日本酒の蔵において、酒造りの最高責任者を「杜氏」という。
もう一度、この杜氏というものについて深く知りたいと思って検索していたら意外にまだ読んでいない本がたくさんあった。
ほとんど古本で100円~500円くらいで買えたので、Amazonで大人買い。
8月の初旬に買って、読んだのはまだ1冊で2冊目に入ったところだが、藤田千恵子さんの「杜氏という仕事」はとてもよかった。
途中、ぐっと涙をこらえる瞬間もあった。
この世で手に入る日本酒関連の本はほとんど持っていると思うので(そんなにないから)、日本酒関連本のレビューブログでもやろうかしらと考え中。
以前書いていた日本酒ブログは全部非公開にしてしまった(削除したわけではない)。
しょうもない話もあるので一旦非公開にした。これから厳選して、公開できるものは公開して、もう少し意味のあるものにしていきたい(できれば営業ツールに)。
今年の課題だなぁ・・・。
8月は2つ酒蔵を取材した。
取材に行くと、帰ってから落ち込む。あまりに不出来な取材で。
これは3年前と何ら変わらない。少しはマシになったけど。
もっと勉強せねばと思う。
この間取材した酒販店さんとの縁があって、9月に東京で行われる業界向けの勉強会に誘われた。
東京農大の醸造学科と連携した勉強会で、80社以上の蔵の酒をきき酒し、化学的に分析した数値と照らしあわせながら、農大の教授が講義をしてくれるというもの。
私がいけるようなレベルのものじゃないけれど、たまたま私の書いている雑誌でもその勉強会を特集記事として取り上げることになっていた。もちろんこういう取材は私ではなく、もう一人の専門ライターさんになるのだけど・・・。
悩んで悩んで、夫にも相談すると、「それは行かないとあかん!」と言うので、思い切って「主催の酒販店さんに誘われている。自費でいいので同行させてほしい」とクライアントに相談してみた。
すると、なんと「勉強してもらえるならいいですよ」と、クライアントが東京までの交通費を出してくれるとのこと。勉強会参加費(8000円)も取材同行者ということで、主催の酒販店さんが「招待」してくれ、すべてが無料になった!
まだ少し怖いけど、頑張って行ってこよう。
社員でもない私に勉強させるために、いろんな人が合計4万円も出してくれるというのだから。
ありがたくて涙が出そうだ。
しっかり勉強して、もっといい記事が書けるようにならなくては。
そして、ついに東京農大へ!
ああ、夢にまで見た東京農大!
ようやくここまで来たんだなぁ・・・。
いつまでも引っ込み思案ではいけないとわかっているけれど、なかなか前に出られない自分がいる。
酒販店や酒蔵さんなど、この業界のプロばかりが200名も集まる勉強会。私なんかが行っていいのかと悩むばかりだった。
ちんぷんかんぷんなんじゃないか。
恥をかくんじゃないか。
知らない人ばかりで孤独になるんじゃないか。
そんなしょうもないことばかり考えて悶々として足がすくんで一歩も前に出られない。
自分でもあきれるほど小心者で引っ込み思案で臆病者。こどもの頃から何も変わらない。
この間のキャンプ中にその話をもらって、ずっと悩んでいた。
焚き火をしながら夫に話して、背中を押してもらえて、ようやく「行きたい」と言えた。
言ってよかったと思う。あとは「行ってよかった」と後日言えるように頑張るだけだ。
ただ、最近「私は何が書きたいのかな」と思うことがある。
日本酒のことはずっと関わって書き続けたいと思っているし、ある程度カタチになって、そういう仕事のチャンスをもらえているからいいけれど、本当にそれなんだろうか。
知りたいことと書きたいことは別物だ。
日本酒をもっと勉強はしたいけれど、それが書きたいものだったんだろうか。
お盆に他のライターさんと話したときも思ったが、周りのライターさんたちを見ていても自分は少し違う気がする。
ちゃんと夢や将来のビジョンを持って、もしくはそこまで具体的ではなくても、「書くことで名を挙げたい(いろんな意味で、成功したい、何かやりたい)」人が多い中、私はただ「文章を書いていれば幸せ」というところから抜け切れていない気がして。
だからきっと「しょうもな・・・」と思われるような仕事でも、喜々として書いてしまうのだ。
ある意味、プロではないのかもしれない。
他に何のとりえもなく、ただ書いていれば幸せだった少女が、大人になってもそれを続けている感じだ。
でも、そう考えると幸せなことだ。
こんなに好きになれることに出会えて、本当によかった。
そしてそれでご飯が食べられるんだから、最高だ。
もしあと30年くらい生きられるんだったら、死ぬまでに1つくらい、「ああ、これが書きたくて、ずっと書き続けてきたんだな」と思えるようなものを書ければいいけれど。
去年一回死んだ気持ちになって、そして、今年はまた生き直して。
