メキシコの隅っこ

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理不尽な交通標識

2006-03-17 03:38:50 | 交通
昨日の記事をアップしたときはきれいに忘れてたんですが、
こんな写真もあったのでした。

これは数年前ダンナの実家へ車で行って、
その帰りに、ダンナが通った小学校や住んでいた村、
亡くなったお父さん(私は面識なし)のお墓を訪ねたい、と言って、
ヌエボレオン州のすごい田舎をガタゴトと走ったときです。

え、これ見てくださいよ!
この風景ですぜ!?
そこにこの標識ぃ~~?

こうしてばっちり写真が撮れていることからも
充分推察してもらえると思いますが、
どこでもお好きに停車してください、ってなくらい何もない、
通る車なんか数えるほどしかいない、この田舎道で、
荷馬車の通行禁止!!!

ありえねぇ~~!

両側、ひたすら広がる畑と果樹園、
ねえ、この道でホントに合ってるの?
と言いつつも、人に尋ねようにも車も家もなかなか見当たらない、
ってところですよ!?

しかもこれひとつじゃなくて、複数立ってました。
だからこそ、次ので停めて~、と言って停めてもらって、写真が撮れたわけです。



しかしご存知ですか?

メキシコシティという大都会の、
トラルパンのような大通り(片道5~6車線はあろうかという大幹線)でさえ、
荷馬車がカッポカッポと、車の排気ガスをものともせずに
通ってる国ですよ???

そりゃまあ、それにだって多少はびっくりしたことを白状しますが。
でもそこらの普通の道に荷馬車が走っているってのは、さほど珍奇なものじゃありません。



いや、もっとびっくりした、というか笑ったことがあります。
去年訪ねた義兄の住む合衆国との国境の町で。
バスに乗っていて、ふと角のガソリンスタンドに……
荷馬車が!
馬が、神妙な顔して後ろに荷台をつけて、
ガソリンポンプの横に立ってるんですよ~!

私、目がおかしくなったかと思って、
勢いよく振り返ってその風景を見送っちゃいました。
後ろの席の人がびっくりしてましたが。
見間違いじゃありませんでした。

何をしていたかまではわかりませんでしたが……。
まさか馬にガソリン注入ではあるまいし、
何してたんでしょうか。
馬車の車輪に油でも???



そんな、荷馬車にも車と変わらない市民権(?)のある国で、
こんな標識を見るとはね~~。

ヌエボレオン州って、すごく変です(力説。
まあでも~……。
もしも仮に荷馬車が違反してここを通っていたとしても、
取り締まる人がだ~~れもいませんわな
虚しい標識だこと……