瀬木比呂志著 元裁判官の司法行政を危惧する内部告発に近い内容の本です。国家権力と一体になった三権分立を無視するような最高裁を頂点とする統制。裁判官の人事に関する締め付けや権力に不都合な判決を出した裁判化に対する人事差別を書いている。危惧するのは、このままでは、司法制度が瓦解する危機感か。確かに上級審に上告するほど判決が政治的になり憲法判断を拒む事例が多いことでそのことを感じます。普天間基地問題の判決結果がこのことを表すでしょう。
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