月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

スペシャルゲストとお花見を

2021-04-01 | 
毎年、歩いて数分の川沿いの公園で、夫と二人で花見をする。
今年は開花が早かった。
26・27日の週末には満開だろうと予測し、天気の良い土曜日に花見をすることにしていた。

ただ、今年はサプライズゲストが!!
関東出張で帰りにあやの家に寄って花見の話をしていたら、旦那のとしくんがちょうど関西出張とのこと。
「あやもおいでよー。一緒に花見しようよー」と誘ってみたら、本当に来てくれたのだ。
仕事が忙しそうだったし、交通費などもかかるし、本気で誘いながらも半ばあきらめていたので、「行くよ」とLINEが来たときは嬉しくて飛び上がった。

何度も天気予報を確かめたが、降水確率0%のお天気マーク。気温は21℃まで上がるという。
こんな最高のお花見日和、ここ数年で一度もなかったから、それも嬉しかった。

当日は朝から買い物へ行き(大好きな長岡の万代へ!)、帰って急いでお弁当を用意した。
お酒は前日に京都のタキモトまで仕入れにいっていた。
待ち合わせの14時にギリギリセーフ!!
やっぱりいつもより人が多かったが、それでも田舎の小さな公園だ。近所の人がちらほら集まる程度のもの。家族2~4人で小さく固まり、私たちが始めた頃にはシートをたたんで帰る人もいた。

ちょうど帰り支度をしている人の場所が桜の真下だったので、帰るやいなや私たちもシートを広げた。
お弁当も頑張ったかいあり、みんな喜んでくれた。


お酒はこんな感じで、花見っぽいお酒を選んできた。
寒紅梅酒造の「HARU」、喜多酒造の「First」、金光酒造の「賀茂金秀 うすにごり」。


ここは川沿いが桜並木になっていて、とてもきれいな場所だ。見頃には車も結構停まっている。
(写真は2日後、ウォーキングで通った時に撮ったもの)




すぐそばを阪急電車が走っているので、「桜と阪急電車」という写真が撮れるのも魅力だ。


逆側は河川敷が広いのでローラースケート場やテニスコートがあって、桜との距離はちょっとあるけど、山並みが見えるのでこっち側も好き。


満開できれいだったなぁ。




4人のお花見はとても楽しく、お酒も進んだ。
お花見をしているといつも「平和だな~」と思う。平和の象徴みたいなもんだ。
ずっとずっとこんな平和が続いてほしい。

それにしても日本人はなぜこんなにも桜に惹かれるのだろうか。
それはもう平安時代にはあった感覚だよね、歌にも詠まれているしねと、そんな話もする。

あの西行の歌が好きやねん、と私が言うと、あやがすぐにそらんじてくれる。(こういうところが好きだ)
「願わくは花の下にて春死なんその如月の望月の頃」
この想いはきっと日本で生まれ育った人にしかわからないだろう。満開の桜の下で死にたいなんて。

そういえば、俳句の話になって、木の切り株がお酒のボトルを立てかけるのにちょうどよく風情があったので、「これで一句詠もう」と、としくんが言ったが、結局誰も詠めなかった(笑)。
「俳句、好きなんだけど、なんも出て来ん・・・」と、シーン・・・。

そんなたわいもない話をしながら、美味しいお酒を飲んで笑って。
夕方になってから我が家へ移動し、「そろそろ帰ろっか」と二人が言うのに、夫が「もう1つだけ聞いていいですか?」と自分の仕事の話などを相談して、延びて延びて、結局9時前になってしまった。(すまん)

しかし、今年はスペシャルなお花見だったな。
近所にこういう場所があるのもいい。(人混みじゃないから)

ガン宣告を受けたのが、2016年の3月だった。花見の時期に入院して手術を受けた。
あれから春が来るたびに思うのだ。
「今年もまた桜が見られた」と。
きっと一生そう思いながら春を迎えるんだろう。
10回でも20回でも、桜を愛でるつもりだ。

