か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

記事も捏造、経歴も捏造、慰安婦問題捏造、ミスター捏造、植村隆

2014年11月04日 | 学問

誤謬は誰にでもある。通常、真理が一歩進むには、100や200の誤謬はつきものだ。個人の中でも、ひらめいた、と思った瞬間、勘違い、思い違いであることが、多い。

考えるということは、この希望と挫折の繰り返しに耐えることだ。

本来教育や学問は地味な仕事であり、目立ちたがりやスタンドプレイ好きの人には向かない。

必死にあるテーマに向かって思考していると、日常のことには滑稽なほど無頓着になる。ズボンにベルトが通っていない。黒板にシャープで書こうとする。肝心のノートを家に忘れる。・・・

アホはこんな先生の姿を見ると狂喜する。馬鹿ほど人の失敗を喜ぶ。いいか。上に書いた失敗は、どうでもいいことをたまにやりそこなっただけで、まさに大勢に影響ない。

ところが日本人は学問のおきてを知らない。

わしらは学問なんて関係ないもん、というだろう。だからいつまでもバカだ。クルマの下にもぐりTrouble shooting しているとき、脳はフルに回転している。

そんなときは、うっかりウエスで顔を拭いたりするだろ。そして、そのことを笑われたら頭にくるだろ。まじめに一生懸命考えている人を笑ってはいけない。

で、捏造の話だ。

偶然にも僕は植村隆と同時期、ソウルにいた。

捏造①  彼は延世(えんせい、ヨンセー)大学には通っていないのに、朝日から派遣されたとうそをついている。彼は「語学堂」というカルチャーセンターに通った。語学堂とは日本政府が無能にもODAの100万ドルで韓国に寄付したものだ。この愚行は中国に対しその後も延々続いた。(余談)

振られた女がいつまでも貢いだ。

捏造②  慰安婦はいたが強制連行慰安婦問題はなかった。にもかかわらずまさに自己顕示のためか、でっちあげた。朝鮮人妻を通し韓国の運動団体とつながり、ないものをあるとして日本人をだました。朝日新聞の記事という客観報道を装った。(詳細は周知のことで省略)

彼は僕と同年だ。彼も反省すればよい、誰でも失敗はある、という意見に腹が立ち書いている。

彼は反省しても許されない。不真面目だからだ。彼の存在は人類に失礼だ。血へどを吐きながら素子の研究をしている人を知っている。たぶん何も発見できないだろう。しかし、こういうまじめな研究者が1000人2000人といてやっと一人が脚光を浴びるかどうかの世界。それがScience、学問の世界だ。その学問の世界に、朝日新聞上がりのうそつき植村隆がいるとは何事か。

泥棒は、泥棒として生まれ、泥棒として生き、泥棒として死ぬ。うそつきは、うそつきとして生まれ、うそつきとして生き、うそつきとして死ぬ。

しかしテロはいかん。文筆は文筆で勝負しなければならぬ。残念だがそれが日本の約束だ。北星学園大学のほうも、雇った以上、厄介払いをしてはいかん。お粗末なプロテスタントだな。

ここで気を取り直して、あふれる知性、教養の泉、ほとばしる品性のからけんからのお知らせ。

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研究者による講演と、プロの音楽家によるコンサートを組み合わせ
たイベント「レクチャー&コンサート 科学と音楽の響宴2014」を開催
いたします。

第1部の講演では、「新しい粒子線治療」と題して、加速器技術を応
用したホウ素中性子捕捉療法(BNCT)や陽子線療法などの新しい粒
子線治療法について、その開発段階から研究を主導してきている筑
波大学附属病院長で脳神経外科が専門の松村明教授が解説します。

第2部のコンサートでは、世界的なヴィオラ奏者である今井信子氏、
マイア・カベザ氏(ヴァイオリン)とガブリエル・カベザス氏(チェロ)による
弦楽三重奏版のゴルトベルク変奏曲(J.S.バッハ作曲、ドミトリー・シト
コヴェツキー編曲)をお楽しみください。

日時: 2014年11月22日(土) 13:30開場/14:00開演
会場: つくばノバホール(つくば市吾妻1丁目)
対象: 小学生以上(未就学児の入場はご遠慮ください)
定員: 800名(※全席自由席)

※入場には事前のお申し込みが必要です
(応募者多数の場合予定数に達した時点で締切りとさせていただきます)

<お申込み方法>
1)電話予約:
029-856-7007【(公財)つくば文化振興財団】までお申し込み下さい。
【受付期間】2013年11月14日(金)まで。時間9:00~17:00、月曜は休業。
※受付終了後、入場券(官製はがき)を郵送いたします。
 当日必ずご持参下さい。

2)ウェブサイトでのお申込み:
下記申込みフォームからお申し込み下さい。
https://colis.kek.jp/lenq/index.php/456483/lang-ja
*お申込み頂く前の注意事項*
申込みフォームに携帯のメールアドレスをご記入頂いた場合、迷惑メール
ブロック機能によりメールが届かない場合があります。ドメイン指定受信の
方は、「mail.kek.jp」を受信可能ドメインに設定してください。また、メールア
ドレス指定受信の方は「shomu@mail.kek.jp」を受信可能アドレスに設定し
てください。
【受付期間】2013年11月14日(金)まで。
※返信メールのプリントアウトが入場券となります。
 当日必ずご持参下さい。

<お問合せ>
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
TEL:029-864-5114
Email: shomumail.kek.jp
(公財)つくば文化振興財団
TEL:029-856-7007

詳しくは「科学と音楽の響宴2014」のページをご覧ください。
http://kyoen.kek.jp/

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KEKと相互協力協定を結んでいる多摩六都科学館にて、サイエンスカフェ
「マンガのようにものの大きさを変えられるの?」を開催します。

アニメや漫画の中では、キャラクターが簡単に姿を変えたり、何もないところから物
を取り出したりします。物理の基本的な法則であるエネルギーや質量の保存は...?
今の科学で実現できるのでしょうか?

ショータくんとサイエンスカフェ
「マンガのようにものの大きさを変えられるの?」
講師  : 高橋 将太(KEK素粒子原子核研究所)
日時  : 2014年11月29日(土)14:00~16:00
会場  : 多摩六都科学館(東京都西東京市芝久保町5-10-64)イベントホール
http://www.tamarokuto.or.jp/access/
対象  : 小学5年生~大人
定員  : 80名
参加費 : 入館券のみ(大人500円、小人200円)
共催  : 高エネルギー加速器研究機構(KEK)
参加申込: 下記、多摩六都科学館イベントページからお申し込みください
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=589&day=2014-11-29

詳細は、下記のウェブサイトをご覧ください。
https://www.tamarokuto.or.jp/event/index.html?c=event&info=589&day=2014-11-29

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11/29(土)13:30~16:00
謎の素粒子ミュオン―その意外な素顔―

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13:35~14:35
「ミュオンが拓く物質科学」
  門野 良典 KEK物質構造科学研究所 教授

15:00~16:00
「素粒子ミュオンに刻まれた宇宙の歴史」
  齊藤 直人 KEK素粒子原子核研究所 教授

"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
会場:高エネルギー加速器研究機構・小林ホール
(茨城県つくば市大穂1-1)

対象:中学生以上

参加費:無料

定員:170名(申込多数の場合は抽選)

お申込方法:Webサイト
https://colis.kek.jp/lenq/index.php/966914/lang-ja
の登録フォームにて、11/6(木)24:00までにお申し込みください。

交通案内:

●無料送迎バス:つくば駅A1出口前~KEK

【往路】
便名 つくば駅A1出口前(発)→KEK小林ホール前(着)
1 12:00→12:20
2 12:30→12:50
3 13:00→13:20
【復路】
便名 KEK小林ホール前(発)→つくば駅A1出口前(着)
1 16:15→16:35

(送迎バス乗り場)
http://kouza.kek.jp/images/map.png

●路線バス・つくバス:

時刻表
http://rso.kek.jp/Access/pdf/KEK_Center.pdf

バス停より公開講座会場までの構内地図
http://kouza.kek.jp/images/kek-map.pdf

※KEKインフォメーションセンターにて受付の後、ご入構下さい。

●お車でお越しの方:

KEK周辺地図
http://www.kek.jp/ja/Access/Tsukuba/map_tsukuba.pdf

KEK入口より駐車場までの構内図
http://kouza.kek.jp/images/kek-map.pdf

KEK内無料駐車場をご利用いただけます。

※KEKインフォメーションセンターにて受付の後、ご入構下さい。

詳細は、こちらを参照ください。
http://kouza.kek.jp/

<お問合せ>
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""
高エネルギー加速器研究機構 企画課
〒305-0801 つくば市大穂1-1
TEL:029-864-5113
FAX:029-864-5195
E-mail:kouza@kek.jp
"""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

 

 

 

 

 

 


東洋最大の飛行場、軍民共用の飛行場は今の成田よりはるかに広かった。

2013年09月15日 | 学問

空気が止まった気がする。とてつもなく広い盆地を占領するこの飛行場は、米軍が意地になって破壊しようとしたところだ。

日本の空襲を嘆くあほがいるが、ドイツに落とされた爆弾ナパームの7分の一だ。嘆くなら帝国の防空体制がおままごとであったことを嘆くべきだ。東条は帝国に一機の敵機の侵入も許しませんと言った。それから一年半して帝国は灰燼に帰した。

今日、爆弾で耕されたその飛行場に行って来た。ひと月もするとコスモスが咲く。1000人が死んだことを思い出す人も、知る人も消えていく。福岡大空襲だって1500なのに。興味なかろう。それを完全無欠のバカと言わずして何だ。おっぱいパブの話がほしかったか。無免許運転の話がほしかったか。朝鮮人を蹴り倒した話がほしかったか。タコ。

バカはよそにいけ。僕はもうサービスする話は書かない。

僕の同僚に大刀洗空襲を研究する人がいた。彼は、授業もして校務もしてうちに帰り研究した。奥様の制止も聞かず彼は研究に打ち込む。彼には使命感があったのだ。いつも言っていた。「おれが死ねばよかった。」

戦前のあるとき、大刀洗小学校に朝鮮人の児童が急に増える。家族で来ているということだけ取っても連行でなかったのは、明らかだ。滑走路拡張のための技師の子弟たちだった。

始業式を狙って来た米軍機は、藪に逃げ込んだ子供たちをほぼ皆殺しにする。わが軍はわずか2機を落としたのみだ。これは戦争ではない。遊園地のアトラクションだ。米兵は無料アトラクションを楽しんだ。

いっぽう、それを研究する彼はついに目を使いすぎた。だが、そこまでしている人に僕は何も言えない。日々落ちていく視力と戦いながら彼は、研究を続けた。

緑色のメガネをかけることになった。ところが肝の小さい校長は、県教委からにらまれるのを恐れてメガネをとるように言った。彼はもう立つ瀬がない。アホ校長は、サングラスをかけた先生という批判を恐れたのだ。

彼は間もなく自殺した。「奥様申し訳ありません。仇はとります。」僕の道徳ではこう思うのが当然だ。

僕の怠け心が大きくなってきたときいつも彼の自殺を思いだす。

今はキリンビール工場。ビールありがとう。


「婚外子(私生児)を差別するな。」か。一律平等主義は日本を弱体化する。

2013年07月24日 | 学問

言葉狩りが進むとその本質まで隠ぺいされるようだ。あたかも言葉をいいかえれば差別がなくなり旧来の日本語を使っているだけでも差別者という非難を受ける。

差別やめましょう。弱い立場の人を助けましょう。不平等はいけないことです。・・・

タチの悪い嘘は耳に心地よい。差別をやめるならの不合理な特権をやめろ。何で自動車学校はタダなんだ。進学するたびカネをもらうのはおかしいじゃないか。みんな税金だ。

不平等がいけなことならみんな大学に合格させろ。地方国立大の学生は、半数以上国のカネで遊びまくり学問する気は全くない。上達するのはSEXぐらいだ。教育の機会が一律平等になるならすべてがそういうバカ大学になる。発言に責任を持ってもらおう。なあ組合。ある学生が僕に聞いた。「裁判員は行かないでもいいんですか。」文系女子。来るところを間違えている。なあ売春婦。

こんな奴らのためにまで教育の機会均等が保証されねばならぬのか。だらけた生活でテキトーに生きるために既得権にしがみつく組合。お前らこそ曲学阿世の徒だ、違うか組合。平等な教育が存在したらその社会は腐る。

