か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

クルマ?バイクもつけて7万円で持ってけ。

2013年02月04日 | クルマ

意外とワシら、モンゴル人と気が合うぞ。友人がウランバートルから帰国した。トリンドルちゃんみたいな奥さんを連れていたので射殺しようかと思った。世の中にはバランスというものがある。

モンゴルか。迂闊だった。気候、経済、インフラ、都市景観、・・・いろいろケチをつけるがいいタマがすり寄ってきたらすべて吹っ飛んで僕はこういう。

はい。僕何でもします。できたらそのハイヒールで踏んでください。

彼がウランバートルにいたとき、さすがに彼のようにソ連製のクルマ、中国製のバイクに乗る奴はほとんどいなく、韓国製が多かったらしい。零下40度50度の世界だが寒いのには韓国車もいいのだろうか。

彼のロシア製は寒い国から来た車なのに、冬にはエンジンオイルが羊羹のようになったそうだ。この羊羹は潤滑しないし食えない。クルマの下でたき火をしてシリンダーブロックがあったまった頃出発する。

零下40度の屋外でチョロチョロたき火をするとは命がけだろう。

しかし、事故なく移動するということのありがたみをかみしめることができる。日本ではものの仕組みも分からない音痴どもが下駄のように穿いて自転車のように乗り何の感謝もなく、むしろ「ミラーが動かない」とか「トランクが閉まらない」とか青筋立てて怒り狂う。

それがなんだ。だから死ぬか。それくらい自分で暇のとき直せ。たどっていけば10分で解決することだ。LEDピカピカに浮かれる前に考えることがある。

セルモータはない。-40℃で鉛蓄電池にセルをまわせというのか。クランク棒というものを差し込んで手で回す。「ケッチン」が来たら死ぬこともある。パワステ?ない。パワーウィンドウ?ない。動くはずなかろうが。平面のフロントガラス。蹴って開けるドア。走るためだけの物しかない。

それがなんだ。だから死ぬか。お前ら日本人、エンジン付きベビーカーで満足しとけ。こっちはモンゴル相撲の試合があると言って300キロもクルマを知らせて未舗装路をいくんだ。

狭い売り場、泣き叫ぶ子供、普段着で来ている汚い主婦、狭い駐車場、あちこちで起こるトラブルの叫び、奴隷の様に対応する店員。ああ、日本。

地平線を見よとはいえない。狭いからだ。せめて空を見よう。アホらしさに気づかないのはアホだからだ。

クラウンの横にカネを食うカバを載せて地獄のショッピングに行くのもいいが、ソ連のジープであっても横にトリンドルがいれば僕はその方がいい。

Posted at 2012/12/01

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