鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

みんなの花展

2010-07-18 21:16:59 | 花展
先週、鎌倉支部の花展でした。



私の作品です(白のコーナー)。

百合(カサブランカ?)、スモークツリー、とらの尾。
直立っぽいけど、結構自由に生けました。
(色々やってて、自分の生けるときには相当投げやりに・・。
もうなんの工夫もないはなができあがった!)

百合が思った以上に立派だったので、
ほんとはスモークツリーからひょいひょいとのぞく感じ
をイメージしてたけど、
どん、と真ん中に・・・。

スモークツリーを触ってたら漆っぽくかぶれることが
あるから気をつけてと教えてくれた人がいました。
知らなかったー。

スモークツリーがピンク系だったらまた違った雰囲気かな?


暑い時期の花展は花材が悪くなりやすいので
気を使いますが、私はあまり気を使わない方で、
花は一瞬の芸術。
変化するのもまた一興・・・
なんてぼーっと構える。
あまりに神経質になってる人を見ると
じゃあもちのいい花材にすればいいじゃん・・・
なんて思っちゃったり。。
正直なとこ、朝からずーーっと会場準備や生けたり
でぐったりだっただけ。。

でも、会場全体ができあがってみると、
見応えのあるなかなかに素晴らしい花展会場になっていました。
思い思いのアイデアや花の作品を見られて
楽しかったです。

来年は建長寺で開催。
そういうのは初めてなのでわくわくします。

山村御流 花展

2010-05-14 23:23:03 | 花展
昨日、横浜高島屋で毎年開かれる
山村御流の花展を見ました。





山村御流との出会いは3年程前京都にて。
たまたま京都の高島屋で花展をしてたので
入ってみたのでした。

花展というと、大きな作品や
珍しい花、目立つ花、いろんな趣向などが
見られますが、
この流派の花は一味違います。

花展の撮影は禁止なので
写真は絵葉書から。
花展もこういった作品です。

山村御流は奈良県圓照寺が家元。
お家元は御住職を務めておられるようです。

いけばなの成り立ちには禅と関わりがあって、
禅の精神が流れているようです。
山村御流の花には余分を排除した研ぎ澄まされた
感覚を感じます。

花展の作品を見て思ったのは、
書院のような間に飾る花が多いからなのか、
枝が前方に展開されていて、
横へ広がるものとか、なかったです。
花は、生ける場や目的があります。
花それだけで考えられているわけではないです。
花展は特別な空間でどんな風にも生けられるわけですが、
山村御流では日頃お寺のお部屋で生けられているのも
こうなんだろうなという花が見られます。

花展でいつものお花を生けるのは、その花に表現される
精神性こそが見所という事かな?

撮影禁止は残念でもありますが、
花を拝見する姿勢だとか、
その場だけの花、一期一会のような
味わいを見る人に感じてほしいのかも。



実家で育てているカキツバタが咲き始めました。


ネット花展のお知らせ(10/1-7)

2009-09-27 15:31:50 | 花展


10月1日から7日まで、
こちら⇒http://photos.yahoo.co.jp/ikebana147
でネット花展が開催されます。

秋のいけばなをネットで楽しもうというものです。
流派問わず、いろんな作品がありますので
良かったら見に来てください。
(私も出品します)


明日から旅行だというのに、まだ
荷物詰めてない。。
ギリッギリまでやらないタイプです。
宿題とかも。

今回は国内だし、なんとでもなるさ。
財布さえ忘れなければ・・

にしても、今週は天気が悪いらしい


神奈川県華道展

2009-03-25 23:59:56 | 花展
今日から30日まで、横浜高島屋8Fで華道展が開催されています。
色んな流派の花が見られます。


古流。
今回一番気に入った作品です。

苔の付いた枝の存在感と、
その足元に広がる密な空間のバランスが
とても良いと思いました。
それぞれの花材が活きていて
気持ちが良いです。
枝は桃ですが、矯められています。


おぉ・・
うちの支部長先生の作品です!
この作品もとても素敵だと思いました。
紫木蓮の、写真だと分かりにくいのですが、
前後への展開がとても迫力があって。


小原流ではこんな作品も。
自由型?


正風流。
色彩がきれいです。


一葉式いけ花。
竹っていうのは色んな見せ方ができて面白いです。


草月流。
木瓜の花をマッスに?