片親をシングルマザーといえば問題は解決か。本当は差別されるものは周囲からの目線に苦しんでいる。決して私生児だったり片親だったり車いすに乗っていたりしてもそれは何ともない。一番苦しいのは憐れみに満ちたその目線だ。「ああ、自分でなくてよかった。」という同情心は見る側は善意でも、見られる側にはナイフの刃だ。

その欺瞞に満ちた同情心が私生児に向けられた。相続権が婚内子と婚外子が2:1なのは差別ではないか、ということらしい。

勝手に私生児が日陰でひっそり生きる状況を空想しでっちあげて前提とするのは傲慢だ。母親が多くの男性と事実婚を結んでいると私生児はどの父親からも相続を受ける権利を持つ。そうするとむしろ取り分が少ないのではなく婚内子より多くを相続する場合が十分ある。

ここで1:1の相続とすると私生児は家族の行事にも参加せず「家」を守る行為には全く関与しないでおきながら葬式の時にカネを下さいと現れることが予想される。虫がよすぎる。

結婚なんかするより父親の違う子供をボロボロ産んで医療費はタダで各種の免税措置を受け補助金をもらい晩年は何年おきかに大金が入る。生活保護よりはるかにいい。生活保護は遺産がない。

日本は「家」という制度を中心に社会を構成してきた。「家」制度が永遠だという気はない。しかし、変更するなら民法の膨大な改正が前提だ。そのための精密な検討。それが嫌ならテロしかない。

へたくそに平等主義を唱える迷惑な革新どもよ。2:1の遺産配分は帝国民法典、いやナポレオン法典に起源を有する人類の試行錯誤の結晶なのだ。

思い付いたような一つや二つの審判で覆してよいものではない。「家」という概念の消滅を意図し、その一環として法の下の平等を利用しようとする輩は低脳不謹慎な奴らだ。

お前たちは日本をつぶそうとしているのだぞ。

Posted at 2013/07/14

女子高生が特許!吸血「ヤマビル」対策 ヤマビル忌避剤「ダウンヒル」開発-秋田・金足(かなあし)農高

2013年07月04日 | 学問

戦後は簡単な学制になった。小学校に行って中学校に行って、とここまでは全員が行くので差をつけないのがよいことだとされる。ところがその後はまず学校ごとの偏差値で切られる。

普工商農。普通科工業商業農業。差別はあるんだ。あるんだと言った人間が差別者だとして福岡県ではつるし上げを食う。そこで腫れ物に触るように差別に触れない、席次も出さないのがよい先生のすることになってしまった。

徒競争で順位をつけなかったら運動会の意味がなかろう。クラスマッチでお茶を濁せるぞ。

バカでもチョンでも進級したらだれが勉強するもんか。身障者トイレにはベッドまでついた。いろいろ試せるぞ。高校は一部の旧藩校を除いて一大レジャーランドと化した。

違うという人がいたら案内するから身障者トイレ、部室、用具倉庫、教材室。行ってみよう。覚えたてのすさまじい性欲をしらんだろう。とくにセミナーハウスは最高だ。

バカが寝ても遊んでも進級しているからこうならないはずがない。僕は役人になりたてのころ、むやみに学年から10人も落とすべきではないという立場だった。しかし、落とさなくなったのは僕に言われたからではなくて、が「落とすのは差別だ」と言ったからだ。お前は十分な指導をしたうえで落とすのか、とすごんだ。自分の子供を合格させるためだ。

そこで普工商農。普通科工業商業農業、の厳然たる差別が生まれた。何よりも大事なことは最底辺に位置づけられた農業の生徒が意気消沈したことだ。午後は生徒がいない、校舎内をバイクで走る。教師への暴力があったとき教師は訴え出るところがない。「お前がきちんと指導せんからやろが。(しないからだろうが)」とは言う。授業中、寝ている生徒を起こしたらリンチに遭う。

このまるで株主総会みたいに荒れたのが農業高校の普通の姿だ。

すごい、すごいぞ。苦しい中よくぞ頑張った。人を一列に並べて評価する単線型の学校制度システムはもう破たんしている。ここは偏差値48でさほど荒れてはいない。序列化されないこういう学校を大事にしなければならない。

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ハイキングや農作業の途中に、衣類の隙間から入り込み、人の血を吸う「ヤマビル」。茂みや岩の下などいたるところに潜み、被害は、首都圏の山中にも広がっている。温度に敏感なヤマビルの特性を生かした「忌避剤」を金足農業高校(秋田市)の女子生徒らが開発し、特許が認められた。

 生徒らと一緒に開発した、同校の元理科担当教師、田中大介さん(37)=現、大学共同利用機関法人自然科学研究機構、基礎生物学研究所助教=は「春になり、レジャーで山に入る機会が増える。有効な対策になると思う」と話している。特許が認められたのは先月29日で、今後、生産や販売方法などを検討する。

 ヤマビルは動物の血を吸って繁殖。ミミズの仲間で体長は1・5~8センチ。田んぼにいる「ヒル」と違い、山間部に生息する。一度、吸われると、しばらく血が止まらない。エサを求めて里山に現れるようになったシカなどにくっついて移動し、人が出入りする里山にも増えてきた。

 同校は2009年から忌避剤の研究を続けている。きっかけは、女子生徒が、地元の農家のヤマビル被害で農業を辞める人もいると授業で聞いたことだった。当時の生徒の一人は「農業高校の生徒として被害がたくさん出ていることを知り、ショックだった」と言っていた。(一部略)
                                                                                         朝日新聞 2013年4月18日

タレント 佐々木希の出身校

  Posted at 2013/07/02

がんばれニッポンの高校生。サイエンスはもっと深く広い。戦え。

2013年07月01日 | 学問

【フェニックス=行方史郎】米アリゾナ州フェニックスで開かれていた国際学生科学・技術フェア(ISEF)で17日(日本時間18日)表彰式があり、千葉県立千葉高校2年の田中堯(ぎょう)さん(16)が地球惑星科学部門1等賞と同部門最優秀賞を受賞した。最優秀賞は日本人で初めて。