わかるといい。それがわかるといいなと思う。
もう一度、この杜氏というものについて深く知りたいと思って検索していたら意外にまだ読んでいない本がたくさんあった。
ほとんど古本で100円~500円くらいで買えたので、Amazonで大人買い。
8月の初旬に買って、読んだのはまだ1冊で2冊目に入ったところだが、藤田千恵子さんの「杜氏という仕事」はとてもよかった。
途中、ぐっと涙をこらえる瞬間もあった。
この世で手に入る日本酒関連の本はほとんど持っていると思うので(そんなにないから)、日本酒関連本のレビューブログでもやろうかしらと考え中。
以前書いていた日本酒ブログは全部非公開にしてしまった(削除したわけではない)。
しょうもない話もあるので一旦非公開にした。これから厳選して、公開できるものは公開して、もう少し意味のあるものにしていきたい(できれば営業ツールに)。
今年の課題だなぁ・・・。
8月は2つ酒蔵を取材した。
取材に行くと、帰ってから落ち込む。あまりに不出来な取材で。
これは3年前と何ら変わらない。少しはマシになったけど。
もっと勉強せねばと思う。
この間取材した酒販店さんとの縁があって、9月に東京で行われる業界向けの勉強会に誘われた。
東京農大の醸造学科と連携した勉強会で、80社以上の蔵の酒をきき酒し、化学的に分析した数値と照らしあわせながら、農大の教授が講義をしてくれるというもの。
私がいけるようなレベルのものじゃないけれど、たまたま私の書いている雑誌でもその勉強会を特集記事として取り上げることになっていた。もちろんこういう取材は私ではなく、もう一人の専門ライターさんになるのだけど・・・。
悩んで悩んで、夫にも相談すると、「それは行かないとあかん!」と言うので、思い切って「主催の酒販店さんに誘われている。自費でいいので同行させてほしい」とクライアントに相談してみた。
すると、なんと「勉強してもらえるならいいですよ」と、クライアントが東京までの交通費を出してくれるとのこと。勉強会参加費(8000円)も取材同行者ということで、主催の酒販店さんが「招待」してくれ、すべてが無料になった!
まだ少し怖いけど、頑張って行ってこよう。
社員でもない私に勉強させるために、いろんな人が合計4万円も出してくれるというのだから。
ありがたくて涙が出そうだ。
しっかり勉強して、もっといい記事が書けるようにならなくては。
そして、ついに東京農大へ!
ああ、夢にまで見た東京農大!
ようやくここまで来たんだなぁ・・・。
いつまでも引っ込み思案ではいけないとわかっているけれど、なかなか前に出られない自分がいる。
酒販店や酒蔵さんなど、この業界のプロばかりが200名も集まる勉強会。私なんかが行っていいのかと悩むばかりだった。
ちんぷんかんぷんなんじゃないか。
恥をかくんじゃないか。
知らない人ばかりで孤独になるんじゃないか。
そんなしょうもないことばかり考えて悶々として足がすくんで一歩も前に出られない。
自分でもあきれるほど小心者で引っ込み思案で臆病者。こどもの頃から何も変わらない。
この間のキャンプ中にその話をもらって、ずっと悩んでいた。
焚き火をしながら夫に話して、背中を押してもらえて、ようやく「行きたい」と言えた。
言ってよかったと思う。あとは「行ってよかった」と後日言えるように頑張るだけだ。
ただ、最近「私は何が書きたいのかな」と思うことがある。
日本酒のことはずっと関わって書き続けたいと思っているし、ある程度カタチになって、そういう仕事のチャンスをもらえているからいいけれど、本当にそれなんだろうか。
知りたいことと書きたいことは別物だ。
日本酒をもっと勉強はしたいけれど、それが書きたいものだったんだろうか。
お盆に他のライターさんと話したときも思ったが、周りのライターさんたちを見ていても自分は少し違う気がする。
ちゃんと夢や将来のビジョンを持って、もしくはそこまで具体的ではなくても、「書くことで名を挙げたい(いろんな意味で、成功したい、何かやりたい)」人が多い中、私はただ「文章を書いていれば幸せ」というところから抜け切れていない気がして。
だからきっと「しょうもな・・・」と思われるような仕事でも、喜々として書いてしまうのだ。
ある意味、プロではないのかもしれない。
他に何のとりえもなく、ただ書いていれば幸せだった少女が、大人になってもそれを続けている感じだ。
でも、そう考えると幸せなことだ。
こんなに好きになれることに出会えて、本当によかった。
そしてそれでご飯が食べられるんだから、最高だ。
もしあと30年くらい生きられるんだったら、死ぬまでに1つくらい、「ああ、これが書きたくて、ずっと書き続けてきたんだな」と思えるようなものを書ければいいけれど。
去年一回死んだ気持ちになって、そして、今年はまた生き直して。
わかるといい。それがわかるといいなと思う。