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峠うどん物語(上下)

2015年12月05日 | Weblog

 重松清著 市民斎場前の峠にあるうどん屋さんを中心添えてうどん屋の老夫婦と孫の中学生が織りなす人生模様を描きだしている。葬儀を終えた人々が立ち寄るうどん屋に人生が投影される。孫の女子中学生に関する人間関係や両親の関係が物語に深みを増しています。人生をうどん職人に掛けて提供しそれに救われる人々の物語が面白いですが、最後の方に幼馴染の友がやくざの親分になっても老夫婦には幼馴染として付き合い隠居して堅気になって死んでゆく様は、ちょっと作り過ぎか。でも小説家は、峠のうどん屋を中心に色々な話を作れるものですね。

 



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