月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

世界の縮図が「ひよっこ」だったら

2017-09-27 | 生活
台風が何の爪痕も残さずに大阪を通過してから、あっという間の10日だった。
その間に、福井に出張、天満ハシゴ飲み会、あやの一時帰国飲み会などを楽しみつつ、残った時間はすべて原稿書きに追われていた。
1年に1回も食べないインスタントラーメンを、この期間に2回も食べた。
最近、体がアミノ酸を欲しているのか、化学調味料で舌がしびれるような、体に悪そうなものに惹かれて仕方がない。
ストレスがたまっているんだと思う。

最近は3ヶ月に一度くらいしかやってこない「追い込み」だが、これが延々始まるともう他のことが何もできないし、何もしたくなくなる。
パソコンの前から離れても、ずっと左脳が重い。左脳だけが固まっている感覚。
さらにずっと夢の中にいるみたいで、現実に現実味がない。
人としゃべっていても、飲んでいても、何をしていても、脳があっちの世界へ行ったきりで戻ってこないのだ。
この状態になると、もう1時間が10分に感じる。すごい集中力なんだろうな。“ゾーン”に入ったみたいな。

苦労したけど、自分で何度読み返しても、最後にぐっとくるような、そんな原稿が書けた。

今日も午後から松尾大社へ取材に行って、それをすぐ仕上げる。
そして、明日中にあと1本。
追い込みの追い込みだ。

こんなしんどい中で、毎日の楽しみはNHKの朝ドラ「ひよっこ」。
あと3回で終わりなんだと思うと淋しくて仕方がない。
賛否両論あると思うが、私は好きだったな・・・
なんでもない日常に幸せを感じるし、何より出てくる人がみんな優しいのがいい。
これが世界の縮図だったらどんなにいいかと思う。
世界のどこにいっても、こんな人たちがいて、こんな優しい空気が漂っていればいいのに。

独り占めするより、人に分け与えたほうがいいし、
人を傷つけるより、人を癒してあげるほうがいい。
幸せってそういうものだったよなと、思い出させてくれる。そういう良いドラマだった。

今年は大河もよかったな。「直虎」。
歴史をなぞりながらの純愛ドラマ。脚本家の腕を見せつけられた感がある。

なんてたわいもないことを書いているうちに、出発時間が迫ってきた。
さて、もうひと踏ん張りだ。

台風でキャンプは中止

2017-09-15 | 生活
取材先の酒蔵さんへ確認のために記事を送ったら、こんな返事をいただけた。(原文ママ)


「原稿拝見しました
過去にも、いろいろな取材を受けましたが
秀逸な、文章です
私どもの考え方を、上手に、しかも、わかりやすく
まとめていただきました
ありがとうございます」


シンプルに、うれしい。
苦労した甲斐があったと思う。

一番うれしいのは「わかりやすく」というところ。
文章はわかりやすくなければならないという、私のポリシーがちゃんと伝わっていたので。

今月もいよいよ原稿の追い込みが始まって、28日までに酒蔵だけでなくいろいろ含めてあと8本。
そのうち2本はこれから取材という状態。出張もある。新規の打ち合わせもある。
その他に企業サイトの細かい記事も5、6本はある。
そして飲み会もウイスキーイベントもある(笑)

本当は明日からの三連休は岡山に2泊3日でまたキャンプに行く予定だったのだが、台風が直撃するらしいのでキャンセルした。
残念だけど、本当に原稿がやばかったので、この三連休を仕事にあてられることを心のどこかでホッとしていた。
でも、夫は昨晩、夜中に帰宅したのにそこから一人で3時半くらいまで酒を飲んでいた。
今朝、「なんであんなことしたの?」と聞いたら、「ヤケクソやねん」と。
「何をヤケクソになってるの?」と聞くと、「キャンプを楽しみに頑張ってきたのに、行けないなんて・・・」と、世界の終わりのような顔をして会社に行ってしまった。

私より夫のほうがキャンプ熱が重症だ。




イバラの道が開けた

2017-09-10 | 仕事
引っ込み思案ではいけないと、日本酒の勉強会に参加するため、東京へ行って来た。

まずは80種類の日本酒をブラインドでテイスティング。
「香り・味・バランス」の3項目を1~5点でそれぞれ評価していく。
本気のきき酒なので一切飲み込まない。「ハキ」と呼ばれるバケツのようなものに吐いていく。

一度に何百種類もきくという先生もいるが、私みたいなひよっこがまともに評価できるのは50種類くらいまでだなと実感。
五感をフル活動させるので、神経も使うし、本当に疲れる。
結局、2時間かかった。

その後、集計をしている間に、東京農大の准教授による講義を受けた。
日本酒のアミノ酸に関する話がほとんどで、なかなか面白かった。久しぶりに化学式を見て、ずっと眠っていた脳が活性化した感じ。