同フェアには世界70以上の国・地域から約1600人の高校生らが参加し、日ごろの研究成果を競う。第10回高校生科学技術チャレンジ(JSEC、朝日新聞社、テレビ朝日主催)の代表で発表した兵庫県・灘高校2年の矢倉大夢(ひろむ)さん(16)、岡山県・津山工業高専4年の橘智子さん(18)、長崎県立長崎西高校3年の村上大祐(だいすけ)さん(17)、田中千聡(ちさと)さん(18)は入賞を逃した。                       2013年5月19日 朝日新聞

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ISEFというのは高校生の理系のオリンピックと言われるもので賞金総額は10億になる本格的なものですでに始まって60年以上になる。今回千葉高校の田中さんが最優秀賞を受賞した。

こんな話題が面白くないことは重々分かっている。しかし人間とは面白おかしく生きればそれで済むというものではないのだ。受験競争に追われながらの研究は想像を絶するものがある。カラオケにも行かない、プリクラにも行かない、勉学をねたんだアホがひそひそ揶揄する。

ところが知的好奇心は、それら低脳の雑音をはねのけ論文に向かわせる。低脳にはわからんだろうがカラオケよりプリクラより便所でセックスするより充実感を感じることができる。夜中の3時4時まで起きて計算をすることが楽なはずはない。しかし、1日でも休んだ時の自己嫌悪感は耐え難いものがある。こうした苦労の結晶はもっと大々的に取り上げ高校生の実力を世に知らしめなければならない。

馬鹿親ほど高校生を子ども扱いする。アホ。千葉高校、田中尭君はお前が逆立ちしてもわからんことを世界に認めさせたんだぞ。

そんなことを言うと僕のファンはまた減るだろうが、そうであったとしても僕には述べなければならぬ使命がある。とくに、津山工業高専4年の橘智子さんの研究。ピタゴラス数の研究なんていまさらやってもなにも出てこないと僕自身思っていた。

数には癖があって癖があることには理由はない。法則を発見してもなぜその法則があるのかということになるとあまりよく分からないことが多い。(次の段落は数学が得意ではなかった人は飛ばして下さい)

三角形の3辺をa,b,c,とおくと4個の三角形の面積は(1/2)*a*b*4だから2ab、c辺を4個合わせて正方形を造ると面積はc自乗、(a+b)自乗=c自乗+2ab、式を整えてa自乗+b自乗=c自乗、これを満足する数字をピタゴラス数という。このabcに関していろんな人が予想する中で、発想を逆転しまず複素平面を考えていることが絶賛に値する。人はつまづくとそのつまづいたことのみの克服に気を取られる。研究は途中である。それが最優秀賞を逃した理由と思う。しかし発展性がすごい。ピタゴラス数よりむしろ複素平面の思わぬ拡張性を発見できたのではないかと思う。

ところで、僕が言いたいのは、なぜ援助交際という売春をする女子高生の人権ばかり大事にされ買った人間は極悪非道で売った女子高生は純情いたいけな生徒なのか。一方で、世の中は低俗な人間ばっかりではないんだぞ。日本にはまじめに勉強する日本のコアになっていく人間たちがいるんだ。やりまくり女子高生ばかり大事にする日本は間違っている。

犬を食う原始人に負けて情けなくないのか。


  Posted at 2013/06/29

もうひとつの「船を編む」

2013年05月27日 | 学問

こんな映画は原始人には作れない。原始人は犬を食うのがお似合いだ。日本ですら僕が見た時は観客は5人だった。さすがに教養のある人たちで入れ歯をガチャガチャ言わせたり、いちいち声を出してうなずく枯れ葉マークはいなかった。

真面目に頑張ることの尊さを静かに描いていた。映画の主張と観客の心がまさに編まれていくようで素敵な時を過ごした。

僕はもともと「頑張らない」ということを信条としてきた。日本人たちはすぐ頑張る。度を越して頑張る。最大トルクの回転数あたりで走ればいいのに、最高回転を出したがる。結果、故障事故イライラという貧乏の三点セットにのめりこむ。

若いとこれが分らない。僕は若いころとてつもなく難関の試験に挑戦するため頑張ってしまった。結果、病気トラブルコンプレックスという絶望の三点セットが残った。

努力、根性、忍耐。これらはやったことのない人があこがれに持ちたがるものにすぎない。本当に努力して根性があって忍耐があるとその人間はたぶん憤死する。スローダウンすると今まで無駄にした人生が浮き上がって見えてくるのに。

辞書を編纂するということは人間関係も同時に編み上げていくものだ。バカ用漫画映画が大スクリーンを占領する中、興行的には成功するはずもないこの映画が細々と上映され続けていくのを見て日本人の素養の高さを見た。

朝鮮人を元気いっぱい罵る前に豊かな語彙、きれいな字、上品な生活を確保すべきだ。

僕は柳川で生まれた。そのまま住んでいたら伝習館高校に通うところであった。伝習館は今はアホ生徒が通う田舎の三流校だが、本来藩校の流れを引き継ぐきちんとした流れを持つところだ。戦前、この学校にある国語教師がいて、彼は時間ぎりぎりにしか来ず、また帰りはだれよりも早かった。同僚は当然よろしく思わない。学校運営に非協力的だと烙印を押す管理職もいた。

僕はこの国語の先生の名前を書いてあげたい。とても悔しいがそれはできない。最後まで読むと理由が分かる。

この先生はまさに「船を編んで」いた。映画のような協力者はいない。残念ながら国語の教員というだけでは辞書編纂の能力があるとは言えない。しかも現代文、古文、漢文と専攻が分かれ漢文の教員は一校に二人程度だ。彼は一人でまさに頑張った。一年二年の話ではない。一生をかけた。この辞書をだれかが見て、知る喜びが織りなされて、まさに編まれていくのを信じた。

同僚が彼の奥様に重度の障害があるということを知るのは彼の死の直前だった。

つまり、彼は誹謗中傷を浴びつつ一度も弁解をしなかったということなのだ。奥様の介護がすんで彼が作業に取り掛かるのはいつも深夜だった。

辞書は完成した。時代はそれを評価できない。下品な時代だった。


女子学生と数学 7

2013年05月11日 | 学問

世の中が見た通りなら何も苦労して学問する必要はない。ところがここからが人生の一筋縄ではいかないところで、やたら見えないところまで本質を忘れて詳しく計算すればよいというわけでもない。

