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漂砂のうたう

2012年01月26日 | Weblog
 木内昇著 時代は明治の初頭の遊郭での物語。武家の二男坊の主人公が出自を百姓と偽り立番として働いているが、そこに働く花魁や同僚や噺家の弟子と関わりが主な内容。遊郭の花形花魁の身受けと足抜けに関わり物語は、進展して行く。主人公が遊郭を出て新しい生き方をするように話は進むが最後は、遊郭に戻ってしまう。何ともはっきりしない主人公と代表花魁と噺家の冴えない弟子が最後に落語話のように結びつく。途中に怪談話のような展開もあるが怪談話ではなく、明治という新時代と取り残された武家の子弟や遊郭に暮らす人々のやるせない話でした。


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