月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

いろいろマニアックな人がいます。

2013-06-28 | 生活
朝・昼・晩と用事があって、そのたびに家に戻ってまた出かけていたら、1日で16000歩以上歩いていた!
(スマホのアプリの万歩計)

普段ならもう出ずっぱりで、食事も外でとって、空いた時間はお茶したりぶらぶらしたりするのだが、節約&ダイエット中なので、家にいる時間が1時間もなくても、いちいち家に戻って食事をとるようにしたのだ。
運動にもなるし、一石二鳥。(三鳥)
しかし、さすがに疲れた。

夜はライター勉強会。
しかし、最近はなんだかテーマがライターのこととはかけ離れてきていて、今回は「探偵!ナイトスクープ」の基礎講座だった。
探偵手帳を2冊持つ男・Oさんが講師になってくれた。

40代以上の男女15名ほどが会議室に集まり、プロジェクターで「探偵!ナイトスクープ」を真剣に見ている様子は、なんとも奇妙であった。
これぞ関西!!

見たのは、Oさんが実際に出演したときのもの。
バイクの達人と山越えをするという内容だった。
依頼はどうやって採用通知がくるのか、どんなふうにロケが行われるのか、石田靖(その時の担当の探偵)はイイ人なのか、などなど(めっちゃイイ人でした!)、裏話をいろいろと聞けて面白かった。
(もはやライターと関係なし)

1時間ほど講義を聴いた後、皆で思い出に残る依頼などを順番に語っていく。
いい大人たちが集まって、一体何を夢中になって語っているのかと、私はただただおかしくてたまらない。
皆で「あれは感動した」「これは面白かった」「あの依頼は名作だ」「あの依頼はこの分野に分類されるのでは?」など、いろいろ言い合うのだから。
中には「私、どうしても出演したいんです!」という女性もいて、皆でどうやったら採用されるか、ネタを考えてあげたりもした。

ちなみに、私は、ごく最近のもので、自分にとってツボだったのは、「お父さんが同じTシャツを2枚もっていて、その1枚を着たら粉々になったと嘘を言う。もう1枚残っているので実際に着させて、嘘をあばいてほしい」というような少女の依頼。
その粉々になったという時と同じ状況を作り(汗をかかせる)、実際に着てみた。
それが衝撃の映像だったのだ。
本当に、着るやいなや普通のTシャツがボロボロにほどけていき、最後には「粉」になってしまったのだから。

という話をし、Tシャツは1枚しか残っていなかったのに、それはこうなることを制作側はわかっていてやらせたんだろうか?
行き当たりバッタリだったんだろうか?
という疑問を投げかけてみた。
すると、「制作側はかなり入念に事前調査を行っているので、そうなることをわかっていてやったんだと思う。もしくは3枚あって既に実験しているか」という話だった。
なるほど。

こんな調子で、印象に残っている依頼を話し、皆であれこれ意見を言い合うというような、非常に奇妙な時間だった。
でも、それがすごく楽しかったし、素敵な時間でもあった。
なかなかできない経験だし、関西人の「探偵!ナイトスクープ」への情熱をひしひしと感じ、感動すらあった。
おもろいなぁ・・・

家に帰って、もちろん「探偵!ナイトスクープ」を見て寝た。

時間の流れが・・・

2013-06-27 | 想い
今週は仕事がほとんどなかった。
春頃からずっと忙しかったのだから、ちょうど休息になってよかったじゃない!
・・・とは思えないのが、ワタシ。

楽しかったのは1日、2日だけ。
だんだんブルーになっていき、体が動かなくなってくる。

ダメだなぁ、やっぱり。
これだけは変わらない。
とにかく仕事をしていないと精神状態が悪くなるのだ。
まあ、重い・軽いという差はあれ、フリーで仕事をしている人はだいたいそうだけど。

仕事がヒマだと、1日は早いのに1週間の流れは遅い、という変な感覚。
あっと言う間に日が暮れるのに、「まだ木曜日か・・・」と思うのだ。

今日は禁酒しようと思っていたけれど、ちょっとだけ日本酒を飲んだ。
それでようやく心が安定した。

あまり深みにはまらないよう、いろんなことを考えないようにはしている。
考え出すとやっかいだから。

とりあえず、夫のお弁当をせっせと作ったり、花壇をきれいにしたりと、家のことをまめまめしくやってはいるのだけど、自分が生きているような感じがしない。
「落ち込む」というのともちょっと違うのだ。なんだか気が抜けたようになって、ぼんやりしている。

ただ、明日は朝から晩まで、仕事やら勉強会やら予定が詰まっていて、それでホッとしている。

ワーカーホリックは治らないなぁ。

ブログも、こんなつまらないことしか書くことがない。

村岡花子さんのこと

2013-06-26 | 
ネットの急上昇人気検索ワードの中に「村岡花子」の文字を見つけ、一体何なんだろうかと不思議に思っていた。
翌日のネットのニュースで、春からの朝ドラが「花子とアン」という村岡花子さんの半生を描いたドラマに決定したということで、取り上げられていたからだと知った。

村岡花子さん。
私が生まれるもっと前に活躍されていた児童文学の翻訳家だ。
モンゴメリ、オルコット、エレナ・ポーターなどの翻訳でよく知られている。

「村岡花子」という名前を目にするだけで、なんだかドキドキして胸が熱くなってしまう、そういう40代女子は少なくないのではないだろうか?
少なくとも私はそうだ。
彼女の名前と同時に、少女の頃に読み続けてきた愛すべき作品が浮かんできて興奮してしまう。

村岡花子さんとの出会いは、中学生だったと思う。
お向かいに住んでいるおばちゃんが家の片づけをした際に出てきた本をたくさん私にくれたのだった。
古い、カバーもない文庫本がほとんどで、その中にモンゴメリの『可愛いエミリー』『パットお嬢さん』、エレナ・ポーター『少女パレアナ』、オルコット『若草物語』などもあった。

とにかく夢中になって読んだ。
中でもモンゴメリは、「もしかしたら、私はモンゴメリの生まれかわりなんじゃ?」とイタイことを考えるくらい、書いていること、世界観、すべてに共感できた。
それ以来、モンゴメリを敬愛し、売っているすべての本を買って何度も何度も繰り返し読んだ。
高校以降は、村岡花子さんの訳ではないし、一般の書店では販売されていなかったけれど、モンゴメリのほかの作品まですべて取り寄せて読んだ。
そして、大学時代には、どうしても死ぬまでに行きたいと、カナダへ。
モンゴメリの故郷、プリンスエドワード島まで飛んで、お墓に手を合わせた。
それくらい好きだった。
好きという言葉では軽い。心から敬愛していた。

モンゴメリを語るときに、村岡花子さんは必ずついてくる。
他の翻訳家が訳したものもいくつか読んだが、やはり何かが違う。
独特の文体ではあるけれど、子供の頃から慣れ親しんだ彼女の訳が一番しっくりくる。

久しぶりにエミリーを読みたくなってきた。この数年読んでいなかった。
ページをめくれば、いつでも心は少女に帰ることができる。
これらの本と、読んでいたあの頃の気持ちは、今でも私の大切な宝もの。

朝ドラで村岡花子さんの半生を見られるのはとても嬉しい。
ただ、演じるのが吉高由里子ってのがなぁ・・・

おいしいワインのお店をハシゴ

2013-06-25 | 美味しいもの
金曜日は、ライター友達のアンデルさんと食事に出かけた。
今回は「ワインにしましょう」ということで、お初天神にある「ブラッスリー・ランコン」へ。
“フレンチ居酒屋”というスタイルが気に入っていて、私はもう4回目。
ワインの種類が多く、シニアソムリエの方がいて、こちらの希望通りのワインをセレクトしてくれる。
お料理も南フランス風(?←イメージね)の家庭料理という感じで、これまた私好み。
キッシュやホロホロ鳥のフリカッセ、牛ホホ肉のワイン煮込み、鶏レバーペースト、アルザス風ピザ、ニース風サラダなど、どれもしっかり丁寧に作られていて、ワインに合う。
何を食べても美味しい。

