《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

今昔奈良名所「興福寺花の松」

2019年01月19日 | Weblog

金堂前にあったなら第一の松で、目通り周囲5.5㍍、高さ25㍍。
枝張りは南北40㍍、東西33㍍あった。
東金堂への仏花として弘法大師が植えたのが始まりで、
元禄頃に広瀬左次衛門が植えたものと伝えていた。
昭和9(1934)年、の室戸台風によって衰え、昭和12年には枯れ死、
13年に伐採された。
昭和15(1940)年に二代目が植えられその石碑が立つが、
この松も平成15年に枯れ撤去され、現在は石碑だけが残る。

今日の暦:長暦元(1037)年、東大寺東南院が興福寺の僧徒に焼かれる。