《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと大阪市立美術館「金魚や蛙などを擬人化した鳥羽絵」

2018年05月22日 | Weblog

「江戸の戯画の名手と言えば"歌川国芳"。
国芳の手にかかれば猫や金魚たちもまるで人間の様に画中を生き生きと動き回り、
独楽や化粧道具までもが擬人化されて楽しい世界を繰り広げる。
"金魚シリーズ"は現在9図が確認されている。
金魚にカエルやカメなども加え、
水中の生き物たちを擬人化し、ユーモアたっぷりに描いています。
笑い、走り、唄い踊る金魚の姿に、
誰もが「カワイイ」と微笑んでしまうことでしょう」とある。
金魚の胸鰭を手に、尾鰭を足に見立て三味線を引いたり、
酒を飲み楽し気に踊るオタマジャクシを加えた宴会座敷の一場面。
他にも剣術の稽古をする金魚、
筏を操る金魚とオタマジャクシなどが展示されている。

今日の暦:昭和21(1946)年、第一次吉田内閣が成立。


ちょこっと大阪市立美術館・鳥羽絵「画狂人・北斎の笑える戯画」

2018年05月21日 | Weblog

富士山を描いた浮世絵で世界的に有名な葛飾北斎も、
戯画を手掛けていて、鳥羽絵集会や風流おどけ百句などがある。
武士が出陣に際して下着を着け、
鎧を付け出陣太鼓を鳴らすまでの「北斎漫画」九篇。
陣太鼓を叩くまでの、余裕を持った体と顔つきの
現実的な表情が面白く感じられ、
北斎も躍動感あふれる人を描いていたのだ。

今日の暦:昭和35(1960)年、チリでマグニチュード8.5の大地震が起こる。


ちょこっと大阪市立美術館・鳥羽絵「あ~おとろしやっ」

2018年05月20日 | Weblog

「大根をくわえされる役者、串に刺されて焼かれる川魚屋など、
現生での職業に合わせて考えられた様々な地獄絵。
機知にとんだ"耳鳥斎"の独特なユーモアで一世を風靡した大阪の絵師」とある。
生きるためには「大根役者」と言われようとも、
生きると言うことはなにがし殺生をしているということだ。

今日の暦:昭和24(1949)年、人は右、車は左の対面交通が決まる。


ちょこっと大阪市立博物館へ「ありがたや、あ~ありがたや」

2018年05月19日 | Weblog

大阪を中心に人気となった笑いの「鳥羽絵」。
広く戯画や漫画を指す言葉として使われることもあるが、
より限られた意味では、18世紀の大阪を中心に流行した軽妙な筆致の戯画の事。
描かれる人物の特徴は、目が小さく、鼻が低く、口が大きく、
極端に手足が細い(パンフレットより抜粋)。
お坊さんが教をあげる後ろで同じように教を唱える人々。
何を願ってのことか。棒に突き刺された魚の頭に「ご利益」はあるはずもないのに…
「魚の頭も信心から」と言うことで、後光が差して、ありがたや、ありがたやっ。

今日の暦:昭和27(1952)年、白井義男が日本人として
初めてフライト級世界チャンピオンになる。


ちょこっと大阪市立美術館へ

2018年05月18日 | Weblog

いま、大阪市立美術館で「特別展・江戸の戯画」が
6月10日まで開催されていると言うので、
柄にもなく「鑑賞」に行ってきた。
「太平の世が続いた江戸時代には、
人々の笑いを誘う愉快な戯画がたくさん描かれました。
滑稽な人物を軽妙な筆致で描いた”鳥羽絵”…」とある。
笑いを誘う、一コマ漫画などの漫画の「原点」とも。
江戸時代の人々の笑い声が聞こえてきそうだ。

今日の暦:明治2(1869)年、五稜郭開城し、戊辰戦争が終わる。