ただ、どうせ命尽きる時が来るのなら、願わくは、私も満開の桜の下で。

「若さ」は財産

2020-10-16 | 
先週末、関東に住んでいる親友、あやととしくんが我が家に来てくれた。
「行っていい?」と聞かれた時、もう単純に嬉しくて飛び上がった。
2人ともこちらに実家があるが、コロナのことがあり、緊急事態宣言中のゴールデンウィークはもちろん帰省は自粛。
関東在住なので、お盆休みも自粛していて、今年に入ってから一度も会えていなかったのだ。
私もそうだが、9月以降、ようやく世間が動き出しているなと感じる。Gotoトラベルも始まり、県を越えての移動が許されるようになったというか、やっと会いたい人に会えるようになったと感じる。
本当に日本全国のみんなが我慢した数ヶ月だったなと思う。

もともとこの日はふみこと会う予定があったので、喜んで予定変更。ふみこもうちに来て、みんなで久しぶりに顔を合わせた。
私が新潟のカーブドッチワイナリーで買ってきた、醸造家・掛川氏のチャレンジワイン「どうぶつシリーズ」6本セットも3本開栓。


「おうむ」はスパイシーで軽い赤ワイン。「ペンギン」はグレープフルーツのような白ワイン。「いっかく」は最近流行りのオレンジワイン。どれも個性的で飲んでいて楽しかった。
自分は昔から酒飲みというだけでなく、きき酒師の資格を取るくらい「味を見分ける」という作業が好きなので(お酒を飲めるようになるまでは「きき紅茶」みたいなことをよくやっていた)、自分が経験したことのない味に出合うと嬉しくなる。すごく楽しい。それが好きな味でもそうでもなくても。
ワイン好きな人たちがちょうど来てくれてよかった。自分だけで飲むにはもったいなかったから。

あやが校閲者の資格を取得し、書籍校閲の仕事を始めて、その話を聞くのも楽しかった。
あまりに充実感を持って話すものだから、ライターより校閲者のほうが面白いんじゃないかと思ったほど。
50歳を前にしての挑戦。新しい世界での活躍。やっぱり彼女はただ者ではない。尊敬の念を送ると同時に、心から応援している。

夕方になって、ふみこの長女が来てくれた。22歳。私の姪っ子と同じ年だけど、正直、姪っ子よりも親しみがある。
生まれた時から見てきたのだ。今でもふみこの実家に赤ちゃんだったあの子を見に行ったことを思い出す。小さくてかわいくて、自分の親友はこんなかわいい子供を産むことができるんだ、すごいなぁと思った。
それからずっと大きくなっていく様子を見ていた。
二人姉妹で二人とも優秀で、高校ではひたすらダンスに打ち込み、二人とも世界大会でアメリカまで行った。
部活一色の3年間だったはずなのに、二人とも関西の有名私立大学に現役合格。
何か一つのことをやり遂げた人間は、その成功体験によって他のこともやり遂げられる人になる。そのことを実証した例だといつも思う。

彼女は、とても美人で、ダンスで鍛えたすらっとした体で、若さで輝いていた。眩しいほどに。
あの生まれたばかりの赤ちゃんだったあの子と、いつかお酒を飲めたらと思っていたが、ようやくそれが叶った。
日本酒が好きだと言って、私が勧める日本酒をたくさん飲んでくれた。
就職活動中で、その話もみんなで聞いて、アドバイスをした。
久しぶりに親友たちと集まれただけでなく、彼女が来てくれたおかげで、とても素敵な夜だった。
「若い」ということは、それだけで財産なんだなと思う。決して年を重ねたことを卑下して言っているのではなく、普段若い人と接することがないので、「若さ」というのはやはり素晴らしいと感じた。輝いていた。

自分も20代前半は、何も怖くなかった。
根拠のない自信というのでもない。自信なんていう言葉はそぐわない。
ただ、バカだったんだろう。何も怖くなかった。未来は自分に対して優しくて、開いていると思っていた。漠然と。
失敗しても取り返しがつくと思っていたし、失敗するということがどういうことなのか、そのイメージすら湧かなかった。
こえー!20代!
だから、一応、国立大学まで行ったのに就職活動も一度もしなかったし、「組織ムリ~」「同じ仕事、同じ職場ムリ~」「文章書きたい~」「ラッシュの電車、絶対いやー」というワガママだけで、フリーライターになった。
こわっ!
それが通用すると思っていたんだから。
もう今の私からしたら、あの頃の私なんて、変人というか、ぶっとんでいる。
でも、一番恐ろしいのは、通用してしまったという事実だな。本当にたまたま運よくここまで来たが(私はいつも人生の岐路で欲しいサイコロの目が出る)、路頭に迷っていてもまったくおかしくないことをやっているわけで。
若さゆえできたことだ。今なんかブルって絶対何もできない。保身、とにかく保身。そして、ニコニコと我慢して人とうまくやることだけ考えている。これが大人じゃけー!と思っている。

