140億年の孤独

日々感じたこと、考えたことを記録したものです。

iPadを見てきた

2010-05-31 06:16:02 | Apple
駅前のビックカメラに行ってiPadを見てきた。
パソコンフロアにiPadに群がる人だかりが出来ていて私もその中に加わった。
新MacBookとか新VAIO Pとか完全に無視されていた。

大きさは予想していたよりも小さかった。
iPod touchのデカイやつという先入観から巨大なモノを想像していたが
この程度の大きさ/重さなら楽に持ち歩けると思った。
ソフトキーボード(正確にはオンスクリーンキーボードというらしい)も
iPod touchの小さいのに比べたら、それなりに使えるという感触を得た。
それで、さわっていると当然のことなのだが、欲しくなってくる。
店員さんに入荷予定を聞いたら「次の入荷の予定は決まっていません。
1ヶ月ぐらいと思います」とのことだった。

それにしても、この製品はやはり、「ネットブック殺し」という感じがする。
新VAIO Pなんて登場したばっかりなのに旧機種という感じがした。
何で、こんな小さなスクリーンなんだろう、解像度はそれなりにあるのだろうが
視力が悪い人にとっては視認性が悪すぎる。
そして、その狭いスクリーンにいくつもの画面を開いて使うのだ。
何で・・・・・?

ゼロックスのパロアルト研究所で開発されたWindowシステムは
Appleのマッキントッシュ、MicrosoftのWindowsに引き継がれて今に至る。
広い机だと様々な資料を開いて作業することができる。
しかし携帯するような機器でいくつもWindowを開いても使いにくい。
狭い机では広げる資料は1種類の方が使いやすい。
VAIO Pはそういうことを考慮していない。
しかも高価だ。

ソニー製品でさえそんな状態だから、他社なんてもっと悲惨だ。
電子書籍市場の立ち上がりに関係なく日本でもiPadは売れると思う。
売り場を見ると「新しい製品」と「従来の製品」の間に壁が出来ているのを感じる。
ネットブックの居場所はどこにもない。
まともなAndroidタブレットが出来るまでiPadが売れ続けていくのを
眺めているしかないという感じがする。でもiPadは品薄なのであまり関係ないか。

そして意思の弱い私は、Apple Online StoreでWi-Fi 16GBを予約した。
ケース付きで頼んだら「お届け予定日」が6月30日だった。
やっぱり1ヶ月かかるようだ。

VOCALOID

2010-05-30 01:38:18 | 音楽
magnet
RIP=RELEASE
ロミオとシンデレラ
炉心融解
裏表ラバーズ
サイハテ
ブラックロック★シューター
えれくとりっく・えんじぇぅ
雲の遺跡
星屑ユートピア
SPiCa
VOiCE
ココロ
桜の季節

サブカルチャー、3つの用法がある。
①社会の支配的な文化から逸脱した文化事象を指す。ハイカルチャーと大衆文化の両方を
 横断し、言語、宗教、価値観、振る舞い、服装などを含む。社会学、
 特にカルチュラル・スタディーズで用いられる。⇔メインカルチャー
②絵画や純文学、クラシック音楽などのハイカルチャーに対し、娯楽を主目的とする
 マイナーな趣味的文化を指す。サブカルと略されることもある。⇔ハイカルチャー
③漫画、アニメ、コンピュータゲーム、特撮作品、フィギュアといったおたく文化を指す。

ハイカルチャーもサブカルチャーも良いものは良い。ダメなものはダメ。
邦楽はGARNET CROWを除いて音楽産業と化していたと思っていたが
こんなところで発展していたのだ。
VOCALOIDが「邦楽」に入れるかどうかはしらんが・・・

AppleがMicrosoftの時価総額を追い抜く

2010-05-27 19:22:16 | Apple
ついにAppleがMicrosoftの時価総額を追い抜く
とうとう抜いてしまったか。だが私は今でも覚えている。
Appleの経営が窮地に陥っている時に手を差し伸べたのは
ビル・ゲイツ率いるMicrosoftだったということを・・・
・・・しかし、なんか頼朝・義経を生かして滅亡した平家みたいになってきたな。

