月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

あちこち飛び回っていた

2022-05-21 | 生活
気づけば1カ月ほど更新が滞っていた。
振り返ると、取材と遊びと両方で全国あちこちを飛び回った1カ月だった。
時々noteには書いていたので、読んでくれている人もいるだろうか。

まず、4月中旬には5日間のビール醸造講習を受けにいった。(大阪)
毎日通って、朝10時から夕方5時までガッツリと講義や実習を受け、同期生たちと帰りに飲みに行くこともあり、なんだか学生に戻ったようで楽しい日々だった。
新たに夢もできた。
それはnoteのこちらに書いたので、興味がある人は読んでくれたら、と思う。

4月下旬は少し早めのゴールデンウィーク休みをとり、夫と九州へ。
行きと帰りはフェリーで、九州ではキャンプ⇒ホテル泊⇒キャンプと3泊した。
これもnoteにかなり詳しく書いた。
その1
その2
その3

宮崎の高千穂、青島神社、鵜戸神宮、鹿児島の溝の口洞穴、雄川の滝と、パワースポットをたくさん巡り、美しく雄大な自然の中でパワーをもらって帰ってきた。
途中、お腹が痛くなることもあったし、お酒はほとんど飲めなかったが、基本的には毎日元気に過ごせたと思う。

家に帰ってからはさすがにぐったりしていたが、ゴールデンウィーク後半は出張取材で群馬へ。
1泊2日の予定だったが、帰りに東京でもう1泊して、その夜はあやに会い、翌日はもんちゃんと遊んで帰ってきた。
あやがおしゃれなお店を予約してくれて4時間も飲んでいたのに、ワインを2杯飲むのがやっとだった自分に、ちょっとショックを受けた。
以前は4時間もあれば一人でボトル1本くらい空けられたのになぁ。
とはいえ、楽しい時間を過ごせたことはよかった。

翌日もんちゃんとは井の頭公園を散歩した後、ハンバーグを食べて、旧古河庭園のバラ園を散策した。
きれいなバラに心癒され、穏やかな時間が過ぎた。
なかなかハードな出張だったが、無理してよかった。友達には会える時に会っておきたいと思う。

ゴールデンウィークが明けると、今度は飲み会。
飲み仲間4人組で半年ぶりに会うことになっていたので、楽しみに出かけていった。
食事中ずっとお腹が痛かったが、なんとか気づかれることなく耐えた。
「少し早いけど」と、私の誕生日のプレゼントとお花を用意してくれていて、ありがたかった。
3月にオープンしたばかりの「酒粕料理」を扱うお店で、とても気に入った。
この日はお酒も2合近くは飲めたと思う。

そして、5月13日~15日は夫と北海道旅行へ。
これには理由があって、peachで格安チケットを1年以上前に予約していたのだが、コロナ自粛期間と重なって延期。
(キャンセルはできないが延期はできる)
すると、またコロナで延期。
今年に入ってからもコロナ&大雪で北海道は行きづらく、5月のゴールデンウィーク明けくらいなら大丈夫だろうと、予約していたのだ。
それで、こんな連続であちこちへ行くことになってしまった。

今回はキャンプでもないし、ハードにするのはやめようということで、札幌と小樽だけのゆっくり観光。
泊ったホテルがすごくよかったので、それについてはまた改めて書きたいと思う。
1日目の夜は体調がよく、札幌で見つけたお店で料理とお酒を楽しめた。
2日目は、ホテルで無料のワインサービスがあるので、そこで張り切って2杯飲んだらしんどくなってしまい、結局街に出たのだが、居酒屋で海鮮やきそばを分けて食べただけでホテルに戻ってきてしまった。
(この日はどうしても肉や生魚を受け付けず、炭水化物なら食べられそうだと思い、最初に海鮮やきそばを頼んだ)
せっかく小樽の夜なのに!!食いしん坊の私がそれだけって・・・
あれもこれもと食べたかったなぁと悔やまれる。
お昼にパンケーキを食べたのがよくなかったか?