話がそれたが、とにかく楽しい時間だった。
家にたくさん人が来てくれるのも久しぶりだったし。やっぱりこうでないとね。
ただ、楽しい時間が過ぎるのはあっという間。全くしゃべり足りなかった。
次は私が関東へ行こう。
自分の好きな人たちが、幸せそうな顔で、一緒に美味しいものを食べたり飲んだりしてくれるのが、私は一番嬉しいんだ。

愛しき「日常」が、再び。

2020-07-02 | 
月曜の夜、かどやと二人で飲んだ。
外で飲むという行為自体がおよそ4ヶ月ぶりのこと。
高槻の夜の街はどんな感じだろうかと思っていたが、閑散とするわけでなく、かといって元通りの人混みでもなく、ちょうどよく感じた。
若い女性がほとんどという客層の、カジュアルなイタリアンレストランに入り、ピザやアヒージョ、シーザーサラダなどを注文。
生ビールで乾杯したら、ああようやく「日常」だと思えた。急激に目に映る人やモノの色が濃くなったのを感じた。

久しぶりに会ったというのに、話題は無農薬野菜の育て方のこと。
「土が大切」「化学肥料はあかん」等、農家の人のように話すのを聞いていたら、なんだかおかしくなって笑ってしまった。
でも、そういう肩ひじ張らない会話が、私の心も体もゆるゆるとほぐしてくれるのを感じた。
あっと言う間に赤ワインのボトルが空になると、「ウイスキー飲みに行こう」とかどやが言うので、近くのJKへ。
エヴァンウィリアムスのロックに、スモークチーズ。
お酒が進めば、少し話題も深くなり、1時間のつもりがまた2時間。楽しい時間だった。

この日を皮切りに、週に1回程度、友達と会っていきたいと思っていたのだが、想定外のことが2つも飛び込んできて、結果的に3日連続で飲むことになった。
土曜、飲み友達でもあるカメラマンMさんからLINEがきて、「相談があるので電話していいですか?」とのこと。
彼がそんなことを私に言うのは珍しく、何か深刻なことのように思ったので、電話より少し会いましょうかと提案した。
そして、こういう時こそフリーランスの特権を活かして街に人があふれる前の「昼飲み」にしようと、火曜の15時に大阪駅に集合し、ルクアのバルチカへ。
福島駅近くにある「ジャックとマチルダ」の系列店がつい先日オープンしたと知っていたので、そこに行きたかったのだ。
(酒のアテも日本酒も美味しくリーズナブルな立ち飲み屋。同系列の福島の店や天満の店には何度も足を運んでいる)
立ち飲みのほうが2時間でさっと切り上げられるのもいい。
思った通り人もまばらで、感染リスクはかなり低そうだったのでホッとした。

Mさんからの相談事は身内のガンの話だったのだが、それ以外はいつものようにたわいもない話。
外で飲む日本酒も4ヶ月ぶりで美味しかった。
やっぱりリモートじゃダメだ。リアルじゃなきゃ。
若いころからずっとあちこち飲み歩き、人と会話を重ね、自分のエネルギーに変えてきた。
それが原点。
それが源。
自分の生活には、人生には、やはりこういう時間がないとダメだと実感した。

また、今は感染リスクを考えて、さくっと2時間で切り上げられるのもいい。
いつもなら「よーし!調子上がってきた!2軒目じゃ~!」と行くところ、17時になって人が増えてきたのと同時に、「では、また~」と程よいところでスムーズに帰宅できた。(私としては珍しいこと。リスクでもないと、とことん飲むはず)

そして昨日、これまた予定外でふみこと飲んだ。
月曜の夕方、かどやと会うために駅まで急いでいたら、仕事帰りのふみこに遭遇。(これだから近所は・・・)
「急やけど水曜なら仕事休みやから遊べる!」と言うので、その場で即決。駅前でランチしてからうちへ来て、飲みながらしゃべることになった。