古流松寿会。
椿一式か~。


龍生派。
ガラスの水盤に白と緑だけで。
さわやかな作品。


東山源氏千家古流。
こういう流派もあるんですね。
すごくきれーいに整ってます。

花展は、2日ずつで前・中・後期となってます。
出口の売店では花器や本、いけばな道具も売ってます。

2009年1月神奈川支部草月いけばな展

2009-01-28 23:45:01 | 花展


家元、勅使河原茜さんの作品です。
桜が見事です。
色が濃い目のピンクでかわいらしい。。





竹は人工的に色が付けられていました。
なるほど、空間にぶらさげてもいけますね。
竹花入れ。
こういう見せ方はちょっと意表をついてます。









テーマは「私の花」だそうです。
いわゆる「いけばな」の型を追ってない作品がいっぱいあったように思います。
草月流は常に新しさにチャレンジしているようです。
空間いっぱいに枝を広げていたり、
花が密集していたり、
逆さに生えていたり。
自分はどんな花を生けたいかなぁ・・

季節の花もたくさんあって、
冬の寒さもひととき忘れました。

第60回横浜名流華道展

2008-10-23 00:07:33 | 花展
横浜華道協会創立80周年記念の花展が
横浜高島屋8Fで催されています。10/22-27

秋は花展がたくさん。
なるべく行きたいと思ってます。
直接たくさんの作品を見られる貴重な機会。
刺激になるしおもしろいし勉強にもなります。

お気に入りの作品を感想交えてご紹介します。
(作者の方には敬意を表して・・)



池坊。
松の枝の展開が奥行きがあってすごく立体感のある作品。
松は1本の木ではなく、パーツがワイヤーで組まれてます。
楔などで曲げられてはいなかったようです。
足元にたくさんの種類の花が、1種につき1本とか少数で入れられて
いるのですが、これが雑然とせず、すごくうまく溶け込んでるのが
すごいと思いました。



一葉式いけ花。
青竹をこのように組んで、酒席の宴のような雰囲気が
おもしろいです。
緑の上の赤が美しいです。



花古流。
一見、雑然としているかと思うくらい旺盛な緑。
でもこの勢いがシンプルな花器とぴったりマッチ。
菊の黄色も美しいです。
バランスがいいんだろうなぁ・・



桂式・桂古流。
花器とのバランスが美しいです。
中心に菊の濃い緑があって、そこから明るい赤やオレンジの
グラデーションが広がって。白も映えます。



景花華山流。
初めて見る流派かも。
名前の通り、その作品は花や木で景色を作ったみたい。
かわいいです。
木が山のようにも見えます。
小原流の写景に比べると、景色のミニチュアって感じ。



光風流。
この流派も初めて。
同流派のほかの作品も、花材がびょーんと伸びて絡んで
花の囲いみたいでした。
赤が美しいですね。



広山流。
これまた初めて?
古そうな大きな壺に大きく生けられた鮮やかな赤や黄。
こんな風に生けてみたいけど、難しそう!
手前の小さいのは古瓦(ほしい!)



草月流。
これもおもしろい作品。
足元の黄色はカナリアナス。



小原流。
立派な大きな菊でした!
花じゃなくてもこれだけ鮮やかとは・・・
深い黒色に鮮やかさが映えます。


会社帰りであわただしかったけど、
収穫ありでした♪
たのしかった。

帰りの電車で4種類「レッドクリフ」の広告が貼られてました。
移動しながら全部読みました(4人の役者がそれぞれなんか言ってるんで)。
トニー・レオンがしゅうゆの役かぁ。
HERO、良かったなぁ。
1964年生まれってことはもう44歳。
でもかっこいい。
チャン・チェンはグリーン・ディスティニーに出てた。
見に行きたいな~。

2008年小原流東京支部花展 その2

2008-10-11 00:46:55 | 花展

高さはそんなにないのですが(私の身長より低い)
遠くの景色を切り取ったようないけばな。
写景盛花(遠景)でしょうか。


琳派調いけばなは艶やかでした。
左の楓の後ろにある低木は金色に着色してあるのですが、
煌びやかでありながら枯れた秋の風情もあり
効果的だな~と思いました。
これがふつうの枝の色だとこの雰囲気は出ないと思うから。


ピンクの鶏頭がなんともいえないきれいな色でした。
銀色のビロードに桃色を溶かしたような。
Plant Hunterさんのブログで鶏頭は赤やオレンジ・黄色・ピンクなどを一斉に
作るので自然交配して中間色ができるとありましたが、
これもそんな感じでできたものかな?