講義の後は、先ほどのブラインドテイスティングの結果発表と懇親会。
懇親会会場には、ブラインドにしていた瓶が出されて銘柄もわかるようになっており、それぞれの成分表もつけて置かれていた。
それをまた自分の評価と照らし合わせながら再テイスティング。

みんなの評価が高かった入賞酒と自分の点数がほとんど合致していたのでホッとした。
たまにしか本気のきき酒はやらないけど、やっぱりバカ舌ではないらしい。

この3ヶ月くらいの間に、30~100種類くらいの日本酒を一度にきき酒する機会が何度かあった。
やっぱりたまにはこういうことをしないといけないなと思う。
飲み屋であーだ、こーだと、酒の分析をするのは嫌いなのだけど(楽しくないから)、それとは別に、きき酒の勉強も続けていかないといけないなと思った。
疲れるけど、五感がパッと目覚めるのを感じて気持ちはいい。

今回もとてもいい機会だったが、やっぱり引っ込み思案はそのままで・・・。
懇親会で200名近くいる中、自分は何もできず、ポツンと。
取材班の人がいたので、完全にひとりぼっちではなかったが、少しも社交的に振る舞うことはできなかった。
行く前は「名刺30枚で足りるかな?」と思っていたのだが、結果的に10枚も使わなかった・・・。
同じライターさんは知り合いも多く、いつも誰かに声をかけられている状態。
私は仕方なく、ひたすら再テイスティングに励んだ。
ああ、こんなときも、お酒だけは私にやさしいのね、と思った。

良い意味でガツガツできる人を羨ましく思う。
広い会場の中で、お酒を一人でテイスティングしながら、みんなが談笑しているのを見ていた。
小学生の頃を思い出した。
授業中に答えがわかっているのに、先生が「誰かわかる人?」と聞いているのに、どうしても手が挙げられない。
自意識過剰。失敗と怒られることがとにかく怖くて仕方がなかった。

だからいつも芸人のレイザーラモンRGを見ていて、こういう人になりたかった!と思う。大好きだ。
あんなにすべっているのに「あるある」を歌い続けられる・・・。あんな人になりたかった。
とにかく心臓の強い人に憧れる。自分らしく生きられる人に憧れる。

日本酒社交界にデビューはできなかったが、多少はいいこともあった。
ある蔵元さんと名刺交換できて(それも同行していたクライアントにお願いしてついてきてもらって)、そのとき、嬉しいことを言われたのだ。
私の名前を見て「A酒店の通信でコラム書いている方ですよね?」と。
私は1年半ほど、Aさんのところの通信でコラムを書かせてもらっていた。「そうです」と言うと「あれいいですよね」と褒めていただいた。
実は、この前にも2つの蔵元さんから同じことを言われていたのだ。
でも、Aさんのところが3号店を出す予定でバタバタしていてお金もないということもあって、一旦コラムも休載になったところだった。

この勉強会に行く前は、ほとんど無償でやっていたコラムだったし、そんなにガツガツとやらなくていいかなと思っていたので、休載のお知らせをもらったときも、わかりましたー!と、普通に対応していた。
でも、勉強会の帰りの電車で、Aさんにメールしている自分がいた。
今日を含めて3蔵の人からコラムのことを言われたこと。無償でもいいので、ご迷惑でなければまた書かせてもらいたいということ。

すぐに返信が来て、ぜひお願いしますとのことだった。
やったぞ、かおり!という気分だった。
社交界デビューはできなかったし、いつもの私なら落ち込んで手がつけられないような状態になっていたと思うけど、なぜかこの日はそうはならなかった。

私なりの一歩だ。
そう思えた。

日本酒のことに逃げずに向き合っていこうと、そう思える自分がいた。
蔵元、酒販店、料飲店、日本酒業界の人・・・総勢200名近くこの業界のプロフェッショナルばかりが集まる会に参加して、皆が本気で日本酒に向き合っている姿を見て、私も本気でやりたいと、今さらながらそう思えたのだ。
これまではずっと逃げていた。本気でやるのが怖くて(どうせ皆より劣っているから)、自分に逃げ道を作って来たけれど、やっぱり私は日本酒という文化を、伝統産業を、後世にしっかりと伝えていくことに関わりたいと思った。
でも、日本酒を造ることもできないし、同じライターのIさんみたいに講師をやることもできない。
結局私ができることは「書くこと」だけなんだ。
書くことで、日本酒業界をどうしても応援していきたい!そう思って、もうそのことから逃げないぞと思って、Aさんにもメールしたのだった。

いつもいつも私が人生の節目で言うことだけど、自分の心が動けば、周りがそれを必ず助けてくれるようになっている。
これはとても不思議な話なんだけど・・・。
自分が勇気を持って一歩踏み出したり、覚悟をしたりしたとき・・・つまりは、自分が自分というものを超える努力をしようと思ったときには、必ず神様は私に力を貸してくださるのだ。