うちでタロット占いもしてあげた。
実際に人を前にすると、とっさに言葉が出ないので難しい。
でも、「当たっている」かどうかより、カウンセリングじゃないけど、
「こういうことない?」
「あ、もしかしたらあのことかも」
「今、こんな気持ちじゃない?」
「思い当たる節はある。今こういう環境だから・・・」
みたいな感じで、私が一方的に未来を予想するような占いではなく、一緒に今の置かれている環境や心の動きを整理していくような占いができて、私もまた一段レベルが上がったように思った。(一体何を目指しているのだ、私は・・・)

瞑想の先生に言われていたことをふと思い出す。
私は「のど」が弱い。それは肉体的な意味(病気ということ)ではなく、ヒーラーとして見た時のこと。
「もっと言葉にして喉を使ったほうがいい」と言われていた。
それはなんとなく昔から私も思っていたことで、ペラペラとおしゃべりなように見えて、実は言いたいことを「話す」ということが苦手だ。「思考」→「話す」の流れがスムーズでなく、うまくまとまらないし、話しながら「あれ?こんなこと言いたいんじゃないのに」と思うこともよくある。
それが、「思考」→「書く」だと本当にスムーズで、自分の考えが脳の中で言葉として認識されるのと同時に書き表していくことができる。だからこそ、物書きになったわけだけど。

タロット占いも、A4用紙にびっしりと文章にしてまとめてあげるのはたやすいのだが、ふみこを目の前にして言葉を紡いでいく作業がとても難しかった。カードのイメージ・持つ意味は理解していて、もやっと心に浮かぶのだけど、それが喉を通して発するとなった時にするするとは出てこない。
でも、これは「のど」を使う、いい訓練になるなぁと思った。

そんなこともやりながら、ちびちびとビールやワインを飲み、ふみこがビールをぶちまけるというハプニングも乗り越え、なんやかんやで夜の9時までうちにいた。(これだから近所は・・・)
ちなみに夫は出勤だったので、終電で帰宅。

ふみこを玄関で見送った後、残ったミントハイボールを飲みながら、コロナ自粛が明けたと思ったら、いきなり濃厚な3日間だったなぁと振り返る。
今くらいの感染リスクなら、このくらいの行動範囲で、このくらいのリスク管理で、皆とまた以前のように過ごせることを確認。
私も休薬中だから、免疫力はほとんど普通の人と変わらなくなっているし、少し安心。まだ気を抜いてはいけないけど。

こうやって、1つずつ戻ってくる日常を、これまでとは違う気持ちで抱きしめる。
愛しく思うし、感謝もあふれる。
1年後、5年後、10年後、このブログに書かれたコロナ時代の私の想いを、未来の私はどんなふうに思い返すのだろうか。
あんなこともあったよねと、誰かと懐かしく笑い合える未来をつくるために、今日を真摯に生きて、綴る。

備忘録として、12月後半のこと。

2020-01-08 | 
昨年12月、入院・副作用が終わってからの2週間、期間は短かったけれどとても濃くて楽しい時間を過ごした。
ほぼ毎日誰かと会って飲んでいた。

まず18日は、日本酒大好き仲間4人で集まった。
メンバーのMちゃんが70歳になったので、私、Aちゃん、Hちゃんの「3人娘」で古希のお祝いをしようということになったのだ。
もちろんサプライズで。
京都の好きな日本酒のお店を予約し、紫のちゃんちゃんこと帽子、センスのセットを用意。
Aちゃんが作ってくれたメッセージボードにメッセージを書き、一緒に贈った。
Mちゃんには奥さんはいるけど子供はいない。偉い先生だけどフランクに接してくれて、3人娘をかわいがってくれる。
「まさか、こんなことしてもらえるなんて・・・」とびっくりしていたが、嬉しそうだった。
最後にみんなで「来年の年末もまたここで集まって忘年会しようね」と約束した。
私は最近、先の約束が好きだ。1年後も絶対に元気で楽しい時間を過ごそうと思い、生きる力になるからだ。