やおら数学なんぞできたりすると、バシッと証明したり、どこかで仕込んできた変則解法で解いていい気になる。僕は計算が大嫌いだ。先日なんかは大バカがいて僕のクルーザーを会社の経費で落とすべきだと言ってくれる人がいた。大きなお世話だ。第一僕には会社どころか職すらないのに。

概してこそこそ計算するのは女に多い。頭に優劣はない。男にモノになるのが10人いたら女性も1人はいる。そこに優劣はない。ただ女は計算の速度や正確さが、なんか価値があると錯覚している場合が多い。

しかしまあ、教養部はお遊び程度で何とかごまかせる。専門課程は凡人はそのことだけに集中しないと無理だ。教養部は社会科学だの人文科学だの、先生が学生を憐れんでレポートでも単位をくれる。専門課程になりほとんど全部が数学関連の科目になると、ただくそまじめに計算して頭使った振りではごまかせない。

ここで大体女子は高校や中学の先生になっていく。そして山のような採点を徹夜でしてきて採点違いが少ないのを自慢しさも良い教師であることと勘違いする。数学とは無縁の人間だったんだ。

大学への道を通らずにいきなり実業界に入った人にはここまで読むのが退屈だったと思う。あと少しの辛抱を。僕は問題をといていてよく詰まる。できる奴に手を上げさせてやってもらうこともある。問題にはどうでもいいことがいっぱいあるんだ。

どうでもよくない鍵は僕が持っているから特に計算なんか俺にさせるなと言ってある。学生はよく分かっている。教員の中で意地っ張りでまぐれに研究員になったやつはその本質を見ようとしない。これは日本に教員間の競争がないからだ。3年も5年もつまらん論文一本すら描けずに天文学的給与をもらうな。

一日に何回も軍手を変えてどう修理しようかと悪戦苦闘している人がよっぽどすがすがしい。

先日来の女子学生がやっぱり教えてくれと言って来た。だが学校もかなり進んでいる。計算以外の所でつまずくと重症だ。時々互いの手が触れながら問題をといたらどんどん進むのにな。

写真は零式水上観測機(れいしきかんじょうかんそくき)のフロートだ。フロートの真ん中付近の下側には10cmぐらいの切り込みがある。これがなくてもよさそうなものだ。しかし、これがないと飛行機は離水しない。水の粘性に打ち勝つことができない。水ってべたべたなんだ。この計算はそこらの数学者にはできない。

P-38、F4Fを撃墜した隠れた名機だ。800馬力 7.7ミリ×3 2名 1000機

  Posted at 2013/05/09

ヒッグス粒子、ちょっと待ってくれ 5

2013年03月20日 | 学問

砂時計の砂が下のガラスの上にたまるのを想像してほしい。綺麗な富士山のような曲線を描く。この時砂の一粒一粒は確率的にとび跳ねた陽子の奇跡だ。

陽子はなかなか壊れないので、ほとんど光速で二個の陽子を正面衝突させて陽子を壊そうと考えた。陽子といってもその中身は電荷を持たない中性子と、想定されている素粒子の存在があるのみだ。

箱があれば開けたくなるのが人情だ。だが陽子の箱はなかなか開かない。速度や角度などなかなか同一の状況を再現できないので数多くの実験をやるしかない。

ここで特異な変化をするのがいると新しい発見かも、と一応期待できる。一番最初に書いたきれいな富士山を乱す外れ者の存在だ。

多くの物理学者が考えるのは、そもそもヒッグス粒子は素粒子の中に存在するモノではなく、BIG BANGのあとにたとえば陽子の中にもぐりこみ姿をなくし質量に代わったモノだという。電子や光子はヒッグスの影響をうけなかったからほとんど質量はない。

昨日の残業がきつかったので今朝起きるのがつらかったのはヒッグス粒子のせいだ。

さて真面目に富士山のゆがみの話。既定の粒子ばっかりなら最後の粒子を見出すのは簡単だ。小学校の生徒が校庭に何人いても隣の小学校の生徒を見つけるのは簡単だ。

こうしてヒッグスの計算値を求め富士山のゆらぎ部分にお目当ての粒子を見い出そうとしたのだ。

残念ながらそのゆらぎはあるかないかの証明ができる程度で、すぐ消えるものをとどめておくすべをまだ人類は知らない。つまり、分からないということにおいてはこの発見でなにも進歩しなかったのだ。

しかし、だからこそ人類は心血を注いで研究すべきだ。簡単には結果が出ないからこそどんな大きな夢が潜んでいるかもしれないと僕たちは約束されているのだ。よしんば絶対にだめだという結果が出たとしよう。いいじゃないか。絶対だめなら僕たちは次に行ける。

先端加速器科学技術推進シンポジウム 2013IN東北

主催 東北ILC推進協議会
後援 KEK
日時 2013年 4月26日13:15~16:00
場所 江陽グランドホテル(仙台市青葉区本町二丁目3-1)
http://aaa-sentan.org/

Posted at 2013/03/19

女子学生と数学 6

2013年03月07日 | 学問

勉強が終わって彼女をおんぶして部屋の中を回った。もちろん僕はスケベの気持ちを抱いて。彼女はきゃあきゃあ言って喜んだ。

スケベ心がしっかり詰まった僕の手は彼女の太ももに食い込むと、僕の背中を押す乳とともに、まさに「光悦」の世界をさまよった。

どうぞ通報してください。

ところが一線はちゃんと守る真面目さがあって残念ながらCOPENの横はいつも開いている。

僕の実力ではもう予習なしには彼女に教えることはできない。僕は忘れていく、彼女は力をつけてくる。どうもここらが限界だ。今年度で終わりにしようと言ったら、「はい」といった。それもちょっと悔しいものがある。なんか以前から僕の実力不足を感じていたように「はい」か。好かんな。好かん、好かん。

彼女を帰すと僕は筑後川の堤防に菜の花をとりに行った。このところ毎日行っている。たまにはちょっと前までふきのとうがあった。ハコベやハハコグサは家にもあるが猫がションベンしているから採るのも控えている。

堤防にはよくみるとノビルやタンポポがある。日本タンポポは絶滅したようだが西洋タンポポも食えないことはない。山に行き秘密の場所にタラの芽をとる。数日分のおかずができた。

菜の花の苦みがいい。苦みというやつは人間の感覚の中で最後に発達するものらしい。ガキはコーヒーやビールを毛嫌いする。つまり苦みが分からない奴は未成熟な成長不良児、早い話がガキだ。

