鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

風船唐綿

2008-09-29 17:56:28 | いけばな


風船唐綿

南アフリカ原産のガアイモ科の植物。
学名:Gomphocarpus fruticosus
Gomphocarpus(フウセントウワタ属)
fruticosus(低木状の)

近所の本屋さんの花壇に2.5メートルくらいのこの木が
植わってます。
幹はまだそんなに太くない。

写真を撮ったのは8月末。
ふくらんでるのはこの木の実です。
やがて裂けて、中から綿毛のついた種が出てくるそう。
いけばなでもよく使われます。

不思議に思ったのは、この写真の木、
上の方に花が咲いてたんです。



夕暮れ時だったので写りが悪いけど、
白い小さなかわいい花がたくさんぶら下がってます。

普通、夏に花が咲いて、秋に実が成るということなのですが、
なんで同時に?

下から先に咲き始めて、だんだん上が咲く。
先に咲いたものから実になる。
ってことかな。。



ほんとはススキとかも採ってきて盛花でもしようと
思ってたんだけど、雨がザァザァ降りなのであきらめ、
適当にやってしまった。。残念!

オレンジの鶏頭、チョコ色の・・・(名前忘れちゃった!)

プラント ハンター

2008-09-27 13:25:34 | いけばな
Plant Hunter ニシハタさんのブログ。
http://blog.hanau.jp/

「花宇」という兵庫県にある植物の仕入れ会社をやっている
若き花切り職人さんのブログです。
(「花の宇宙」?素敵な名前)
いけばなとも縁が深いお仕事。
こんな花材がほしい、その要望に応えるものを
自然の山の中から切り出したり、
育てたりしておられます。

変わった植物の話や、それを入手する困難、チャレンジ、
植物に対する考え、仕事のポリシー。
こんな世界もあったんだな~という驚き、
植物についての新発見も満載。
とっても興味深いです!


花と直接関係ないけど、その記事の中で
花切り職人さんの困難の1つとして「スズメ蜂」があるそう。
確かに怖いです。
でも、数年前奈良の古道を歩いていたときのことを
思い出すと、人も殺す強暴な昆虫とは違う1面も思い出します。

森と畑の間の細い道の上にスズメ蜂の巣が落ちていて、
たぶん近所の農家の方が退治された後だったんでしょう。
巣はほとんど空で、回りに大きな蜂が何匹も死んでいました。
すると、1ぴきの生き残りが飛んで来て(たぶん巣を離れていて
戻ってきたんだと思う)、動かなくなった仲間の上を
「どうしたの?」といった風情で確かめるように回っていました。
本当に1つの死骸に向かっては話しかけてるかのような姿。
蜂にとって巣と仲間は何より大事なのかもしれない。
仲間はどうしたのか、何があったのか、だれも教えてくれないけど、
確かめていた姿に、仕方ないことかもしれないけど
ちょっと悲しくなりました。


話題は変わって、もう一つ気になったネット情報。

もうすぐ健康診断なのですが、
最近胸部のレントゲンや胃のX線写真撮ると被曝して
これが癌の原因になる・・・なんておそろしい話を聞いたもので、
実際影響があるのか興味が出てきて情報収集。。

http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html
すごく詳しいページを発見。

そこで知ったのですが、
私達は常に「自然放射線」を浴びていたんですね~!
宇宙線、地面からも空気からも食べ物からも!
日本での1年平均自然放射線照射量は2.4ミリシーベルト。
胃のX線(「自然」に含まない)は1回で0.6ミリシーベルト。

食べ物ってのは、放射性物質が含まれるからです。
カリウムとか。
(カリウムって、むくみに効くあれ?)
宇宙線等放射線を浴びて作られてるし。
なんにでもちょっとはあるのかも。

で、被曝=即やばい
ではないそうです。
却って適量は健康に良いとか、
土地によって被曝の量が多い地域がありますが
そこで癌が多いわけじゃない。

ちょっとをずっとはとりあえず問題にならないとして、
検査は短時間で浴びるのでこれが大丈夫かってことと、
被曝した量がだんだん溜まっていった結果問題ないかが
気になります。

結局、確実に問題になる数値は一気に浴びた場合のみ
目安があって(動物実験や被爆者の統計などから)、
長期にたまったものは数値はないそう。
なんでか。
確実に悪いという証拠がないそうです。
放射線を浴びて問題になるのは、遺伝子に傷がつくから。
でも修復できれば問題は起きない。
癌になるかどうかは1つの原因だけじゃないので、
幾つかの要因が重ならないとならない。
だから絶対っていうことは言えないんですね・・
別に被曝しなくたって、要因が揃えばなるときはなる。

結局、なるべく避けられるものは避ける。かな?