20日は、ゆうちゃんといわさきっちと北新地のお店で食事会。
このメンバーだとお酒をほぼ飲まない、この日も日本酒を1合も飲まず、2軒目のカフェでお茶をしていた。なんと健康的な!
忘年会も兼ねていたが、本当は9月にするはずだったいわさきっちのお誕生日会だった。
私の治療が始まったので、延期に延期が重なり、ようやく開催できたのだ。
久しぶりの北新地はにぎわっていた。

21日は、セカンドドクターのところで高濃度ビタミンCと瞑想。

22日は、小学校の時のプチ同窓会。
ひょんなことから誘われて参加した。集まったのは先生2人も入れて10人程度。
卒業以来会ったことのない人がほとんどだったが、とても穏やかな空間で、心から楽しむことができた。
無理やり連れて行ったこうちゃんも「楽しかったわ、誘ってくれてありがとう」と言ってくれたのでホッとした。
昼間の集まりだったので、夕方5時過ぎには解散。
こうちゃんを連れて家に帰り、夫と3人で鍋をつつきながら「M-1グランプリ」を見た。
私は途中でソファで寝てしまった。(録画していたので翌日寝ていた部分は見なおした)

23日は、床床さんと梅田でランチ。
野菜を中心にした体に良さそうなフレンチのコースで、見た目も美しく楽しめた。





夏前に会って以来だったので、話したいこともたくさんあり、時間が経つのがあっという間だった。
旦那さんが剣道がめちゃくちゃ強くて、その試合動画を見せてもらい、あまりの強さとスピードに感動した。(感動を通り越してウケた)
娘ちゃんも可愛くて、特にうちの夫がメロメロなのだ。
またファミリーでも遊ぼうねと約束して別れた。

24日は唯一出かける予定のない日だったが、クリスマスイブなのでクリスマスっぽい夕食にした。
夫がいつも「チキンを焼いて」とうるさいので・・・。
しかし、チキンを焦がして肝心の皮を取り除くということに・・・。ああ、パリパリがおいしいのに・・・残念。



25日は、仲の良いデザイナーさんが年末年始にお店を間借りするので「よかったら来て」ということで、ディレクターのマキコちゃんと一緒にお邪魔した。
デザイナー業は少しずつ減らしていき、近い将来は完全にお店だけで生活したいそうだ。
お料理上手でどれもこれもおいしいし、店経営ができるようなスクールにも通っていたので、そろそろ実現できそうな夢。
がんばってほしくて、応援の意味もあって行ったが、それ以上に大満足!
オープンしたら流行るだろうな。
夫の会社から近いので、最後に夫も少し顔を出してくれた。

26日は、これまた別の仲良しのデザイナーさんと二人で忘年会。
彼女はあまりお酒を飲めないので、そういう人と行くとこちらも自然に量が減るので、飲み会連チャンだが問題なかった。
いつも「できるだけ体に良い店にしましょう」と、自然系の店を選んでくれる。今回は自然薯料理の店だった。
カウンターで距離が近かったせいか、いつもより深い話もできて意味のある忘年会になった。(ほとんど仕事の話)
年始にスタートする28ページの冊子も任せてもらえる。この10年くらいで築いた信頼関係を大事にして、いい仕事をしたいと改めて思った。

27日はセカンドドクターのところで高濃度ビタミンC点滴。クリニックの仕事納めの日ということで、瞑想はお休み。

28日は塾講師をしていた時の生徒2名と集まった。毎年恒例の会だ。
私の病気のことを伝えるとびっくりしていたけれど、普通に元気なのでホッとした様子。
日本酒と魚の美味しいお店で、一人が「焼き魚と日本酒、最高や」と何度も言いながらきれいに焼き魚をほじくり、日本酒をちびちび飲むのを見て、頼もしく感じた。お酒離れと言われる若者が日本酒を本気でおいしいと飲んでくれるのは嬉しいものだ。
「俺らもう来年30歳やで」と言うのを聞いて驚いた。もう若者じゃない・・・?
二人とも生活は充実しているようでよかった。
ただ、この日は来ていないメンバーの一人が北海道で仕事をしていたのだが、1年前から連絡がつかなくなり、気になっていた。
「年明けに実家に行ってみるわ」と一人が言ってくれたので任せた。何事もないといいのだけれど。
帰りに何もない平坦な道で、すっころんだ。思い切りこけて泣くほど痛かったが、生徒の前なので何事もなかったような顔で起き上がった。
「大人が本気で転ぶの、初めて見た」と言われた。
帰って膝を見たら、タイツの上にも関わらず、膝はズル剥け。翌日には膝全体が真っ青になった。
人に言うと「なんで転ぶの?」と聞かれるが、私も知りたい。なんでこんなに転ぶんだろう・・・。(酔っていない時もある)

29日は、あいちゃんが東京から実家へ帰省していたので、かどやと3人で会った。
年に一度しか会えないので、楽しみにしていた。
またどうせタクシーやろなと思っていたら、2軒目でかどやが予定があって帰ったので、3軒目、4軒目はあいちゃんと二人。
じっくり二人きりで飲んだことがなかったので、それはそれで珍しく楽しい時間だった。
彼女は歯科衛生士なので、歯の相談にものってもらった。
「親知らず、抜いたほうがいいよ」と言われたが、勇気が出ない。最後は結局タクシーだった。

30日は、あやが実家へ帰省していたので、昼間からふみこと3人で会った。
京都タワーの地下のフードコートのような場所(いろいろな店が入っていて、座る席は自由)で、飲みながらしゃべった。
アメリカから帰国したのが昨年の秋。できれば関西に戻ってきてほしかったが、それでも日本にいてくれるだけでありがたい。
久しぶりに女性陣だけでしゃべれたので、いろんな話ができた。(最近は会っても、それぞれの夫がついてきていた)
この間に、うちの夫とあやの旦那は二人で高槻の温泉に行っていた。(案外仲良し)
17時からビアホールを予約していたので、そこにそれぞれの夫が集まり、最後は総勢6名でビールを飲みながら楽しい時間を過ごした。
私はもうほとんど飲めなくて、1杯半だけ。
新幹線の終電であやたちは帰っていった。それを見送り、私たちも家に帰った。

なんという濃い2週間!!
本当にたくさんの友人・知人に会った。
他にも会いたい人はいたが、1対1の個人的な飲み会までは入れられる余裕がなく、来年に持ち越した。

「タフだねー」とよく言われるが、お酒の量は翌日残らないように自分で調整すればいいのだし、楽しいお酒は体にも心にも良い。
人から得られるエネルギーがどれだけ大きいか。

その証拠に、年末年始の私はとても元気だった。

幸せな三連休

2019-11-04 | 
この三連休はとても楽しかった。

2日(土)は、あや夫妻とふみこが来てくれて、うちの夫も入れて5人で久しぶりのホームパーティ。
皆が気遣って「持ち寄りにしよう」と言ってくれたので、準備は楽だった。
自分の料理とみんなの料理で、テーブルは豪華に!



お酒も久しぶりにたくさん仕入れた。
人が来てくれると、いろんな種類を少しずつ飲めるので嬉しい。



みんなでたくさん食べて飲んで、しゃべって笑って。
あっという間に時間が過ぎてしまったが、途中でふみこが「明日も空いてる」と言い出し、私も予定がなかったので、「明日も遊ぼう!」と急に決まった。
関東から来ていたあやたちも新幹線の時間を変更してくれて、結局翌日も5人で遊ぶことになった。
終わってしまうのが淋しい時に「また明日ね」と手を振れることが嬉しくて仕方がなかった。

翌日、3日(日)は11時半~、サントリーのビール工場へ出かけた。
「何して遊ぶ?」となった時に、「ビール工場へ行こう!」「行きたい!」「予約してみるわ!」と、これまた急に決定し、うまく予約もとれたのだ。
私も行くのは数年ぶりだったのでワクワク。(何度行っても楽しい)

工場見学も年々進化していて、映像をうまく使ってわかりやすく説明してくれたり、ちょっと驚くような仕掛けがあったり。





お楽しみの試飲も、普通のプレモルに加えて、香るエールとマスターズドリームの3種類が飲めた。
試飲時間が20分程度なので、みんな大慌てで飲み干し、お替わりに並んだ。
私はそんなに早くたくさんビールが飲めないので、2杯だけにしておいたが、みんな3種類飲んでいた。すごい!



案内スタッフのお姉さんに写真も撮ってもらい、半分酔っ払いのご機嫌な5人・・・。
この後どこへ行くか相談し、京都の「にし川」さんへ行くことに決定。
私が最近行ったお店の中でもイチオシの飲み屋だ。
15時から空いているのもありがたい。

お得な夕暮れセットで乾杯!




