《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

今昔奈良名所「修道士も驚いた御間道」

2018年05月08日 | Weblog

本社南門と若宮を繋ぐ約100㍍の参道・御間道(おあいみち)。
左右に約300基の「御間燈籠」が並ぶ。
もっとも古い御間燈籠は元享3(1323)年奉納のものが宝物殿にある。
永禄8(1565)年、奈良を訪れた修道士の手紙がルイス・フロイスの「日本史」に収められおり、
それによると「御間道で見られる御間燈籠の火袋は漆で黒く塗られ鍍金した真鍮の枠がはめられて、
豪華な透かし細工や浮彫の飾りが付いていた…」とあり、
さぞ参拝者は驚いたことだろう。

今日の暦:元和1(1615)年、大坂城落城し、大坂夏の陣が終わる。