で、健康診断、どーしよ。
胃は痛くなったことないから受けないって言ったら
病院で怒られる?

確実なのは1つだけ、
妊娠8~15週目までは避けた方が良いようです。
影響を受けやすい時期っていうのはある程度分かっているんですね。

この資料、放射線についてかなり詳しいです。
事故や原爆のことにもふれています。
お勉強になりました。

粕汁

2008-09-24 22:56:39 | 今日のお料理


酒粕を使った食べ物、結構好きです。
この前、すごくおいしい奈良漬を食べてそれを思い出し、
今日は粕汁を作ってみました。

精進料理の本にも載ってました。
(飲酒はだめでも、調味料としてならいいのかな?)

里芋、ほこほこでおいしい季節。
しめじ、人参も入れて。

意外だったのは味付けを結構ちゃんとすること。
酒、みりん、ダシ、醤油。
それから白味噌。
最後に酒粕。
味噌汁に酒やみりんや醤油は使わないので、
へー!って思いながら作りました。

おいしくできました!
体が中からあったまります。

次はかぶを入れてもいいかも・・


一昨日、運転免許の再交付してきました。。
免許証番号の末尾が「1」になってしまった・・・

研究会(9月)

2008-09-22 21:14:14 | いけばな


2ヶ月ぶりの研究会です。
(8月は実技講習会だったので)

師範科一期になって初めての研究会は、
本科より花材が1つ多い、3種類(クロトン・ガーベラ・吾亦紅)
を使っての花意匠。
花器は「プリンセス」の指定。
今回は「かたむけるかたち」にしました。

ガーベラの花びらの形を整えようとしたら、
花の真ん中に毛虫発見!
今回はまず毛虫退治からスタート。。

クロトンは、以下を念頭に置いて生けました。
・根元に添える葉がないので、
クロトン3枚を使っていかに根締り良く見せるか。
→中間に使う2枚は茎を短くし(ほとんどない)、
ガーベラの足元にぎりぎり沿うように入れてみました。
また、角度を、正面から見てスカスカして見えないよう
注意しました。
・立体的に、株も意識して
→平面の印象が強いクロトンですが、
同じ面をばかりを見せず、
3枚で立体感が出せると良いと思いました。

その他、これまで
客枝が短いとか、中間枝が長すぎとかのご指摘を
いただいたことがあったので、
長さにも注意を・・・。

難しかったのは吾亦紅。
正直あんまりポリシーもなく、
適当に配置してしまいました。

いただいた点は95点でした♪
(久々のお札。やっぱうれしい)

ご指導は東京支部の馬場先生。
お若くて、気さくでやさしい先生です。
みんなに「すごく素敵に入ってますよ~」
とまずほめてくださり、
やっぱり、みんなうれしそう。

1人ずつにいただけるご講評では、
吾亦紅が難しかったのでは?と。(そうなんですよ)
吾亦紅は別名「だんごばな」とも言って、
固めるよりは、ポンポンと空いた空間に使って
かわいらしく生けると良い。
ただし、どれもが同じくらいの長さにはしないで、
中には少し矯めて(ちょっとは矯められるそうです!
実際やって見せていただきました)表情を出したものを
高めに配置したりすると良い。

中間枝の挿せる範囲を出てても、
吾亦紅のような小さい花材は使い方によってはOKなんですかね?
そこだけ、本番生けてるときもちょっと気になってたんだけど。


本科の方のおはなを見せていただいてたら、
クロトンを巻いてあるのがありました。
仲良しのIさんと、生けたご本人がいないのをいーことに
「クロトンってこんなに丸められたっけ?」
とか言いながら前後左右から覗き込んでると、
Iさんが「ホッチキスで止めてありますよ!」。
ほんとだ~!

確かに、竹串やテープや針金も使ったことあるけど、
ホッチキスは初めて見たなぁ・・・。


はっ!そういえば、「かたむける」でお札もらったの
初めてだった。
少し、「かたむける」を習得できてきたような
気になりました。

来月は額紫陽花とダリアです。

瑞泉寺へ秋明菊を探して

2008-09-21 00:38:55 | 鎌倉散策


そろそろ秋明菊が咲く頃かな?と、鎌倉二階堂にある瑞泉寺へ。
その途中で彼岸花の花芽がアスパラのようにニョキニョキ出てるのを
見かけました。
「おいしそ~
(有毒なので、食べられません)
黄色もあるらしいですが、赤と白しか見たことないです。



4時半に拝観は終了なのですが、ちょっと過ぎてたのに
おじーさんがいーよと入れてくれました。
(感謝感激!)

瑞泉寺は臨済宗のお寺で、開山は夢窓疎石。
1327年創建。
鎌倉駅から歩くと30分以上かかります。
バスで大塔の宮まで行って歩くのも可。

写真は山門前の階段です。
途中で二手に分かれていて、左は古いものです。
石が磨り減って、苔が生えてます。
上っても良いですが、足元に気をつけて。



山門です。
山の頂上に来た!って感じです。



仏殿前。
まっしろな芙蓉が両側を埋め尽くしています。
このお寺は花の寺として有名で、
いつの季節も花があります。



さて、秋明菊発見!
まだほとんど蕾でしたけどね。
真っ白で菊というよりコスモスみたい。



ピンクのは可憐な感じ

そばにいたおばさんが「ギャー!」と叫んだので
何事かと思ったら、足元にへびがいたそうです。
ここ、山深いからねぇ。
蚊もすごい。
ボルネオはこんなもんじゃないかもね。
序の口、序の口。



夢窓疎石の作ったと言われる禅宗様庭園。
昭和45年に発掘して復元したそうですが・・・
昔はもっと見事だったのかもしれませんね。
って、暗にしょぼいと言ってるかのようですが、
ほんとに無残な感じなんだもん。
ちょっと不気味なくらい。



シダがきれいに育ってます。

ところで、ここ瑞泉寺には「どこもく地蔵」がおられます。
(今日はもう閉まっちゃってた)
むかーしむかし、
貧しい暮らしでもう耐えられそうもない、どこか
よそへ移ろうと思った堂守の夢にこのお地蔵様があらわれ、
「どこもく、どこもく」とおっしゃった。
翌日、和尚にそのことを話し、どういう意味か?と
聞いたところ、
「ここでの境遇の苦しさからただ逃れるために
よそへ移っても、どこにでもその苦はつきまとってくる。
お地蔵様はそのことを教えてくださったのだ」。
堂守は自分がここを投げ出して他へ行けば
楽になるという浅い考えにハッと気づいて、
より一生懸命堂守の仕事をするようになったそうな。。

たまに仕事が嫌になっていっそ転職でもしようか
と思ったときに、いつもこの話を思い出します。
もうがんばれない、がんばるの嫌って思うときもあるけど、
苦しいと思ってしまったらもうどうやっても苦しいまま。
じゃ、方法を変えたらどうか?とか、
だれかに手伝ってもらったら?とか、
どうやったら苦じゃなくなるか。
お地蔵様は何も、一切の苦しいことに耐えなさいとは
言ってないと私は思います。
幸せで楽しく暮らしてほしいと思ってると思う。
そのことを思い出すと、足りないのは自分の発想転換だな
と思って、苦にがんじがらめにならないで
柔軟に対応していく力がないと、どこ行ったって同じ!
と思い直すことにしております。。
(しかし、何回思い直していることか・・・)

秋も楽しい♪

2008-09-15 17:29:24 | いけばな


昨日は来月一緒に旅行に行く友人宅で旅行計画を練り、
夕方からはもう1人呼んで、ごはんを自分たちで作って
お酒を飲みました。

ベランダに椅子を出して場所を移動。
月が出て、涼しい風がそよいで快適でした。
ついついお酒を飲み過ぎてしまいます。
ホワイトラムを1瓶空けて、
家に帰ってからうたた寝してしまいました。

前は焼酎も結構飲んだのですが、
最近は飽きてしまい、ラムのような味と香りがある
ものをよく飲みます。
偶然、友人もまったく同じだそうで、
ビールの後は延々ラムでした。
ホワイトよりダークが好きですが
今日はこの1瓶を空けようと思って。
ラムはコーラ、パイナップルやマンゴーなどのジュースで
割ります。



実家では毎年この青い朝顔の種を蒔きます。
花は夏ではなく、秋に咲きます。
花期が長いのでいつまでも楽しめます。

朝顔、初めて生けたのですが
花びらがとってもデリケート!
ちょっとやぶけちゃいました・・

次はもうちょっと、考えながら丁寧に生けたいです。



木瓜の実がだいぶ大きくなりました。
稽古では扱ったことがないのですが
せっかくなので、チャレンジしてみました。

木瓜の実がちょうどいいところに付いてるとは
限らないので、実を取って、枝の長い棘に刺しました。
実は3つ使いました。
枝は3本。
1本は傾斜型のように手前に倒して。
足元はシダっぽいのがあったので
これを2,3本の束にして埋めました。
秋海棠のピンクと赤を右と中間に添えました。

出来はともかく、楽しかったです。
この実は食べられるのかな?

萩の寺『海蔵寺』~茶房『雲母』

2008-09-14 00:18:05 | 鎌倉散策


鎌倉で萩の寺として有名な「海蔵寺」。
山門前の石の階段は、両脇を赤と白の萩で囲まれます。



萩だけでなく、季節のお花がいっぱいです。
これは芙蓉かな。
きれいなピンク色。



桔梗もかわいらしいです。
★のような形。
涼しげな紫がかった青い花。



不如帰の花は目立たないけど、秋らしい風情。
お花をアップで観察すると、変わった形で
おもしろいです。



ぶどう味のガムです。



この小さな黄色いお花は何でしょう。



窓の奥のお庭は一般は入れません。
きっちりと四角のみで表現されたお部屋。



鎌倉にはリスがたくさんいます。
声はネコが短くギャッと鳴いたような声(?)

今日みかけたリス君はどんぐりをかじるのに集中していて、
近づいても動く気配ナシ。
この写真の後、さらに近づいてベストショット!とシャッター押そうとしたら
「カードがいっぱいです」(!!)

アワアワしてる間に、
リス君、どんぐりを落っことしました。
そして、タカタカと走っていってしまいました。


この道の先は化粧坂(けわいざか。鎌倉の7つの切通しの1つ)があって、
源氏山へ続きます。

久々の茶房『雲母』は、ここを抜けるのが近いと思って。
(坂がきついのでほんとに近道かどうか・・・)



抹茶白玉クリームあんみつ。
800円。(50円、上がった?)

あんみつではこれを超える品にまだ出会ってません。
白玉はほかほかででてきます。
ボリュームがあるので
ごはんの前後はやめましょうネ。

夕方なのでもう空いてるかと思ったら5組くらい並んでました。
席に着くまで30分。
でも、こんだけ山超え谷超えしてきたんだから
今日はぜったい並んでも食べる!

それにしても、今日なんか真夏日だったっていうのに、
モコモコのブーツはいた人や、
タートルネックまでいました。
私なんかビーサンだよ。




今日は「たてるかたち」でやってみました。

足元に葉がない花材なので、
根締りを良く見せるには
クロトンの葉を1枚、茎がほとんどない状態にして
3枚をうまく組み合わせると良いようです。

SHIRAKI PARTⅡ

2008-09-09 22:41:24 | いけばな


工藤和彦展『SHIRAKI PART Ⅱ』へ行ってきました。

撮影禁止につき、写真なしデス。。

迫力の40作品。

いちじくやざくろの3メートルくらいあったかな?作品には
たくさんの実が生っていて、もう「いけばな」という
印象を超えてしまって、なんて言ったらいいんでしょうね。

何種類使ってるのかなぁ。
様々な種類の木、草花を使った幅10メートル?はあるかという
作品は5,6メートル離れていつまでも見ていました。
ふとエレベーターホールの方に目をやると、
工藤先生に激似の人が・・・

手元の冊子にある写真をちらり。
ご本人っぽい(!)
けど、面識ないし、目そらしちゃった~

会場に目立つ若い男の子(20くらい?)がいました。
日に焼けて、今風の格好。
いわゆるいけばなをやってる感じとは程遠い感じ。

10メートル作品を見てるとき、
その子が親しそうな係の女性(いけばなやってるなら、同じ社中の方とか?)
と話してるのが聞こえてきました。

「おれ、こういうのどこがいいのかわかんないんですよね・・・」
聞き違いでなければそう聞こえました。
そう言った後、作品を遠くから見たり、
近づいてどうやって留めてあるのか見ようとしたり熱心に見てました。

