鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

着物着て、東京国立博物館、京都展へ

2013-10-23 19:58:21 | 今日のひとコマ


久々に着ました!着物~

伊勢木綿の着物に更紗柄の帯を一重太鼓に結んで。

久々だったので本とにらめっこしながら
帯を結びましたが、最後の方で帯揚げを付けるのを
忘れていたことに気が付き、えいっと帯揚げを
お太鼓の中に回しこんでなんとか形にしました・・

るんるん♪と出掛けた場所は上野公園の中にある
東京国立博物館。
(今日は会社休み)



12月1日まで、「京都展」をやっています。
洛中洛外図などが展示されてます。
室町時代とか江戸時代に描かれたもの。
西暦だと大体1500~1600年代。
国宝の信長が謙信に送ったとされるやつなんて
すごく状態が良くて寺の名前とかの文字も読める。

まぁ、300年から400年前だもんね。
長生きの老人4人分か。
そんなに昔って気がしないな。
割と最近こんな感じだったのか・・・と
驚嘆の面持ちで観察。。

面白いのは店ののれんと人が着ている衣服。
のれんには絵柄があって、お店の何かを表現しているのかな?
むかでの柄のがあって、調べてみた。

Googleで「室町 のれん むかで」で検索したら
京都のおばんざいの店が出てきた(百足屋)。
・・・

まさか、室町時代から続く名店・・・??
「客が足しげく通うように・・・」で「むかで」とか???

続いて見つけた情報では・・・
1537年の記録で「むかでや」という豪商があったとか。
これ?
年代も合うもんね。

むかでは確か、いい意味があるって聞いた事がある気がする。
(ふつう、気持ち悪いって思われるけどね)

ああ、なるほど。
商家で使われるのは、むかでは足が速いので、よく売れるように
って意味があるそうです。
(当たらずとも遠からず?)

おお、家紋でむかで紋ってのがあるそうな!
むかでは毘沙門天(武勇)の化身と考えられていて
武将に使われたとな。

むかででこんなに1人盛り上がれるとは。

衣服の方。
これは、着物を着ているんだけど、
着方が今と違うなぁと思いました。
裾つぼまりに今は着るけど、
この頃は裾がひらひらしてる。
そりゃ普段着なのにキュッとつぼまってたら
動きづらいよなぁ。

他の感想としては、やっぱ金きらが好きなんだな。
権力者は。

私的に一番長く見入ってしまったのは
4Dの龍安寺石庭のおーきな画面に写される
四季の移り変わり。
これはオススメ!
私も春や秋に行きましたが、どの季節も良いんだなぁ。
それがどんどん移り変わってく様子。
風や鳥の声。
感動します。



紬の着物と帯

2013-10-23 19:36:36 | 着物


この前ネットで購入した中古の結城紬と、
これもネットで注文した新品の帯です。

淡いグレイッシュなピンク(灰桜色)の紬に、
京都の栗山工房の縮緬、京紅型の帯。

写真より、実物はもっと色が鮮やかです。

これに合う帯揚げと帯び締めを買ったら、
どこかに着て行きたいな~

これからの季節なら帯揚げはハシバミ色とかも
合いそうだなー。赤みのない色ね。

春なら薄萌黄色とか、明るい緑系もいいなー。

帯にある色を使うと合わせやすいそうです。


こういう明るい色の着物って、
着た事ないから、着るのが楽しみ♪


竹べらを削る

2013-10-11 18:44:43 | いけばな
先週、徹夜での仕事があってからゆっくり休める日がなく、
今日はずる休みしてしまいました。

2時に寝て、起きたら13時。。
外は天気が良く、気温も高い。
洗濯物がよく乾きそう!
と、パンを焼きながら洗濯機を回し始める。

一通り家事をやって満足したので、
時間ができたらやろうと思っていた「竹べら」を削ることにしました。

竹べらは、立て花をこみ藁に立てる時に使います。
こみ藁を花器にセットしたら枝を挿す時に、竹べらをまず差し込んで
込み藁に枝を挿すスペースを作りながら枝を挿すのです。
こうすることで藁を傷めず、枝を楽に挿すことができます。

お稽古ではお借りしていたのですが、
竹串用の竹の割ったのを幾つかいただいていたので、
それでそのうち竹べらを作ろうと思っていたのです。



新聞紙の上で道具などを並べました。
竹と、鉈(なた)、小刀です。
刃物は道場で買いました。
立て花を立てるときに使います。

こんな鉈を・・・?
と思われるかもしれませんが、
習っていた立て花ではいけばなに必要な道具(竹串など)も
作るところからがいけばなです。
(先生は生ける事を「花をする」と表現されます)
また、太めの枝を挿す時には、挿す方を鉛筆の先のように
削りますが、そのときにも鉈を使います。



下に木か太い雑誌などを置いて、その上に竹を立ててしっかり
押さえます。写真を撮るために左手を外していますが、しっかり
竹を押さえます。
そして、鉈を竹にあて、軽く竹にめり込ませたら
トントンと竹ごと持ち上げて地面に叩きつけます(強くやらなくて良いです)。
つまり、刃の方を上下するのではなく、竹を上下させてその振動で割るのです。
こうすると力は要りません。

適度な幅にしたら、細かい削りは小刀で。



刃をしっかりあて、竹の方を手前に引きます。
これも力は要りません。
刃物を扱うときは、刃を動かすのではなく、切られる方を動かします。
(包丁もね)
下手だと変に力が入ってうまく削れません。
刃の先を微妙にコントロールするのは楽しいです。
刃物を使う人はぼけないといいますが、微細な感覚を実際に動作するのは
脳を使うんでしょうね。
頭がほかほかしてきます。



じゃん。
確かこんな形だった。
もうちょい先は細かったかな?
ま、使いながら微調整すればいいや。



竹は内側の白い方を削ります。
先の方はある程度薄くします。



先は、真ん中に向って山になるように削ってみた。
ぜんぶ平らじゃなくて。

後はやすりで滑らかにしたら完成ー♪