《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

おのころ島探索「奈良と淡路島を繋ぐもの」

2017年04月02日 | Weblog

説明から抜粋すると「国分寺は奈良時代、聖武天皇によって、国家鎮護のため各地に建てられた寺。
淡路国分寺の本尊釈迦如来像は像高約3mあり淡路一の仏像。全国で唯一の造立当初の本尊が残っている。
宝亀六(775)年までには淡路国分寺が完成していたと思われる。
出土した軒瓦は金堂、塔跡にかけて出土量が多く、軒丸瓦には蓮華文、軒平瓦は唐草文の文様が施されている。
大和興福寺や平城宮に源流を持つ奈良時代後半の創建期を代表する軒瓦で、
まさに"瓦のまち南あわじ"にふさわしい資料」と南あわじ市HPにある。
HPにあった瓦をよく見ると興福寺軒平瓦6671B(奈良時代前期)とよく似ているが、
平瓦の中心飾りに縦一本線がなく、また唐草の巻きも少し異なる。
興福寺軒丸瓦(6301A)の蓮子は1×15、複弁8葉だが、
この瓦の蓮弁8葉は同じだが蓮子が1×13と少ないと見るが、いずれもよく似ている。
淡路島・土生寺瓦窯(どじょうじがよう)で生産された瓦は藤原宮にも多く使われていた歴史があり、
奈良と淡路島の関係は古からあることがわかっる。(拓本は自採り)