実は、私も同じことを思ったんですよねぇ・・
上の言葉は「作品に感銘を受けない」という意味ではなく、
「この部分がこうだから優れてる」とかそういうとこがさっぱりわかんない。
自分が今習ってるレベルの作品だと分かることもあるんですが
ここまでの作品になるともうなんの花型なんだか、
どこがどう大変なんだか、どんな技術なんだかちんぷんかんぷん。

私のような初心者にとっていけばな作品の鑑賞は、
自分なりの印象で気に入るか気に入らないかくらいなのかも。
それはそれでその作品に人を引き付ける力があるってことかもしれないから
間違ってはいないと思うけど、
その道に精通した人のみが味わうことができるもの・・・
がきっとあるんだろうな。




久々に駅のいけばな。
白いクルクマです。
つるうめもどき、ドラセナ、りんどうなど。
小原流。

『mi mi Lotus』→八幡宮(今の蓮)

2008-09-07 01:12:49 | 鎌倉散策


mi mi Lotus のスコーンとお茶のセット。
季節のスコーン「さつまいもとジンジャー」。
さつまいもの入ったスコーンに、ジンジャーの入ったソースが
添えられてます。

紅茶はたっぷり3杯。
1杯目はお店の人が注いでくれるのですが、
2杯目から自分で注ぐとき、
ポットの取っ手が熱い!!
ポットカバーで掴んでます。。
(お店の人、よく火傷しないなぁ・・)

腹ごなしに散歩。
八幡宮へ。



もう蓮の花も終わりに近づいてます。
実が多く見られるようになり、白いのはまだ花が少しあります。



大きいですね。
私の手の何倍あるかな?



若宮大路にある三河屋さん(酒屋)。
「明治33年創業。現在の店舗は、昭和2年の建築で、 市の景観重要建築物に指定」
とのこと。



いつも開いてるとは限らない、店横の扉の中には
運搬用のトロッコのための線路があるんですよ~



同じく、こちらはビール用の蔵かな?

こういう古い建物が現役なのを見るのは楽しいです。
鎌倉にはこういうのがまだ所々に残ってます。

稽古(かたむけるかたち)

2008-09-07 00:54:07 | いけばな


前回に続き、研究会の課題の練習。
今回はちゃんとクロトン、八重ガーベラが来ました。

クロトンはうちわのようにでかい葉です。
同じような大きさ、形のが3枚(・・・)。
どうしようか?

かたちとしては、「たてる」「かたむける」「ひらく」が
できそうです。
(今回の研究会は「花意匠」。「基本」の明記なし。)

前回「たてる」でやったので、
今日は「かたむける」にします。

主枝はクロトン。
中間にガーベラ。
ここまでは良いとして、右に挿すクロトンを小さくしないと・・
これまで何回かやってきた「縮小化」。
葉を元の形を損なわないように、鋏で切って小さくします。
不自然に見えないように、きれいに。

先生に見て頂いて、直していただいたのは下記。
・主枝のクロトンを左真横にしてたのを、後へ(前でも良い)。
真横だと「ひらく」に見える。後方にすると、クロトンの面が
正面からよく見えるので、クロトンの強さが出ます。
・右のクロトン、もう少し大きかったのを、さらに小さくしました。
・吾亦紅は、本来ポツポツと、軽やかに入れるそうですが、
今回はクロトンとガーベラが洋種の花材なので、
まとめて入れても良い。今回は短めに足元に添えました。



「かたむける」は主枝を挿せる範囲が広いので、
どういう風に挿すかで随分と印象が変わります。
実際クロトンを移動させると、
表情や他の花とのバランスがどんどん変わります。
で、悩む・・・

主枝はやっぱりクロトンにしようかなぁ・・
こうして実物を見ると、クロトン強いもんなぁ。
相当強い。

八重ガーベラはかわいらしいですね。
クロトンとの対比がおもしろいです。

吾亦紅がなんか今ひとつきれいに見えない・・

この3種で足元も締まって見えるようにしないと。