根津美術館は、根津じゃなくて表参道にあります・・
尾形光琳の「燕子花図屏風」があるとこ。
(見られるのは4月5月だそうな)
そんなに大きくない美術館ですが、どこの山だろう・・という風情の
庭があって、雰囲気が良いです。
12月5日までの特別展を見てきました。
井戸茶碗。
多少お茶に興味がある人なら写真なりで見たことがあるのでは。
うす黄色~枇杷色っぽいごはん茶碗みたいなやつ。
お茶の世界では大名物にも数えられる茶碗もあります。
特徴としては、
・梅花皮(カイラギ)が見られる
→白っぽい釉薬のダマ(?)が梅の花弁のように浮き上がってる。
「おばあちゃんのぽたぽた焼き」(※せんべい)みたいな・・
高台(茶碗の足のとこ)の周りから上に広がる手前くらいに出てる。
・色が枇杷色(白っぽくなってるものや、釉薬によってバリエーションが
ありますが、大体どれもよく似てます)
・外側にろくろ目がしっかりのこってるものや、丁寧に均されてるのもある。
・すっきりした高めの高台(低いやつもある)
など?
国宝のものもありました。
・大井戸茶碗 銘は「喜左衛門」
その他、重文も。
私が好きになったのは以下。
・金地院
・三芳野
荒すぎず、端正すぎもしない、懐の深い感じが好きみたい。
美術館の敷地内のカフェへ。
ミートパイ。
あったかい状態ででてきます。
森のように静かな景色を眺めながら。
都会の中とは思えませんね。
こういうのを市中の山居っていうのかな?
お腹を満たしたら、庭を散策。
下っていくと川があり、16時頃の日が落ちてきた中、
雨もぽつぽつと。
なんとも言えない不思議な風情。
橋や、
木々に囲まれた茶室を見ながら散歩。
ショップにはお土産が。
美術館のお土産を見るのが大好き♪
今回は本を買いました。
(展示会のテーマの本が揃ってるので楽しい)
『利休の逸話』(筒井紘一)
324の逸話が収録されていて、現代文なので読みやすい。
秋の夜長に夜更かししそうです。