野草は全部苦い。スーパーで買うとなぜか苦くない。お子ちゃま用だな。

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いつもこんなことやってるんじゃないけどいい問題があったので紹介します。T-kazuさんは解いちゃあだめです。そのうちT-kazuさん用の問題を出します。なめてかかると苦労しますよ。途中まで僕がときます。

大小2個のさいころがあります。大が10の位、小が1の位を表します。この2個のさいころをふったとき25以下の数字が出る確率はいくつになるでしょう。

で、大は、1or2が出たときだから1/3の確率  小は1or2or3or4or5が出たときだから5/6の確率
1/3×5/6=5/18  ∴5/18  としてはけないのです。

世の中が見た通りなら学問はいりません。まさかと思うことが真理であったり信じ込んでいることがウソだったりします。そこで人間は仕方なく勉強という遠まわりをするのです。そこには安易に結論に飛びついてはいけない、地道な石段を登る世界があります。

麻生はなぜ笑顔で朴クネと握手をしているのでしょう。安倍はオバマとTPP加入の約束をしたと見るべきです。右翼は喉をかきむしって絶叫すべきでしょうか。いいえ。政治家は国民には意地を張ってみせて、獲得するものは「実利」です。

Posted at 2013/02/27

Peter Frankl

2013年02月22日 | 学問

 

数学者ピーターフランクルの講演を聞きに行った。入り口をうろうろしていたら期待通り本人に会った。握手の手は大きく一般の欧米人がそうであるように痛いほどしっかり僕の手を握りしめた。

講演は30分も超過して行われた。ほとんどの人は彼のジャグリングを見に来ていたのだが、それはそれでいいと思う。枯れ葉マークどものうるささもなんとか耐えた。

彼は低脳用にジャグリングでごまかしつつ、できるなと思ったやつには数学の問題を出した。僕は、俺の他に誰ができるものかとタカをくくってゆっくり解いていた。ピーターフランクルは入り口で僕と5分ぐらい話したので僕を覚えていた。そろそろ解くころだと僕の方ばかり見る。

これは圧力になった。しかも一番のポイントは僕は分からなかったということだ。

一番じゃないといけない。このことを曲解して、日本が一番になればよく、われらはそれを蚊帳の外から応援していればいいのだという無責任で逃げに徹した思考停止の大多数がいることが問題だ。

日本が一番になるためには自分が一番になるのだという気概を一人一人が持たねばならぬ。そのためには解けるまでは悔しくないとだめだ。僕は講演の帰り道、悔しくて悔しくてたまらなかった。

日本に敵対しているのはロシアや北朝鮮や中国ではない。現にそれらの国の優秀な頭脳たちは日本にも来、相互に留学し力量を高めている。日本に来ているそれら諸国の天才たちはかならずや日本に貢献する。バカがない頭で高校時代は野球の応援で卒業したくせに一様に日本の将来を心配するが大きなお世話だ。日本の邪魔は天才中国人ではなくサバの目をして口を開けてパチンコをして酔っ払って寝るしか知らない者たちのことだ。

俺の整備は日本一だ。おれの修理は日本一だ。おれの溶接は日本一だ。それらが集まって世界一をつくる。僕らはこんなに働いているじゃないか。世界で二番なんてありえないぞ。

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以下は数学の問題ですのであまり得意でない方は飛ばしてください。

今年の2013という数字を1,2,3,4,5,6と四則乗除を使ってあらわせ。
ヒント、昨年の例 4*512-36=2012(左辺に1,2,3,4,5,6、が揃っています。)  さらにヒント、2013は11の倍数でありかつ3の倍数です。

解は今のところ3通りあるようです。それ以上はよく分かりません。T-kazuさん頑張って。T-kazuさんは本物の天才です。どなたもチャレンジしてください。

Posted at 2013/02/03
 
 
 
 
 

「物理学はいかに創られたか」

2013年02月22日 | 学問

このタイトルを見てあっと思った人はなかなかやりますね。そう、アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)。で、といえば相対性理論。

ところがこの本には相対論が書かれているわけではない。数式もせいぜい分数しか出てこない。しかも、日本では1939年の初版だ。今日まで40刷をかさねている。

ネットでこうして自分の考えを書きとめていくことができるのは確かにいいことだ。ただし検索機能の浅はかさを実感する時がある。これをあたかも辞書をひいているつもりで活用していると、その人は確実にバカになる。

最初に書いた相対論だがネットで「検索」をかけると、まず通販の広告がこれでもかと出てくる。そのつぎにボチボチでるのが相対論について一部を掘り下げた学生か三流大学の教授の論文だ。つまり、いつまでたっても「そのもの」が出て来ない。

もちろん本屋を絶賛するわけではない。店頭に並ぶノウハウ本と同列の科学雑誌に「ニュートン」があるがこの本は人を最高にバカにした本だ。腕時計の写真をならべて雑誌と称している類で、女の食道楽ブログだ。

「ニュートン」は結果の説明をもっともらしく絵入りでならべている。いかに相対論はつくられているのかという考察がない。E=MC?がどういうことかなんて言わない方がいい。どうやってその式が出たかを言うべきだ。もちろん本格的な検証は一般人にはできないが、そのつもりがあるとないとでは大違いだ。バカ雑誌は子供を低脳にする。

知っていることと分かることとは天地の開きがある。バカは知識をほしがる。賢いのは理解をほしがる。

なんか難しいわけ分からんことを書いていると思っているあなたはバカです。でもバカは恥ではありません。恥はバカであり続け、何の努力もしないことです。

GPSは原子時計を利用しているが、相互に異なる方向から衛星が飛んでくるので運動する物体に時間の遅れが生じる。その時相対性理論で修正を加える。現に行われていることだ。

ままごとゴッコで野球の応援でもして高校を卒業した人には何の話か分からんだろうが、知ろうとする努力はサルになりたくなかったらけっして怠ってはならない。

今日の朝日に東大の准教授の浅井祥仁(あさいしょうじ)が書いていた。東大准教授とは世界最高の頭脳だ。血を吐く努力をしている。本物は威張らない。本物は何でも人の言うことをよく聞く。本物は臆せず分からないことを尋ねる。本物は出しゃばらない。本物は穏やかである。