その頃のMicrosoftはOSにおける独占禁止法を免れるために
Appleを生かしておくのだと私は思っていた。それがこんなことになるなんて・・・
もちろん今でもMicrosoftはパソコンOSやOffice製品における圧倒的なシェアを持っている。
会社にあるパソコンはWindows XP/IE6/Office2003が標準になっている。
ずっと前から変わらない。(新製品が売れていないともいう)

しかしMicrosoftはスマートフォンやタブレットなどの成長分野に参入できないでいる。
そしてパソコンOS/ブラウザ/Office製品についても
GoogleのChrome OS/Chrome/Google Appsによって追撃を受けている。

ブラウザをIEからChromeに変えるとあまりに快適なので元に戻れなくなる。
そしてChromeから離れられなくなった私たち愚民に対して
Googleはブラウザ上で実現できる無料のサービスを提供してくるのだろう。
そのようにして私たちはGoogleに囲い込まれ
Microsoftは衰退していくのだろう。

普通に考えると衰退しない業界や企業なんてない。
しかし私たち愚民の知らないところで既得権益を守り続ける「官僚」という生き物がいる。
何もしないで宿主に寄生するこの生き物に比べれば
落ち目だが技術で稼いでいるMicrosoftは
なんと立派なことだろう!

iPad壊れちゃったのかなあ

2010-05-27 06:03:14 | Apple
iPadでネットが表示されない!?=壊れてません、Flash未対応なんです
子どもにはわからないと思うが「誰が御主人様か?」という問題で大人たちは揉めている。
GoogleがFlashに対応したAndroidを提供して
不具合も速度劣化も起こらず電池の消耗も問題なければ皆その機器を買うだろう。
しかし、世界最速Android 2.2もFlash 10.1入れるとiPhoneより亀になるそうだ。

Googleにはハードウェアの技術がないのでAppleみたいに製品としての「最適化」ができない。
一方でApple社員は、OS・ハードウェア・デザイン・サービスなど全てにおいて
ジョブズの基準を満たしていないと罵声を浴びるという。あな恐ろしや。
それでホリエモンがXperiaをクソだと言ったりする。(本当にJava VMとか使ってるの?)

今後はiPadの勢いに押されてHTML5でコンテンツを製作するウェブサイトが増えるのが速いか
まともなAndroidタブレットが出るのが速いかという問題になるのだろう。
しかし2010年内には出ると言われているが確約のないまま我慢を続けて商機を逃すよりは
ヴァージン・アメリカ航空のように自社ウェブサイトからFlashコンテンツを
削除した方が楽かもしれない。
それにFlashに対応したところで亀になってしまうのなら
まともなタブレットとは言えないだろう。

Googleは世界最速を実現してFlashにも対応したが
「描画性能とバッテリー駆動時間はハードウェアメーカーの問題です」という感じで逃げると思う。
そこでバッテリー駆動時間を重視するASUSあたりが作ると意外と良いものができるかもしれない。
しかしASUSの製品には質感とか高級感がまるでない。
だから価格は3万円ぐらいでお願いします。

習慣的に音楽を聴いているユーザーの6割弱はCDを購入

2010-05-27 06:03:09 | 音楽
習慣的に音楽を聴いているユーザーの6割弱はCDを購入
①CDを購入:59.1%
②CDをレンタル:57.9%
③ダウンロード(無料):35.1%
④友人・知人から借りる:34.2%
⑤ダウンロード(有料):26.7%
⑥レコード・カセットテープを購入:2.2%
ということらしい。

CDの販売が低迷しているのに、CDを購入しているユーザーが全体の6割ということは
音楽を聴く人が減っているということかもしれない。
昼休みも音楽を聴いているヘビーユーザーの私には想像もできないが・・・

私の音楽の入手方法は①か②になる。
クラシックの場合は借りたいものはレンタルにないので自動的にCD購入になる。
そういうことをしていると書棚がCDで溢れる。
全部iTunesに入れてしまって中古屋さんに売ってしまえばスッキリすると思うが
(ア・ピース・オブ・警句のオダジマさんはそうしたらしい)
愛着があって捨てれない。

しかし、まだCDで良かったと思っている。
これがレコードだととんでもないスペースが必要になっただろう。
レコードは10枚ぐらい持っていたが処分した。プレーヤーの置き場所がないから・・・
今のオーディオ環境は物凄く貧弱だ。
iPod touchがドッキング(&充電)できるaudio-techicaの小さなスピーカーで聴いている。
インナーヘッドフォンの方が良い音かもしれない。
そういうことを言い出すとオーディオルームが要るとか変な方向に行くので考えない。
3ヶ月に1回ぐらいコンサートに行って
本物の音をインプットする。

