朴正煕について書いたとき、POSCO建設のいきさつについては書いたので省略する。弱気な大平正芳をなだめすかし威圧し、ついに金鐘泌は韓国内に地下鉄と高速道路と製鉄所を日本から引き出す。
その浦項製鉄所がのちのPOSCOである。評価すべき点もある。浦項工科大学を併設し学生は全て無料で通わせた。いきおい難易度は上がりソウル大、KAIST、延世大と並んでいる。
余談だが、「少女時代」のメンバーになる予定だったチャンハジンさんが通うのはKAISTである。下着を着てカメラにつくり笑いしかできないAKBのメンバーが東大に通るようなもんだ。
そのPOSCOと浦項工科大学に行ったことがある。
全ての朝鮮人がああだこうだと屁理屈をたれるわけではない。学習モードに入ったときの彼らの目の鋭さは日本人の比ではない。せっかく授業するんだから鉄の結晶を例に引いて授業した。僕もよく分からないところがあったのでスムーズな授業ではなく、ぶざまさをさらしてしまった。
ところがこんなとき、日本の不潔な四流大学の学生は鬼の首を盗ったように喜ぶ。「ああ、先生が問題解けないんだああ。」 韓国ではこんな不愉快は一度もなかった。悪戦苦闘して問題を解こうとしている人間に対しては『控える』という学問のマナーを身につけていた。
気に入らない学生にはよく出ていけと言ったが逆らった奴は一人もいない。自分の態度を反省して出ていく。日本の能天気学生さんも叱られるとすぐ出ていくが僕を殴ろうとしたりして出ていく。大学自体からでていってどこかの闇に消える。僕は事務室からしかられる。という不毛が待っている。
その浦項工科大学に比してPOSCOの研究所はお粗末だ。研究なんてやる気がない。小学校の理科室程度の設備にパラパラと人がいる。不良品返品は本当に山のように積んである。
どうしてこれで、方向性電磁鋼板、無方向性電磁鋼板を作れるとかウソをほざくのか。
「貧乏人はパンのためには何でもする。」けだし名言だ。たかが数千万円の餌に食いつく日本のダボハゼはそのダボハゼ用につくられたユートピアに住んだ。浦項の町の郊外に夢のマンション群がある。日本のマンションはスズメバチの巣のようだ。重なってひしめいてお隣の音にいら立ち爪に火をともして生きる。
ここは遠く木立の間から隣のマンションが少し見える。大体2階建てでスズメバチの巣のような生活はない。コンサートホールや気のきいたスーパーがあり浦項の町とは隔絶している。
僕はわずかの期間だったが不思議の国にいるアリスの気持ちだった。POSCOへは専用引き込み線がある。夜、街に繰り出すと最高の美女にモテまくりだった。昼の街は知らない。行ったことがないから。
ただ一つダボハゼ売国奴とは異なる点がある。僕は自分で獲得したことを教育という形で販売した。当然に対価をもらう。新日鉄の売国奴は、従業員大勢で血のにじむ思いをして開発した電磁鋼板の製造技法を盗んで販売した。
電磁鋼板の技術は一朝一夕にはできない。POSCOにひそかに技術を売り渡した反逆者。お前は同僚の時間も奪ったのだ。
お前が数千万円もらって喜んでいる間に会社は1000億円の損失を被り株主、ひいては日本国民も朝鮮ごときに利益を吸い取られてしまった。