昨晩遅く、私の尊敬するY師匠からメール。
「Dスポーツで日本酒のこと書いてみない?」

Y師匠は、私が書いている日本酒の雑誌の編集を担当されている方で、もともとはK新聞にいて、そこからフリーになって自らも現場で取材して書き続けている人だ。大学でマスコミ論等の講師などもされている。私が最も尊敬する師匠。
最近、師匠はDスポーツ新聞社のネット記事も書かれていて、それは読ませてもらっていたのだけど、そこに日本酒のことを書いてみないかというお誘いだった。Dスポーツに紹介してくれるとのこと。

そのメールを見た瞬間、ぞくっとした。
ほら、また始まったよ、と思った。
いつもそうなんだ。私が本気になってがんばろうと思ったら、神様はちゃんと道を用意してくれる。それがイバラの道であっても。
その道はどんなに進むことが怖くても、絶対に進まなければならない。

引っ込み思案でも、何もその場でできなくてもいいんだ。
今回はその場に頑張って行くことが、私のチャレンジだった。
人と比べても仕方がない。自分なりの小さな一歩を踏み出せるかどうか、それが一番大切なことだと思っている。
それができて、新たな覚悟ができたら、神様はいつだってご褒美をくれるのだ。

この勉強会が直接もたらしてくれたことではないが、ここに行ったことで刺激を受けたら、日本酒のことを書く媒体がたった3日のうちに2箇所もできた。
46歳になって頑張るのは大変だけど、でも、また頑張ろう、自分を超えようと思っている。
だって、これからが恩返しだ。
私にいつも優しいお酒が、ちゃんと日本国民の生活に届くまで、私は書き続けたい。

プレミアムモルツ講座からの、立ち飲みへ

2017-09-05 | 生活
日曜日は久しぶりに、サントリーのビール工場「京都ブルワリー」へ行った。
夫と「プレミアムモルツ講座」に参加(要予約・無料)。

うちの最寄駅から1駅で、そこからシャトルバスが出ているので、行くのも簡単だ。
バスはなぜか高齢者が多かった。暇なのかなぁ・・・。

この講座は無料とは思えない充実度!
第一部はプレミアムモルツのおいしさの秘密についての講座。




大麦とホップの実物も、においをかいだり食べたりできる。


さらに今回いいなと思ったのは、「プレミアムモルツ」と「香るエール」の飲み比べテイスティング!


ガイドのお姉さんの説明もわかりやすく、しっかり勉強できた。

第二部は工場見学。


敷地内でホップを栽培している。


大麦を煮るタンク


いろいろ見た後は、さあ、お楽しみの第三部、試飲!

ちゃんとおつまみもついていて、これがまた旨い。
何より出来立て・注ぎたての生ビール、最高!


2杯目は香るエール。グラスの形が違うこだわりもまたいい。


3杯目はどちらを飲んでもいいのだが、私はもう飲めなかったので2杯で終わりにしておいた。
ビールって、そんなに早く飲めないんだよなぁ・・・(試飲時間は15分ほど)
でも2杯で十分満足した。
(夫は3杯目もらっていた)

1人あたりのビールやおつまみ代なんて知れてるけど、このガイドツアーの企画やパンフの作成、ガイドさんの教育費などにお金がかかってるんだよなぁ・・・なんて、夫と話す。すぐそういう目線で見てしまう。
やっぱり大手はすごいな。

私は大麦やホップの話を聞いて、ビールでも日本酒でもワインでも、お酒と農業っていうのは密接に結び付いていることを実感した。
酒蔵の取材をするようになって、つくづく思うのだ。「農」と「醸」は切れない関係。両方が支え合って初めて良い酒ができるのだ。

ほろ酔いで気分よくまたシャトルバスへ。
駅を降りてからもまだ帰る気持ちになれず、近くの立ち飲み屋へ。
初めて入ったお店で、「せんべろセット」が1000円でめっちゃお得。
おでん2種類、ポテトサラダ、かぼちゃコロッケ、好きなアルコール1杯。
当然これを頼んで飲んでいたら、だんだん人が増えてきた。見回すとおっちゃんばかり。

隣のおっちゃんが私の顔を見て「可愛いなぁ。兄ちゃんが羨ましいわ」と夫に言った。
私はなぜかある一定の年齢のおっちゃんにウケがよい(笑)。
ザ・日本人みたいなのっぺりした顔なので、おっちゃん世代は安心するのかもしれない・・・。

