。
山中氏も、この栄光を手にするまでに、下積みの生活が長く、一時は科学者の道を諦めかけたこともおありだったようですね~
日本の成長の礎を、学者や研究者の地味なたゆまない努力とその成果が築いてきたことは、紛れもない事実でしょう。
しかし日本の研究環境は、欧米に比べると、まことに貧弱なもののようです。
お金儲けになる対象には潤沢な資金を提供し、基礎研究は疎かにすると言った傾向もあるとか。
山中氏も、日の目を見るまでは、ご苦労をなさったに違いありません。
今回の受賞を契機に、日本の科学者たちが、、遊び心も発揮し、のびのびと研究に励むことができる環境をぜひ整えてほしい、と切に希望します。
時間制限内に、日記が綴れてしまいましたので、今日も投稿します。
日中は、日記ブログに一切かかわらないようにしたところ、とても家事がはかどりました。
朝寝坊すると、日記ブログを綴る時間がなくなってしまう、新しい方針ですが、当分この時間割を厳守するつもりです。(笑)
お立ち寄り下さいまして、有難うございました。
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