自分で選ぶといつも同じものになってしまうので、メニューセレクトはアンデルさんにお任せ。
すると、海老とアボカドのサラダ、キッシュ、ムール貝の香草焼き、枝付きレーズン、となった。
やはりキッシュは外せないが、他は自分では選ばないものばかりなので、新たな味を開拓できてよかった。


特にムール貝が美味しかった。



しっかり香草の味がして、酒のアテという感じ。
“フレンチ居酒屋”ならでは。
こういうところが気に入っている。

エルディンガー(ドイツビール)から始めて、ワインを2杯。


落ち着いてゆっくり話せたのでよかった。

今回はワインのお店を2軒ハシゴしようと決めていたので、2軒目はアンデルさんおすすめの「グロリエット」へ。
「キュニエット」のオーナーの2号店とのこと。
私はどちらも行ったことがない。

2階もあるようだが、1階はこじんまりとしていて、灯りを落としたバーの雰囲気。
美味しいものがありそうな予感・・・。
ボードに書かれた料理のメニューを見ると、どれも魅力的だ。
しかし、まあ2軒目だし、1品ずつ選ぼうということで、私は水ナスとトマトのサラダを、アンデルさんは羊のソーセージを選んだ。
水ナスとトマトのサラダはジェノベーゼソースで和えてあって、さっぱりしていて美味しい。

喉が渇いていたので、まずは冷たい白ワインを。
サラダとよく合う。

羊のソーセージもどんなものだろうかと不安だったが、お肉がジューシーで旨味たっぷり。


今度は赤ワインに合わせてみた。


こちらのオーナーはワインに情熱を注いでいて、置いているワインはすべてヴァン・ナチュール。
いわゆる自然派ワイン、ビオワインというやつだ。
有機農法で作った葡萄で、一切添加物を加えず、天然酵母で造る。もちろん、防腐剤なども極力使わない。

ワインについて尋ねると熱心にオーナーが語ってくれた。
ああ、そうか。
日本酒だけでなく、ワインの世界でもやはり「できるだけ自然な形で造ろう」という動きもあるんだと知った。
私は、日本酒は戦後の三倍増醸清酒や、大手メーカーの大量生産、利潤追求型の醸造、米の農薬など、たくさんの問題を抱えているが、ワインは純粋に伝統を守りながら造られていると思い込んでいた。
やはり時代の流れの中で、「自然な形」は失われていっていたんだなぁ。
そして、それを取り戻そうという農家や造り手がいて、そういうワインを応援したいというのがオーナーの考えのようだった。

アンデルさんとおしゃべりもできなくなるくらい、オーナーは熱くワインについて語り続けてくれ、非常に勉強になった。
中でも心を動かされた言葉がある。

「飲食店のような第三次産業は、本当はなくてもいいんです。ないと生きていくのに困るというものではない。だからこそ、三次産業は、一次産業、二次産業を助ける義務があると思ってやっているんです。」

そんな信念があって、ビオワインを応援しているのだという。
真面目に、いいものを造ろうとしている人たち、農家・造り手の役に立ちたいと思ってやっているのだという。
実際、フランスで何年もワイン造りに携わって勉強してきた人だ。
そこでビオワインに出会って、決定的な味の違いを感じたのだと話していた。

