テニスを楽しく

一生涯テニスを楽しもう!

虚夢

2009年05月23日 | Weblog
 薬丸岳著 精神異常者の無差別殺人にあい幼い子供を殺された両親が離婚しその妻が犯人に復習する物語。妻は、計画的に精神異常を装った生活をし狂気の振る舞いが多くなった時に犯人が病院から罪を咎められることも無く出てきた。その時を待って復習し自分も裁判で心神喪失の殺人で無罪になった時に社会にその不合理性を訴えるという計画であった。
 そのことを別れた夫に分るように娘の人形に隠してメッセージを残した。
社会性のある物語だがその計画を実行されたストーリの方がインパクトがあって面白いと思う。直前に邪魔が入って実行に移されなく話は終わっていくが何か不満が残った。

のぼうの城

2009年05月23日 | Weblog
 和田竜著 戦国時代、関東にあった北条氏方の城代となった者が皆からのぼう様と言われ親しまれていたが城代としての器量が不明であった。石田三成が水攻めで城を包囲しそれを機転で破り賢明な城代としての役割を果たしたが最後は、破れ城を明け渡した。普段は、でくの坊としての振る舞いや所作で、でくを取ってのぼうと呼ばれていた。史実であろうが多分、著者の装飾があろうかと思われる。戦国時代にそのような人物が城代に成れただろうか?

12月のひまわり

2009年05月23日 | Weblog
 白川道著 医者を辞めてクラブのオーナーをになっている主人公と幼少の時、両親が働いていた地方の老舗旅館の息子に纏わる人生模様を描いている。最後は、旅館の社長が仲居に生ませた子供が主人公であり幼馴染の旅館の息子と兄弟の関係であることが分る。旅館の息子は、商売に失敗し落ちぶれて主人公の前に現れてその事実が判明するストーリー。
 もう少し、ひねった内容が欲しいところです。