Our intention was rather to sketch in broad outline the attempts of the human mind to find a connection between the world of ideas and the world of phenomena. (この本を書こうとする意図は、世界の理念と現象のつながりを見出すために、人はどのような試みをしてきたかを概略描こうとしていることだ。)と、アインシュタインは書いている。

東大の浅井やノーベル賞の小林先生も同じことを言っている。考えろ。考えて考えて考えつくせ。
小林先生なんかは相対性理論は重要だから高校の教科書に入れろと言っている。

さあ困った、不潔でくさい女子高校生。

Posted at 2013/01/19

ヒッグス粒子、ちょっと待ってくれ。4

2013年02月10日 | 学問

30分ぐらい前に手紙がついた。高エネルギー加速器研究機構(KEK)から来た。一度話し合いに出ただけなのに理系の人は律儀だ。第一僕に情報を提供しても理解できないのに。さらに僕はヒッグスの存在については懐疑的だ。

それは会議の時も申し上げた。粒子を衝突させ破壊し原初の形にすればヒッグスが飛び出すのではないかという推測はもっともだ。ところが今回飛び出したように見えるヒッグスは数学的に予見できる5パターンのうち2パターンにすぎない。

何かが出たことは間違いないが質量を与えていたかは今後の実験物理の担当だ。海岸で落とした婚約指輪を探す作業になる。つまり精度の悪い望遠鏡で覗きをしているわけだ。確率的な画像処理も限界がある。できればモザイクのない画像を見たいものだ。

ヨーロッパはその点優れていて、大型ハドロンコライダー(一周27キロ)をつくり粒子や素粒子を加速して破壊する実験を重ねた。ヒッグスもそこで確率的に存在するとされたのだが、いくら円周を大きくしても遠心力は働く。粒子の速度は円の中心に向かっての加速度の増大に耐えられず一定以上大きくならない。

そこで登場するリニアコライダー(ILC)。直線で加速しちゃえという代物だ。是非作ってほしい。2兆円。政治家はいい公共事業と思っていればいい。これは最高によく見える望遠鏡で、いい覗きができそうだ。

しかし、仮にヒッグス粒子の存在が確定したとしても宇宙のエネルギーはまだ分からないことの方が多い。

いい例を思いついた。しかも数式なしだ。久々のヒット作だと思う。

コップに水あめを入れ真ん中に割りばしを立てる。その割りばしを持って静かにまわすと水あめのベタベタにより周囲の水あめはまわりだす。しかし、箸の近くの水あめは早く、箸から離れるにつれ水あめはゆっくり回るはずだ。ではちょっともったいないが、コップではなくて洗面器で同様の実験をしたらどうだろう。

水あめの渦は実は銀河だ。とんでもないことが観測された。ある一定の距離以上はどんなに箸から離れても水あめの速度は遅くなってない(どんなに銀河の中心から離れても星の速度は遅くなってない)。では何に押されて周囲の水あめは速度を保っているのだろう。今のところ暗黒物質に答えを求めるしかない。

BIG BANGの後ヒッグスは暗黒物質にもエネルギーとしての質量を与えているはずだから、ヒッグスの精密な解析が必要になる。

時間のある人はぜひ参加してほしいシンポジウムだ。

主催   信州大学/先端加速器科学技術推進協議会
日時   2013年1月26日(土)13:30~17:00
場所   長野県松本文化会館(松本市水汲69-2)
参加費 無料
定員   150名(事前申し込み必要)
講演   先端加速器 竹下徹(信州大学物理学科教授)
      重粒子線がん治療 辻井博彦
      リニアコライダー  竹下徹(KEK所長)
連絡   029-879-6247 begin_of_the_skype_highlighting 029-879-6247 無料 end_of_the_skype_highlighting

Posted at 2012/12/31

頭がいいとはこういうことか。  3

2013年01月30日 | 学問

ハーバードと比べてほとんど遜色ない大学にジョンズ・ホプキンス大学がある。アメリカの大学が一般にそうであるように留学生が多い。20%以上の学生が中・韓の出身で成績もよい。彼らスーパーエリートは帰国しない。ひとは待遇のいいところに移動する。アメリカ社会に貢献している。むしろのべ60人の卒業生を出した日本人留学生はほとんどが帰国している。

世界の大学ランキングの話をしたばかりだが、ここは13位だ。ノーベル賞を16人も出している。

中・韓だろうがどこだろうが賢い留学生はバカな日本人よりよっぽど有益だ。東大に行くと、ここはどこだろうと思うほど外国の臭いでいっぱいだ。こいつらのすごさを知らないな。つまり、韓国のコピー商品をけなす人がいるが、自分自身のアホさ加減を考えてみるべきだ。自分自身のどこにオリジナルがある?

その場しのぎの低能日本人は優れた韓国人に如かず。

マールチューブがこの大学に来たのは第二次世界大戦勃発直前だった。のちにmagic fuseと言われる近接信管を発明したのはこの地である。おそらくどのクルマにもつくようになるであろう障害物感知装置と同じ原理である。

壁を感じて自動で制動装置が働く。迷惑がつくほどありがたい装置だ。クルマに装着されようと、その性能がどんなに早く確実で信頼性があろうと、発想においてmagic fuseのcopyにすぎない。

sensorの性能が向上し、演算が速くなり、多少のメカニズムの改良があっただけだ。原理がどう変わったか。発想がどう変わったか。全く変化ない。

高角砲の弾が自分で敵の飛行機を感知して一定の距離になると爆発した。このおかげで銃手や装弾員は距離を手動で合わせていた作業から解放された。

ドップラー効果を利用している。70MHz 当時としては十分に高い周波数だ。ここからがマールが天才である理由だ。この真空管を高角砲の弾の中に仕込んだのだ。気の遠くなるようなカット&トライを経てmagic fuseは完成した。

そうとはしらず、何年も前のスタイルで何年も前の雷撃機に乗って攻撃する帝国の飛行機乗りは不思議がった。ほとんどの飛行兵は撃墜される理由を知ることもなく死んだ。生き残りが理由を知ったのは、はるかに終戦後だった。

太陽の帝国は最後の悪あがきをした。人間を誘導爆弾に乗せ飛ばそうとしたのだ。推進力のあるロケットエンジンもなく訓練の場所も時間も設備もなく、敵艦まで高空を誘導する飛行機もなかった。

