《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

畝傍山へ「神武天皇陵」

2010年09月08日 | Weblog
「欠史八代」の天皇の実在性は信憑性もなく、現在は議論の対象にもなっていない。古事記、日本書紀の編纂された飛鳥奈良時代に創出造作された想像上の天皇。ただ始祖王陵が「畝傍山東北隅」に存在した可能性は考えられる。現在の陵は幕末の1863年に、勅令により決定され明治に大規模に造作改修されている。江戸時代にはこのあたりは神武田(ジブデン)と呼ばれる田圃の中の小さな丘だったところ。明治政府がこの整備に使ったお金は日清、日露戦争の賠償金が当てられた。なお6世紀から7世紀にかけての瓦が見つかっており、余り古くは無い。
(今日の歴史=765年神功開宝銭を銭造する)