店主は侍みたいなおっちゃんで、ちょっとブルースでもやってたような雰囲気。
とても優しかった。
また行ってしまうかもしれないな・・・

この日曜もとてもいい休日だった。

姪っ子の船出

2017-09-04 | 生活
土曜日は、姪っ子(姉の娘)の大学合格祝いだった。

この時期に合格祝いって・・・?と不思議に思うかもしれないが、姪は小6から中2までをシンガポールのインターナショナルスクールで過ごした帰国子女。帰国してからの高校生活も立命館高校の帰国子女ばかり通うクラスで過ごした。
中学も高校も6年間、全科目を英語で授業を受けてきた彼女は、「英語が得意」というレベルではなく、ほぼネイティブ(イギリス英語)。
そのうえ、高校のときに、IB(国際バカロレア)ディプロマという、日本ではまだ珍しい教育プログラムを受けてきた。

もし、詳しく知りたいという方がいれば、こちらから。

イギリスではどの大学でもIBディプロマを入学資格として認めているし、この課程を履修して認定証書を取得すれば、世界100ヶ国以上、20,000校以上の大学で入学資格や受験資格として認めらるというもの。
日本でも少しずつ増えているものの、「すべての授業を英語で受ける」ということが必須なので、なかなか導入が進んでいないようだ。
だから、私も姉が「IB」といつも話すのだが、何のことだかさっぱりわかっていなかった。
姪がいよいよ受験となって、初めて検索して、ああ、こういうシステムね・・・と知ったのだった。

日本のいわゆる学校での学習や受験とは全く問われる能力が異なるので、比較するのは難しいのだが、まあ、世界の大学を受けられるセンター試験のようなものだと捉えれば簡単かもしれない。(実際は1回の試験ではなく、学習プログラムだが)
選択科目による内部評価と最終試験による外部評価によってスコアが算出され、合計45点満点中、原則として24点以上で、国際バカロレアの修了資格(成績証明書)が授与される。
それが、なんと姪は40点という高得点で学校でも3位。卒業式で校長賞を授かった。
この高得点のおかげで、日本でIBの受験枠のある大学はほとんど無試験状態(論文などで)受けることができ、オーストラリアのメルボルン大学をはじめ、日本内でも3大学に合格。
結果的に、早稲田大学へ進学することになった。

世界共通の受験なので、入学は9月。
来週、東京へ行き、寮に入る。(この寮に入るのも試験があったらしいが、無事に希望の寮へ入ることができた)
半ばくらいから授業も始まるようだ。

そんなわけで、この時期に合格祝いとなった。

うちと両親と姉夫婦と姪の7名で、京都の「ヒダマリーノ」さんでお昼の食事会。
姪のリクエストでおいしいフレンチを食べたいということで、ここに決めた。

料理はこんな感じ。



















全部美味しかった。
オリジナリティもあり、盛り付けも美しく、接客も気さくで感じがよくて、とても満足のできる食事会になった。

姪が車の免許をとって、友達と淡路島に旅行に行った。交代で運転したという話を聞いたとき、「ああ、大人になったんだな」と初めて実感した。大学生になったと聞くよりも、ガツンとやられる感じで衝撃だった。
赤ちゃんの頃からずっと見てきたあの子が、こんなふうに大人になって巣立っていくんだなぁと。

シンガポールに3年いたから英語がペラペラなのも当然だと言う人もいるかもしれないが、もともと日本語しかしゃべれなかった子が小6で異国のインターナショナルスクールに入れられ、外国人と一緒に全くわからない英語だけの授業を必死になって受けてきたことを思うとせつなくなる。
辛いこともあっただろうし、人一倍努力もしたし、頑張った。
帰国してからも、レベルの高いクラスでIBのカリキュラムを受けるためにかなり頑張ってきた。そして、結果を出した。
私はそんな姪のことを誇りに思っている。
自分には子供がいないから、姪は唯一の血のつながりのある次世代の人間だ。
それもあって、よけいに感慨深い。

漢字や日本語は苦手な部分もあるけれど(この間は自転車のサドルのことを座席と言っていた)、2年ほど前に夏休みの課題で書いていた論文(日本語)を私と夫でアドバイスしてあげたことがあった。
特に書き直してあげたとか、具体的に何かをしてあげたわけではないが、読んで気づいたことを伝えてあげた。
そうしたら、その論文が学校で始まって以来の100点満点を獲得したらしい。
姉も姉の旦那さんも理系なので、「誰にその文才似たの?」と聞いたら「かおりちゃんちゃう?」と言ってくれた。
なんだかそれが嬉しかった。

そして音楽が好きで、今はドラムを習っているらしい。
大学では軽音楽のサークルに入って、バンドをやりたいという。
姉に全く似ていないのが笑える。マニアックな感じが私と似ている。

あんなに小さかったあの子が、もう大学生か・・・。車も運転するのか・・・。1人で東京で暮らすのか・・・。
いろんなことを思う。
どうか辛いことがあっても乗り越えられますように。いい人に恵まれますように。人を大事にできる人間になりますように。
どうかどうか、幸せに。