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ターミナル

2015年12月05日 | Weblog

 佐藤浩市が主人公の映画です。旭川の裁判所の判事だった主人公が裁判で大学時代の恋人だった女性と裁判で再開する。女性は被告人として判決を受けるが執行猶予ついた。スナックを経営し佐藤浩市が尋ね深い関係になってい行く。なぜ、女性が駅のホームで主人公の前で自殺するのか。物語の展開に現実味がないのが残念です。主人公が本州に転勤に辞令が下りたが女性のため裁判官を辞して女性と暮らしてゆく決断をした再出発の日に目の前で自殺する展開に違和感がります。その場にいながら逃走し釧路で弁護士事務所を開く筋描きに無理がありますし鞄一つでそれまでの女性の仕事をどうしたのか疑問です。また、釧路でこれも被告となった若い女性(本田翼)の弁護をしてその情勢が佐藤浩市の貸家を訪ねて来ることや麻薬中毒の恋人の男が厚岸の女性の実家で発見し本田翼だけが警察に事情聴収を受けることがあり得ないと思います。同じ発見者の佐藤浩市から事情を聴かない警察ってあるでしょうか。でこの映画の主題は、本田翼の人生の最終発に釧路駅から旅立つことや過去の贖罪を抱え息子の結婚式に出席しようと東京に行くのに釧路駅から出発する佐藤浩市がテーマになるでしょうが東京に行くのに釧路空港から飛ばない理由が分かりません。わざわざ時間のかかるJRで次の日の結婚式に出ようとする背景が不明です。


峠うどん物語(上下)

2015年12月05日 | Weblog

 重松清著 市民斎場前の峠にあるうどん屋さんを中心添えてうどん屋の老夫婦と孫の中学生が織りなす人生模様を描きだしている。葬儀を終えた人々が立ち寄るうどん屋に人生が投影される。孫の女子中学生に関する人間関係や両親の関係が物語に深みを増しています。人生をうどん職人に掛けて提供しそれに救われる人々の物語が面白いですが、最後の方に幼馴染の友がやくざの親分になっても老夫婦には幼馴染として付き合い隠居して堅気になって死んでゆく様は、ちょっと作り過ぎか。でも小説家は、峠のうどん屋を中心に色々な話を作れるものですね。