その後も、皆で何種類か注文した。
大人数で飲むと、いろいろ試せるのがいい。
しかし、やっぱりこの店はすごいわ・・・。わかる人なら仰天のラインナップがとにかく安く飲める。









さすがに今日はあやとトシくんは新幹線に乗らなければならなかったので、7時頃には解散。
なんとも盛りだくさんで楽しく幸せな2日間だった。
神様からのプレゼントみたいな日。

ちょっと飲みすぎたかなと思ったが、ふみこが「楽しかったら大丈夫!」と言ってくれて、本当にそうだと思えた。
実際、いつも以上に体調は良く、何よりも心が軽かった。
友の力をしみじみと感じた。
この日だけではない。彼女たちだけでもない。ガンになってから、友達のありがたみとパワーをますます実感している。
絶対に、私、治るわと、感じられた日でもあった。

翌朝起きてもまだ楽しくて幸せだった余韻が続いていて、「治るわ」ではなく「治った?!」と思った。
痛みではないけれど、なんとなくあった左下腹部の違和感が消滅していたのだ。
「笑い」は免疫を上げるというけれど、本当にそうなんだろうなと思えた。

夫もずっとニコニコしていて、今日も楽しいことがありそうだと思える朝だった。
「どこかにブランチに行こうか?」と言ったら、夫が茨木の「ファーマーズキッチン」へ行こうと提案してくれた。
雨も上がっていいお天気で、それだけで私は気分がいい。
ゴキゲンなブルースを流しながら、ハスラーで出発!

初めて行ったお店だったが、広い敷地にカフェと植物の販売店舗があって、一気にテンションMAXに。
パスタとピザを注文して、シェアした。





こういうものを食べるのも久しぶりで嬉しかった。やはり旨い。
大好き、炭水化物~!!

食べ終わってから、時間をかけて花苗を見て、いくつか購入。
ちょうど花壇にまだ空きがあり、追加しないといけないなと思っていたところだったのでよかった。
植物に長時間囲まれていたら、さらに元気になった気がした。

帰りに「どうしてもケーキが食べたい」と私。
糖分はガンのエサだからと、できるだけ甘いものを控えてきたが、またこれから2週間の摂生が始まるので、「今日だけ!」と夫にお願いした。根負けした夫が許してくれたのでスイーツのお店によってモンブランとカヌレを買った。

カヌレは私の大好物で1つだけ注文したら、その店のパティシエ(おじさん)が「1つでいいの?うちのカヌレ食べたことある?」と聞いてきた。
「初めてですけど、私だけしか食べないと思うので」と言ったら、「うちのは日本一旨いよ!」と言うので「じゃあ2つ」と追加。
「これまでどこの店で食べた?」と聞くので、「いや・・・どこってことないですけど、カヌレが好きなので、見かけたらケーキ屋でもパン屋でも買うようにしています」と言うと、「じゃあ大丈夫。うちのが一番旨い」と自信たっぷりに言われた。

そんなハードル上げちゃって大丈夫やろかと思いながらも楽しみにして帰宅し、美味しいコーヒーを淹れて食べてみた。
・・・めっちゃ旨い!!
周りがカリっとして、中は絶妙なしっとり感。
「これは、言うだけのことはあるなぁ」と夫と感心しながら食べた。
モンブランも美味しかったが、こちらは想定内。とはいえ、ケーキなんて口にしたのは数ヶ月ぶりで、とても幸せだった。
甘いものって人を幸せにするなぁ・・・
でもまたこれでしばらくはお預けだ。

食べてから買ってきた花苗を植えた。
これから寒くなるけど、しばらくは花をつけてくれそうだ。
もう少し育ってから写真もアップしよう。

本当に盛りだくさんで幸せな三連休だった。
あと2日でまた原稿を4本書き切り、また入院、治療、副作用と、嫌な1週間がやって来る。
だけど、今回は“あること”を試したいので、ちょっと楽しみでもある。
(楽しみは言いすぎだけど、憂鬱ではない)
とにかく元気で、もう治っているとしか思えないから、次の抗がん剤はダメ押しだ。