そういうわけで私はAppleに囲い込まれながら
今日も音楽を聴いている。

蜘蛛の糸・杜子春・トロッコ 他十七編

2010-05-26 06:23:34 | 
芥川賞の受賞作は何冊か読んだと思うが全て忘れてしまった。
だいたい芥川賞受賞作家で今でも書き続けているのは大江さんだけではないだろうか?
その他の人はどこに行ってしまったのだろう?
選考委員も某都知事を筆頭にひどい面子だし・・・

ブックオフで芥川竜之介の本を見つけた。日本人なのに芥川の作品をほとんど知らない。
中学か高校の授業で羅生門とか杜子春が取り上げられていた記憶があるが
あまり覚えていない。

読書が楽しくなったのは大学生になってからだが
自殺した人の作品は読みたくないという理由で芥川の作品は読んでいない。
そしてずっとそのままだった。

この本に収められている作品は「子ども向き」と考えられている作品らしい。
そういう意味では読みやすくて流れるような文章だ。
次第に惹きつけられていくのを感じる・・・
そして長年持ち続けたきた偏見は崩れ去る。
好きなものが一つ増えた感じがする。

.名古屋フィル#7

2010-05-24 05:57:10 | 音楽
今回はブラームスのツィクルス第一弾で
①ピアノ協奏曲第一番
②交響曲第一番
を聴いてきた。名古屋フィルの演奏を聴くのは昨年の12月以来だ。

ピアニストは小菅優という人だった。1983年生まれで26歳らしい。
1993年よりヨーロッパ在住で、9歳からリサイタルを開いているそうだ。かなり早熟。
ブラームスのピアノ協奏曲第一番は、けっこう激しい曲だと思うけど
オーケストラに臆することなくダイナミックに弾いていた。

交響曲第一番はハンス・フォン・ビューローが「第十」と呼んだ曲だ。
つまりベートーヴェンの交響曲を引き継ぐほど素晴らしい曲という意味だと思う。
だが聴衆には「第九」に似ていると言われてブラームスは怒っていたらしい。
しかし、10人に聞いたら8人ぐらいは似ていると言うだろうと思う。
当時の作曲家にとってベートーヴェンの影響から逃れることは
大変難しいことだったと思うので私は同情している。

ブラームスは特に自己批判が激しかったみたいで
弦楽四重奏曲なんかは20曲ぐらい破棄したらしい。
交響曲も4曲しか書いていない。

しかし生で聴くのはいいな。
演奏を聴いている時には「時空がただそのためだけに存在している」ような感覚になる。
ずっと前に亡くなった作曲家の曲が
見知らぬ国で演奏され
皆が耳を澄ましている。
不思議な気分。

従業員の怪死に悩むiPhone製造工場

2010-05-24 05:55:06 | Apple
自殺は続くのか? 従業員の怪死に悩むiPhone製造工場のFoxconnに潜入調査
「ここの工場では、皆が最新のiPhoneを毎日毎日手に取って眺めては作り続けています。
それは、自分たちの1か月間の給料を丸々はたいても、たった1台でさえ買えない
夢の製品です。」
やはりこういうのは搾取と言うのではないだろうか?
「1日15時間労働で1週間7日の勤務日」というのはおかしいと思う。
中国には労働基準法とか労働基準監督署とかないのだろうか?
人は親を選べないし、上司を選べないし、生まれてくる国も選べない。
アメリカの富裕層に生まれれば良いが中国の貧困層に生まれると命まで奪われる。
一方で、日本の過労死は沈静化したのだろうか?
それとも情報が遮断されているだけだろうか?
組合推薦のおバカな参議員議員候補は相変わらず「ものづくり日本」なんて
時代錯誤のスローガンを掲げているけれど
こんな過酷な条件で働いている人々と競いあって勝てるわけない。
「21世紀」にバラ色の未来を描いていたものは
灰色の現実を目の当たりにして何を思うのだろう?
競争はなくならないから皆が幸福になる時代なんて永久に訪れない。
維持費が高いので私もiPhoneは持っていない。
彼女たちがiPhoneを使えるような世の中はずっと来ないのだろうか?