この鶏頭の塊!
中央の枝の形、面白いです。
常緑のものとの組み合わせも素敵です。


大きな「まわるかたち」!


くねった迫力のある枝と、
水平を保った枯れた丸い蓮の葉。
基調といい、不思議な存在感。


掛け花や吊り花もありました。
これらは掛け花。
小原流独特の生け方ってわけではないですが
高い位置に配置できるので
いつものいけばなとは違った視線で見ることを考慮した
花材選び、配置ができます。




観葉植物でしょうか。
躍動感があるというか、動きと空間の使い方がすごい!

2008年小原流東京支部花展

2008-10-09 23:17:59 | 花展
今日から14日まで開催される花展に行ってきました。
初日ということもあって、会場の銀座松坂屋前に
多数の女性陣がオープンを待っておられました。
(全員関係者っぽい。外国人観光客が不思議そうに眺めていました。)

今回私がこれは!と思ったのは
意外にも造形作品。
(実は、これまでどちらかと言えば「やっぱ花だろ(いわゆるいけばな)」
と思ってました)

それも1つや2つじゃない。
ほんとに気に入ったものだけ撮ってきたのですが、
それでもこんなにあります。

(もちろん造形以外にも見事な作品がたくさんありました。
写真がいっぱいなので別の日にご紹介したいと思います。)


たんぽぽの綿毛です。
どうやって固めてあるんだろ?









真ん中の窪みを覗くと・・・



はりねずみ君が居ました!



庭花先生の作品です。
枝が軽やかに見えます。
照明の影が周りに映って、広がりも感じられます。
細い枝に鳥の羽毛が絡んで、
鳥の巣のようにも見えます。



一番好きな作品。
題名は「棚田」。
ナルホド!です。
大きさは1.5m四方程度かな?
段々になった曲線と盛上がりが見事で、木の質感、
水を感じさせるわずかな水色の色彩。
真ん中の木があることで
宇宙(地球)感がしてきました。
いろんな角度から写真を撮ったのですが
いろんな表情が現れてとてもおもしろいです。

第18回新進作家展『花笑』 No2

2008-07-24 22:40:08 | 花展

龍生派。
巨大なモルセラでした!


御室流。
前後に並べて低く立体的に。。


古流松藤会。
はっきりとしたピンクの撫子が目を引きます。


古流松寿会。
この形で、こんなに数多くの花材が混じっているのって
めずらしいような気がしました。


古流松藤会。
葉の広がり、ひまわりの配置がきれい。


池坊。
器が独特の色合いできれいで、
その上のカキツバタの繊細な感じと合ってます。


一香流。
カーネーション、スーパーレディ、シースターだそうです。
不思議な雰囲気のおはなです。


正風流。
ピンクはクルクマなのですが、
枝にうまくなじんでます。


古流松寿会。
竹に窓がたくさんあって、それぞれに植物が入っているのです。


御室流。
器とカキツバタのバランスが絶妙だと思いました。

第18回新進作家展『花笑』 No1

2008-07-24 00:28:01 | 花展
横浜華道協会創立80周年記念の花展です。

7/23-28。3期に分けて実施されます。
私は第1次に行ってきました。
場所は横浜高島屋。

いろんな流派の114作品。

絞っても載せたい作品がいっぱいなので、2つに分けます。


小原流。葉を短く使ってますね。
少し高さがある器なので、それも素敵です。
蕾の形がかわいらしく、一番左にはまた雰囲気の違う蓮が。


日本生花司松月堂古流。
おっきな谷渡りと紅花?
おもしろい見せ方だなぁと思いました。


草月流。
細い立体的に使われてるものは、竹です。
それとオオトムギとアンスリウム。
器がこの表現のためにわざわざ作ったみたい!


梶井宮御流。
ななかまどの葉の色って、とってもきれいです。
暗い器に映えます。


小原流。
琳派調いけばな。絵のようです。
デルフィニウムなんかも使えるんですね。


桂式・桂古流。
黒と黄色の、色の対比がおもしろいと思いました。


小原流。
3つの作品で、1つの作品になってるようです。


やわらかな印象の植物ばかり使われているような気がして、
なんともいえないふんわりした雰囲気・・


正祖古流白鶴会。
キキョウの1種生け。これだけの量できれいにまとめるのは難しいのでしょうか?


双真古流。
器と植物の雰囲気がおもしろい作品です。


No2は明日あたりに!