桜花だ。

アメリカ軍はこの自殺のみを目的とした兵器をBAKA BOMB、バカ爆弾と呼んだ。55人とその数倍の誘導機の兵が死んだ。

Posted at 2012/11/21

頭がいいとはこういうことか。  2

2013年01月30日 | 学問

今日は数学の話だ。

今、整数論において画期的なことが起きている。アインシュタインは言った。科学を畏怖せよ。

ところがバカの度が深まるに比例して科学を恐れない者が多くなる。そういう者たちは、今から言うことを心して聞くべきである。

 

 

人はほんのちょっとの偶然でバカにもなり一定の成績をとるようにもなる。

問題が分からず立たせられたら、そのことが気になって、恥をかかないにはどうすればいいかで頭はいっぱいになる。バカな子供が先生から指名されるとなぜか教科書をぱらぱらめくる。授業に参加していましたというジェスチャアだ。ばか。授業にも人生にも参加していない。こうして加速度のついたバカになる。

 

xn乗 + yn乗 = zn乗 となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがないという定理がある。フェルマーの大定理とも呼ばれる。

人類はこれを解くのに350年かかった。しかし、中学生にもわかる新たな証明方法が明らかになったのだ。

京都大学の望月新一教授(43)が現代の数学に未解明のまま残された問題のうち、「最も重要」とも言われる整数の理論「ABC予想」を証明する論文を、18日までにインターネット上で公開した。

このABC予想は、うまく証明されるとマトリックス、今流行のフラクタルなどに応用しやすい。クルマは早く確実に安く走るようになる。

バカはフェルマーの定理は解けないのだとか、役に立たないのだとか言った。それでもいい。解けないということが分かれば確実に他の方法を探すべきだということが分かる。役にたたないとかいう奴は、どれほどなにを分かってそんな大それたことを言うんだ。そういう態度が科学をまえにして傲慢なんだ。

 

ABC予想。

数学者が350年かかった定理の証明を中学生が5分で解くようになる。人生の考える時間がどれほど節約されることだろう。

ここからは数式がありますから数学にいじめられた方は飛ばしてくださいね。
たとえば、64=1+63、右辺を素因数分解1*3*3*7、3は2個あるので最低の乗数にしてしまいます。そしてそれらを足す。1+3+7 3が一個になっているでしょう。これは11になります。最初の64>11ですね。11を自乗すると121  64<121 いかなる場合でも右辺が大きくなります。

きちんと目的を持って式をいじっているんですからすごいと思いませんか。こうすればこうなるということが分かってもそれは数学の先生止まりです。何のためにそうしているのかという直感が必要なのです。

で、何のためにしたかったかというと、冴えてる人は気がつきましたね。 xn乗 + yn乗 = zn乗というフェルマーの出発点から64=1+63を考えた式に応用して63つまりzn乗<(1+3+7)2乗つまりrad( xn乗 + yn乗+zn乗)2乗。ここで3は2個あったので一個にしてしまったことを思い出してください。(9行上)

数式がうまく打てないので文章で書きます。x、y、z、のうちzが最大であるという条件があります。するとこれらの積はzの3乗より小さくなります。するとnが6より小さいことが分かります。∵zn乗<(xy
z)2乗

3~5乗までは解がないことは証明されているので、6以上にないことはすべてにないことになる。

細かく言うとこれでは不十分です。素数問題、等号問題など詰めが甘い点がありますが。

彼は、
1988年 - プリンストン大学を卒業(16歳入学、19歳卒業)
1992年 - プリンストン大学でPh.Dを取得(22歳):指導教授はフィールズ賞を受賞したゲルト・ファルティングス
1992年 - 京都大学数理解析研究所助手に就任
1996年 - 京都大学数理解析研究所助教授に就任(26歳)

我らはこの26歳を尊敬しなければならない。

Posted at 2012/11/20

頭がいいとはこういうことか。  1

2013年01月30日 | 学問

ちょっと長いが九州大学もお役所だ。因縁のつかないように考えるとどうしても名前は長くなる。「精神神経疾患における病態機構・遺伝負担、発病危険因子及び発病抑制因子、治療薬反応性・副作用感受性等の解明、及び新規診断法及び予防法、新たな治療法の開発を目的としたヒトゲノム・遺伝子解析実験」

長いなあ。とにかく、そんなことをやってるところに行ってドクターからじっくり話を聞いた。僕みたいなニセモノのドクターと違い本物との会話は気が抜けない。たいてい帰りは劣等感の塊になって帰る。

あたりまえだな。努力が足りない、頭は悪いじゃどうしろというんだ。

でも少しはいいこともある。日常の些末な事柄に気をとらわれていた自分を反省するいいチャンスになる。

「鋭い質問ですねえ」とか、ほめてもらいたくて必死に考える。で、その時は分かった気分になるが、家に帰るとたいてい忘れてしまっている。

そんななかでこれだけは脳裏に刻んでおこうと思ったことがある。死なないウイルス。

Epstein-Barr virusというウイルスがアフリカの子供のガンから発見された。(1958年)エプスタインとバールはこのがん化した細胞の中からリンパ芽球を発見した。このウイルスはガンマヘルペスウイルス亜科に分類され、Bリンパ球に感染して不死化するという特徴をもっている(トランスフォーメーション)。

赤血球は壊れやすいので、白血球の中でもとくにリンパ球にこのEBウイルスをわざと感染させることを思いついた奴がいる。要するにがんは死なないウイルスだ。母体が死なない限りどこまでも増殖を続ける。EBウイルスも死なない。ならば無毒化したこのEBウイルスをあえてリンパ球に感染させた。これは血液保存の方法として現在定着している。

死なないウイルス=がんと闘う人類は、巧妙にもその死なないウイルスを利用して画期的な血液保存の方法を編み出した。

学問はすべてコロンブスの卵だ。できたあとでグダグダぬかす奴は多い。問題は、パイオニアとしていかにかかわったかである。

EBウイルスに感染し不死化したリンパは-150℃の貯蔵庫の中で永遠の生命を得た。株化されたリンパはいつでも研究者に生き生きとしたゲノムを提供する。

カネと女のために医者になったそこらの町医者よ。研究者の清貧さを学べ。

Posted at 2012/11/19