コキア(3)・ばら(2)・かすみ草(少々)。
花器はプリンセス。
花型は「花意匠」の指定。
本年度最後の研究会。
私が研究会に出るようになって1年ってことか。
早いなぁ。
研究会では初めてやるかたち「ひらくかたち」は
花意匠の「展開」(他にならぶ・まわるがある)になります。
たてるやかたむける(基本)と違うのは役枝が増えること、
客枝が2本ということ、手前の客枝の角度が任意ということなど。
今回のは、左が主枝。
右が副枝。
副枝の長さは主枝と同寸~2分の1まで。
同寸でもいいのですが、
副枝はあくまでも副。
主より目立つようなことがないように。
(短めにするか、弱めの枝を使う)
主副の傾きは60~90度。
写真のは高い方のぎりぎりの高さです。
これ以上あげちゃだめ。
なんでか?
それはひらくかたちは横に展開するかたちだから。
言うと簡単だけど、やってみて、言われて「あ、そっか~」ってなる。
ばらはもうだいぶ慣れた。
今回も客がきれいってほめてもらえました。
(講師は蓮の講習会でも来て下さった伊藤庭花先生)
生けてたらどんどん花が開いてきて、「ん?おっきくなってる?」
庭花先生はなんだかよその方と思えないです。
明るくてバイタリティがあってお目にかかるのは2度目なんだけど
すごく親しみを感じます。
またいらしてほしいな。
難しかったのはかすみ草。
稽古で昨日使ったとき、まず自分で生けたのですが
なんかしっくりこない。
なんだ?
先生からのアドバイスは、
こう全体に均等にふわふわ散らすんじゃなく、
固めたり、強弱をつけるとのこと。
家に帰って、教科書やら過去の挿花やらぜんぶ引っ張り出して
かすみ草の作品を見てみた。
で、やってみようと思ったことは
ばらの葉の緑との対比、
強弱、高低をつけてめりはりを、
それぞれの花材の連携を取る様に入れる。
この3点。
写真だと分かりにくいけど、
この3点をやってみました。
幾つか束ねてテープでまとめたものを短めに客の左側に埋めたり。
庭花先生からは、もし足すのであれば、
左前と右後方に足しても良いとアドバイスいただきました。
でも、私の力量だと入れれば入れるほど、おかしなことになってきそうなので
今日はこのへんが精一杯。
いただいた点数は95点。
点にこだわる必要はないけど、最後を札で終われたのは気分的には
うれしいです。
仲良しのIさんも次回からは師範1(オメデトウッ!)。
Iさんはたてるかたちでコキアとばらでした。
客のばらの足元に葉が1つほしかったとアドバイスされてました。
Iさんが葉がこれ以上なかったんですよ~と言うので、
「だれかからもらえれば良かったね!」と私。
「○○さんのが余ってたらピューッって投げてもらえば良かったなぁ。」
「で、サクッとそのまま入って完成!みたいな?」
ギャハギャハ。。
くだらない話はここまでにして。。
庭花先生がおっしゃってたこと。
(上の級の方が水仙を使われていたので)
「今年、水仙を生けられました?
本科さんとかは生けてないでしょ?(私:生けましたー!(心の声))
はなってたくさん種類があって、
水仙なんかは季節のものだし、
もし今年1回しか生けなかったら、5本でしょ?
コキアもね、毎年生けるか分からないじゃない?
あー、まだ生けてないはながいっぱいあるって
思うんですよ」
「同じはなでも、いけばなを続けていて
毎年生けるとその度に違うんですよ。」
いけばなを続けることの大切さと
そのときになって分かる面白さのお話の一部なのですが、
お話を聞いたとき、
そういや、私、どんだけの種類を生けたんだろ?
どんなはなに出会って、どれだけまだ出会ってないんだろ?
と気になりだしました。
で、いけばなに使った花材をExcelにでも入れてってみようかと
思いました。
研究会に参加するようになって良かったことは
50分間でものすごく集中して生けられる(こういう場でないとなかなか集中できなくって)。
点がつくのでなんか真剣になる(でないと自己満足しちゃいそう)。
同じくらいの級のお友達ができた(いろいろ話し合えてうれしい)。
上級のいろんな方に見てもらえる(自分も見に行く)。
鎌倉に知り合いが増えたので、日常の態度に気をつけようと思う(電車で寝てるのIさんにめっかっちゃったけど)。
今年の稽古はあと1回。
稽古を始めて2回目の正月花です。