【フェニックス=行方史郎】米アリゾナ州フェニックスで開かれていた国際学生科学・技術フェア(ISEF)で17日(日本時間18日)表彰式があり、千葉県立千葉高校2年の田中堯(ぎょう)さん(16)が地球惑星科学部門1等賞と同部門最優秀賞を受賞した。最優秀賞は日本人で初めて。
同フェアには世界70以上の国・地域から約1600人の高校生らが参加し、日ごろの研究成果を競う。第10回高校生科学技術チャレンジ(JSEC、朝日新聞社、テレビ朝日主催)の代表で発表した兵庫県・灘高校2年の矢倉大夢(ひろむ)さん(16)、岡山県・津山工業高専4年の橘智子さん(18)、長崎県立長崎西高校3年の村上大祐(だいすけ)さん(17)、田中千聡(ちさと)さん(18)は入賞を逃した。 2013年5月19日 朝日新聞
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ISEFというのは高校生の理系のオリンピックと言われるもので賞金総額は10億になる本格的なものですでに始まって60年以上になる。今回千葉高校の田中さんが最優秀賞を受賞した。
こんな話題が面白くないことは重々分かっている。しかし人間とは面白おかしく生きればそれで済むというものではないのだ。受験競争に追われながらの研究は想像を絶するものがある。カラオケにも行かない、プリクラにも行かない、勉学をねたんだアホがひそひそ揶揄する。
ところが知的好奇心は、それら低脳の雑音をはねのけ論文に向かわせる。低脳にはわからんだろうがカラオケよりプリクラより便所でセックスするより充実感を感じることができる。夜中の3時4時まで起きて計算をすることが楽なはずはない。しかし、1日でも休んだ時の自己嫌悪感は耐え難いものがある。こうした苦労の結晶はもっと大々的に取り上げ高校生の実力を世に知らしめなければならない。
馬鹿親ほど高校生を子ども扱いする。アホ。千葉高校、田中尭君はお前が逆立ちしてもわからんことを世界に認めさせたんだぞ。
そんなことを言うと僕のファンはまた減るだろうが、そうであったとしても僕には述べなければならぬ使命がある。とくに、津山工業高専4年の橘智子さんの研究。ピタゴラス数の研究なんていまさらやってもなにも出てこないと僕自身思っていた。
数には癖があって癖があることには理由はない。法則を発見してもなぜその法則があるのかということになるとあまりよく分からないことが多い。(次の段落は数学が得意ではなかった人は飛ばして下さい)
三角形の3辺をa,b,c,とおくと4個の三角形の面積は(1/2)*a*b*4だから2ab、c辺を4個合わせて正方形を造ると面積はc自乗、(a+b)自乗=c自乗+2ab、式を整えてa自乗+b自乗=c自乗、これを満足する数字をピタゴラス数という。このabcに関していろんな人が予想する中で、発想を逆転しまず複素平面を考えていることが絶賛に値する。人はつまづくとそのつまづいたことのみの克服に気を取られる。研究は途中である。それが最優秀賞を逃した理由と思う。しかし発展性がすごい。ピタゴラス数よりむしろ複素平面の思わぬ拡張性を発見できたのではないかと思う。
ところで、僕が言いたいのは、なぜ援助交際という売春をする女子高生の人権ばかり大事にされ買った人間は極悪非道で売った女子高生は純情いたいけな生徒なのか。一方で、世の中は低俗な人間ばっかりではないんだぞ。日本にはまじめに勉強する日本のコアになっていく人間たちがいるんだ。やりまくり女子高生ばかり大事にする日本は間違っている。
犬を食う原始人に負けて情けなくないのか。