単なるワイン好きでも、ワインに熱い人でもなかった。
オーナーは、広い視野で世界をとらえて“自分の仕事”をしている人だった。
そのことに何よりも感動してしまった。

私はこういう考え方がとても好きだし共感する。
私も伝統的な調味料(醤油、味噌、みりん、砂糖、塩、酒など)は、それこそ一人暮らしをしていた頃から大手メーカーのものを使用せず、きちんと造られたものだけを使ってきた。
そう人に言うと、よく「味にこだわってるなぁ」とか「添加物が気になるの?」とか言われたが、それは二の次で、私はただ真面目に、ちゃんとした日本の食文化と伝統を守り続けている人を応援したいだけなのだ。
もちろん、それらは美味しいし、安心・安全だ。
でも、それ以上に、買う人がいなければ廃れてしまうから、守り続けるために高いお金を出してでも買い続けている。
高い、と言ったって、数百円のことだし。

酒造りもそうだけど、どんなに長い歴史と伝統があろうと、何でもなくすのは簡単。
それが、一度なくしたものを取り戻すのは難しい。不可能な場合もある。
「守り続けよう」とする人がいるなら、それを応援する人でありたいと思うのだ。もちろん、できる範囲だけれど。

そんな信念を、自分の仕事として実践しているオーナーは、本当に素晴らしかった。

ちなみに、赤ワインはどれも嗅いだことのない香りがした。
ものすごく土っぽいのだ。
正直、普段飲んでいるワインのほうが、華やかでいい香りだなぁと思ったが、これが自然な香りなのかもしれない。

2軒目なので2杯くらいにしておくつもりだったのだが、結局、ここでも4杯。
そんなに高い店でもないのに、2軒目としてはびっくりするような金額で目が覚めた。ああ・・・

でも、いいお店だったな。
また来よう。

喉が渇いてしまったので、帰ってビールを飲んで寝た。
楽しい食事会だった。

あの日に帰りたい part2

2013-06-23 | 生活
少し痩せてきた。
毎朝の「グリーンスムージー」と、夜のダイエット食のおかげである。
週末の夜は多少飲み食いしているが、それでもなんとか今週はマイナス2キロを維持。
しかし、「あの日」に帰るにはまだまだ遠い。あと4キロ・・・。

金曜日、もうはけるかなと、スカートをはいてみたら、あと一息だった。
ファスナーは上まであがったが、まだホックがとまらない。
なんでこんなに太っちゃったんだろうなぁ・・・

さて、グリーンスムージーは、マルチミニブレンダーで作っている。
誕生日にゆうちゃんがプレゼントしてくれたもの。
ずっと欲しくて、いつ買おうかどうかと迷っていたので、「欲しい物ない?」と聞かれてこれをリクエストした。

見た目も可愛くて、雑貨屋さんで見てひと目惚れ。


おもちゃみたいだけど、スムージーを作るくらいなら何の支障もない。
20秒でこの状態。


いろいろ試してみたが、バナナ・リンゴ・グレープフルーツなどの柑橘系orパイナップル・葉物野菜の組み合わせが飲み易くておいしい。
葉物野菜は、水菜・ほうれん草・小松菜など。
キウイも入れることがあるが、ちょっと舌がしびれる。

とりあえず、バナナとリンゴさえ入っていれば、なんとなく味は決まる。

朝はこれを400~500mlくらい飲む。
ダイエットと関係なく、カラダにもいい感じがするので、できるだけ続けていこうと思っている。
おいしいから苦痛もないし。

しかし、人生でこんなにフルーツを摂取したのは初めてだ。
私は一般的な女子と違って、フルーツに全く興味を示さない人間だ。
自分では年に数回、バナナや柑橘系を買うくらいで、たまにもらっても腐らせてしまうことがあるくらいだ。
「嫌い」というわけではない。
食べればおいしいし、特にイチゴやぶどう、桃などは好きなほうだ。
でも、果物って高いので、わざわざ買ってまで食べようと思わないし、そこまで情熱がなかったのだ。

それがスムージーを作るようになってから、毎日少なくともリンゴ1個とバナナ1本は絶対に食べている。
リンゴなんて、もう3年分くらいを1週間で消費した感じだ。
カラダにどんな変化があるのかわからないが、しばらく続けて様子を見てみよう。

早くあの日に帰りたい