3日目は小樽でどうしてもルタオ本店限定のデザートプレートを食べたくて、夫に「やめとき」と言われたのに行った。
夫に半分食べてもらい、なんとか想いを果たした。
「気持ち悪い・・・」「しんどい・・・」と胸を押さえながら食べる私を、夫は飽きれ顔で見て笑っていた。
そんなにしんどいのに、なぜ食べるのかと。
そりゃ、根性や。もう小樽に来ることもないだろうし(過去にも数回来ているので)、思い残すことがないようにしておきたかったのだ。
たぶんこういう食い意地のはった人生が、私を病気にしたのだと思う。
とはいえ、食べられて満足だった。

旅に出ると、いつも以上に「健康って大事だな」と思う。
せっかく遠くまで行ったのに、食べたいものも飲みたいものも口にできないなんて、悲しすぎる。
大食漢であれもこれもと好きなだけ食べられた自分が懐かしかった。
ああ、できるならあの頃に戻りたい。
海鮮もデザートも地ビールも地酒も、もっともっと楽しみたかった。

くたくたになって北海道から帰ると、翌々日には石川県へ出張。
酒造りのレジェンドを取材した。
日帰りだったので、京都に着いてからカメラマンのT君と夜ごはん。
焼き鳥屋で焼き鳥を食べて、日本酒を1杯だけ飲んだ。
最近、肉の塊がしんどいので(薄切りやひき肉なら大丈夫)、焼き鳥は食べられるやろか・・・と不安だったが、T君がささみ、つくね、むねなど、食べやすいものばかり頼んでくれたので助かった。
そこの焼き鳥(石の上で焼く)がとてもやわらかくておいしくて、久しぶりに「あー、お肉おいしい」と思えたのもよかった。
なんか、おいしいものを普通に「おいしい」と思えると元気が出る。
自分は大丈夫だという気持ちになれる。
逆に、食べられない、飲めないという日は、その時点の体調以上に気持ちがやられてしまって、「もうダメなのかな・・・」と不安になるのだけど。

さらにその翌日は、仕事でお世話になっていたT社長のお誘いでお寿司を食べにいった。
連続でしんどかったが、4月からスケジュールに入っていて、予約のとりにくいお店をとってくれていたので、断れるはずがない。それも、私だけでなく夫も一緒だったのだ。
(T社長は夫のことを気に入っているのか、いつも「ご主人もどうぞ」と言ってくれる。食事は2回目)

4時半に私だけグランヴィアの19階ラウンジに行き、そこで1時間ちょっとT社長とおしゃべり。
それからタクシーで移動してお寿司屋さんへ。
このお寿司屋さんに連れて行ってもらうのは3回目だが、私自身が人生で食べた中で間違いなく一番おいしいお寿司屋さんだ。
(ウニだけは、淡路島の「新月」というお店がいい)
刺身なら、新潟の佐渡島や北海道、鳥取の境港などが上位だが、お寿司はネタの鮮度だけでなく技術も必要なので、そうなってくるとやっぱりこのお店だろうなぁ。

連れてきてもらったのはかなり久しぶり(5年ぶりくらい?)だったのだが、変わらず美味しかった。
初めて来た夫は食べるたびに感動していた。

T社長の話を聞くのは楽しいし勉強になる。
私をいつも誘ってくれるのは、私が「話を聞いてくれるから」だ。
政治やビジネス、流通、教育、社会情勢の話など、まあそれなりに相槌も打てるし、知らないことなら、職業柄あれこれ質問もできる。
さらにネットフリックスで見ている韓国ドラマの話や、大河ドラマの話までできるので、T社長にしたら「聞いてくれるだけで楽しい」ようなのだ。
(実際、「最近、誰も僕の話を聞いてくれないんや。話を聞いてくれるだけでうれしい」と言っていた)

夫も「勉強になるわ」と言っていたし、私たちは無理して話に付き合っているというわけではないので、お誘いがあればのこのこ出かけていく。
おいしいお寿司もいただけて、ありがたい日だった。

ざっとこの1カ月のことをまとめて書いてみた。
とりあえず飛び回れるほど元気だということを伝えたかった。

仕事は先月から落ち着いて、閑散期に入った。
出張はあと2回だけで、今月末に秋田へ行き、来月末に北海道だ。
でもそれ以外は出張もないし、4月~9月までの半年は、月の半分を遊び暮らす。
(まあ、収入も半分になるのだが)
時間的に余裕があるからこそ、講習会を受けたり、旅行へ行ったりもできるわけで。
この半年の間に、好きなことをしたり、療養したりして、無理のない生活をしたいと思う。