月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

とにかく年は明けたのだ!

2014-01-04 | 生活
慌しい年末をなんとかやり過ごし、ギリギリセーフというか、ギリギリアウトくらいの感じで新年を迎えた。

振り返ってみると、30日に来客をOKしたのがそもそもの間違いだった。
あだっちゃんと吉田くんがどうしてもその日しかあかんと言うし、うちに来たいと前から言っていたので、何とかなるだろうと招待したのだ。
例によって、7、8品料理を作ってもてなして。
二人が帰った後、ローストビーフをびりけんに受け取りに行き、その足で阪神の地下で人ごみにもまれて食材をゲット。
帰ったら後片付けして、友人から特別ルートで生で食べられるカニを仕入れたものだから、2匹さばいた。

カニの固い殻を、食べやすいように全部むいていくというこの作業!!
ただでさえ、連日の料理と大掃除で手がボロボロだったのに、最後は手の先の感覚も全部失ってしまった。
そうしているうちに30日は終了。

こんな時だというのに、気になる仕事のメール。
ゆっくり眠っていられず、夜中の3時に起き出して修正原稿を作って送った。
ああ・・・朝だ。5時が来た。

今度は朝からおせちの買い物に行き、午後から作り出したが、その間にも昼ごはんの年越し蕎麦の準備→食べる→片付けがあり、さらにもう1匹カニがあったので、それもさばいて、カニすき鍋の準備→食べる→片付け。
主婦の人ならわかると思うが、おせちの準備をしながらも、日々の食卓の準備と片付けはきっちり間に入ってくるという、この厳しさ・・・。
全然作業がはかどらないばかりか、だんだん疲れてきて包丁を使うスピードも遅くなるし、私は腰痛もちなので、もう立っていられなくなってうずくまってしまった。(夫、激写!



面白かったのでFBにもアップしたら、ウケていた↑(笑)

そうやって作業は夜中までかかり、テレビから紅白が流れてくるのを横目で見ながら、2013年最後の日を過ごしたのである。
行く年来る年が始まって、「え?!もう今年終わり?!」と愕然とした、あの感じは今も忘れられない・・・。
なんだろう、あの慌しさ。
大晦日の夜の情緒のかけらもない。
残ったのは、ボロボロになった手と腰の激痛のみ。

それでも着替えて、夫と近所の神社へ初詣に。
結構な人ごみだった。


おみくじを引いたら「中吉」。
ここのおみくじ、好きなのだ。書いていることがやさしいから。

「人との交流がうまくいかず
悩み孤立することあっても、
必ず努力すればわかってもらえる。
今が育成の山場、
時来れば収穫は多い」

思い当たることがある。
今の日本酒の冊子の仕事のことだ。
書けば長くなるので省略するが、きちんとディレクションをしてくれる人がいない状態での創刊。
相手は制作の素人なので、ただ要望と理想だけをぶつけてくる。
そんな中、自分の力の足りなさに打ちのめされ、最初は半分くらい任せてもらえると思っていたのに、蓋を開けてみれば3分の1以下で・・・。
でも、何も言えない。力不足は明らかだから。
自分の力を信じられず、なんだか一緒にやっていく仲間に対しても引っ込み思案で卑屈な自分が出てしまい・・・。
今は完全に孤立している(物理的にではなく、精神的に誰にも頼れないし、信頼されている感もないということ)。

そんな状況だったから、このおみくじは嬉しかった。

努力しよう。
自分ができることって、真面目に努力するくらいしかないのだ。
わかってもらえるものを作ろう。
投げ出さず、卑屈にならず、ただじっと堪えてできることをしっかりやって、成長しよう。
今は育成の山場なのだ。
その先には大きな収穫があると信じて、今はやるしかない。

一年の最初にこういう導きの言葉があってよかった。

他にも年末はいろいろあって、言葉通り、身も心もボロボロで迎えた新年。
年賀状はできていなかったが、とりあえずおせちは完成した。


(海老の頭の向きが逆なのは気にせずに・・・)

一年の始まりに、こうして美しく整えた食卓に座り、夫と杯を交わす。
料理だけでなく、おめでたいラベルのお酒はもちろん、器、お花、祝い箸など、全てに気を配って。
この瞬間が訪れたら、もうあの慌しい時間も腰の痛みもすべて帳消しになる。

ちなみに、1日、2日は実家まわりでまたヘトヘトになり、年賀状は3日にようやく投函
少しもゆっくりできないお正月。
今日からまたぼちぼち仕事もスタート。
抱えている原稿のボリュームを考えると気が遠くなりそうなので、あまり考えないようにしている。
今日明日はまだぼちぼちやって、月曜からは本気出さないと間に合わないなぁ、こりゃ・・・。

何にしろ、新しい年はやって来た!

皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします