波風立てぬよう口では「可愛いお子さんですね」というが、とんでもない。僕も年をとって心にもないことを言えるようになった。
人の彼女に関しても同様だ。その犯罪性はどこにあるかというと、だらけた生活が顔に出たためにこれ以上なく間抜け顔をしているところだ。
僕はキチンとした服装の人がゴミを散らすところを見たことがない。その人がタイヤに泥をつけて走り去るところを知らない。
逆にどこに行くにもレンタルビデオ店に行くようなジャージ姿でいる奴は正しい言葉使いをしたことがない。
写真は韓国のある刺身料理店だ。木製の階段。便所は漫画本を五寸釘で壁に打ち付けこれで拭けということになっている。小便は明かりがなく危うく落ち込むところだった。ただ自由に酒が飲め、歩行者はあまりいないのでオープンカーはすぐ酔いを醒ましてくれる。
こういうところの個室にいい女性とゆっくり時間を過ごすのは、渋滞で家族に当たり散らしいやな雰囲気でゴールデンウィークを終えるよりははるかにいい。
ほめたくはないが、韓国人は日本人より人間が大きい。割り勘がない。駐車はボーイの仕事だ。のみやでなくともつけがきく。第一からだ自体が大きい。日本では駐車料金の精算のためカードをとってまた入れて踏み切りみたいな棒をくぐる。僕はそれだけで気が狂いそうだ。
テーブルが汚れていようが注文と違うのが出ようがどさっと50万ウォン(3~4万円)ほどおいとけばいい。次回からは鏡のようなテーブルに規定の2倍の刺身が乗ってくる。
ここで彼女の膝枕でひと眠りして酔いを覚まそうと思わないか。日本の腐れた女房が怖いか。そんな風だから出世もしない。そういう小物は女房も望んでいない。月給300万円ぐらい取って女の2,3人囲ってみろ。働く意欲が出るだろうが。できた女房は思っている、お前浮気の一つもできんのか。できる気合を持ってみろ。このどこに行ってもうだつの上がらぬ米つきバッタが。
目が覚めると海岸を散歩するというのがお決まりのコースだ。今は日本をまねてどぎつい明りのモーテルが増えだした。駄目だ。そこに入ったらおしまいだ。犬を食う原始人と同列になったと思え。
品と教養のある日本人は、長い海岸を散歩してやや疲れる。そこで民宿を借り切る。オンドル兼用のかまどでまた少し料理をする。またじゃれあって食べる。モーテルでピストン運動しか知らないレシプロエンジンたち。最高の人間になるには最高の者に囲まれなければならない。
どうだ。レンタル店に行くあほジャージのDQNバカとは違うだろ。いい年して深い情の世界も知らず島くれ島くれとわめくのはかわいそうだ。