9月の研究会に行ってきました。
花材は女郎花(おみなえし)、竜胆(りんどう)。
花器は「ひびき」。
花型は「花意匠」の指定。
たてるかたちにしました。
秋草で秋らしい風情を出すので、
女郎花も竜胆も楚々としたボリュームに調整するよう教わります。
今回は「花意匠」なので、あんまり厳しくないですけどね。
どちらの花も自然ではここらへんでも見ることができないので、
野生ではどんな風に生えてるかまだ見たことがないですが、
栽培された花と違って、特に竜胆は下から上までびっしり、
1箇所に5個も花が付くことはないといいます。
花が栽培されて、確実に手に入ることは
うれしいことではありますが、
いけばなにするときに出したい「風情」というものは、
栽培された花にはなかなか出すことができないです。
厳しい自然の中で育った植物に比べ、
直線的でボリュームがあり、おもしろみにかけると
よく言います。
本当に自分が納得のいく花を探して
山の中を歩き回る人もいるでしょうね。
(よそ様の山で勝手に採ったら怒られます)
今回は苦労しました。
生けてる途中で主枝がちょっと短いと感じ、
一回ぜんぶ取り出して竹串で拡張。。
そしたら客枝の寸法が短くなってしまい、
これまた拡張。。
(折って留めてたのが完全に折れてしまい、これだと
留まらないので竹串を足したり・・)
ずーーーっと工作し続け、中間枝が決まらないまま
残り10分。
右に展開する中間枝(女郎花)に、使えそうな付き枝がなく、
切り落とした短いのを二つ重ねて瓶に入れる部分(見えないように)
を針金とテープでばらけないようとめました。
足元に竜胆の葉を足すと締まって見えるので、
最後に足し、
あせりつつ、なんとか完成。。
ハァ・・・、つ、疲れた。
この本数でこの苦労。
この先が思いやられます。
結果は95点(!)
あら~、今回はちょっとどうかと思ったけど・・
(苦労が報われたワ・・)
ご講評では、きれいに入ってますよと誉めていただきました。
強いて言えば、中間の女郎花(主枝の左)と竜胆(主枝の右)
を交差するように挿すと良いとのこと。
(足元が1点になるように)
なるほど、なるほど。
また1つお勉強しました。
次回は研究会では初めての盛花。
がんばりましょー。