鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

土佐水木

2012-03-24 00:25:18 | いけばな


稽古に使った土佐水木の花がどんどん開いてきました。

稽古の時は蕾から雄しべがのぞいていて、
これでおしまいかと思っていたら、
どんどん房みたいになってきて
雄しべの後に花弁がのびてきた!
変わってるな~


先日、近所の呉服屋をのぞいたら
伊勢木綿の反物があって誂えを依頼して
しまいました。
絹と違って値段もお手頃(1万8千円くらい)。
仕立て代はかかりますが。
半幅帯(※綿)を入れても4万くらい。
ちょっといいワンピースと同じくらい?
ふだん着物としていっぱい着れたらいいな♪

綿絽の浴衣とで2枚目の着物。
着付けはどうしようかと思ってたら
木綿を買ったお店で無料で教えてくれるとのこと。
ヤッター!
すぐ近所だし、毎日スタッフが常駐していて
行く前に電話すればいいと。
うれしい!
本で予習しとこ。




春だ。鎌倉梅散策

2012-03-20 19:30:47 | 鎌倉散策
今日は春分の日。
もう夜より昼の方が長いらしいです(10分くらい)。
朝夕は寒くても、今日のようなポカポカと太陽が照る日は
もう春本番!

梅はあちこちにありますが、
今日訪れたのは宝戒寺。



白い花が青い空の下、雪のように輝いてます。



枝垂れ梅はまだもう少し後。


ここは他にも色んな花があります。



有楽かな?



福寿草。



ふきのとう。


お散歩日和なので、そのまま少し遠い瑞泉寺。

梅の古木が満載の枝の迷路のようなお寺。



「ものの芽の1つ1つに春の神 冷石」
いつもは掛かってない。
冷石というのは人の名前みたいです。



本堂までの石畳の両脇、
人が「もう散ってるのね!」と言っていたけど、
近づいてよく見ると・・・
花弁がかなり小さい梅の花がちゃんと咲いてる。
こういう種類なの?
ネットの梅の花図鑑にはないなー。



みつまた。



みつまたを下からのぞくとこう。
黄色♪

お昼は小町通りから横道に入った
「小町まちぇぇる」でスパゲティを。


稽古(瓶 傾斜型)

2012-03-19 23:24:41 | いけばな


土佐水木・金魚草・レモンリーフで
瓶に生ける傾斜型です。

稽古不足なので中間高や副枝の位置が分からない!
ので、今回は先生に最初に生けてもらいました。

瓶が難しいのは、本だと平面図なので
感覚的に分かりにくいから
覚えるには実際に生ける機会をたくさん
持つ必要があるからかも。
つまり、生ける機会が少ないと
どうしても上達しにくい。

中間高は生け口の上に上がるか、
主枝側にいっても先端は中心に戻ってくる
ように生けました。

花材はちょっと引き出すようにすると、
バランスがとりやすくなったり
雰囲気が出ます。
1つ動かすと接する花材が次々に動いて
台無しになってしまうように思うけど、
突っ込んでいってなんかきつい感じがしたら
引き出してみると良いかも。


ところで、いけばなやお茶をやっている人は
ぼけないとか、年を取っても元気だとかよく言いますし、
そういうお年寄りは実際たくさん見かけます。
もちろん残念ながらそうでないこともあるでしょうが、
どちらもかなり頭を使うのでそうなんだろうと思います。
そして頭を使うだけでなくそれを動作に反映します。

いけばなはばらばらに存在する花材を
最終形を想像しながら構成していき、
微調整しながらゴールに向かいます。
花は1つ1つ個性があるので、
すべてが思ったように動いてはくれません。
こうして先へ先へと頭や心をめぐらし、
手先の感覚、視覚、色、形、ボリューム、空間
色んな感覚を総動員するので、
真剣に生けた後は試験の後みたいに
頭がほかほかします。

お茶もやったことないけど、きっとそうなんだろうと
思います。
なんか、覚えることいっぱいありそうですもんね。
道具、人、季節、色んな組み合わせで1つとして
同じ茶会がないなら、いけばなと同じですね。

いけばなに使う刃物(小刀・鉈)

2012-03-11 20:06:06 | 日本の道具


大体はわらび手の花鋏を使うのですが、
立て花では小刀と鉈も必須です。

利休花小刀(桜の鞘・柄付き)は、竹串を削るとき
などに使います。

花鉈(藤蔓が巻いてある)は枝もののこみ藁に
挿す方の端を整えるのに使います。

このほかに、鋸があれば必要なものはすべて揃います。
鋸は一応持っているので今回は購入してません。
鉈を使う前に、長さを決めたら鋸で切り出します。

これらの刃物は、使用したら椿油などを少量
伸ばして仕舞います。
刃が錆びないように。

道具を整え、心を整えて
花に向う準備をする。



白木蓮の花が開いています。
紫木蓮は半開きまでにしかならないそうですが、
この白木蓮は日光があたると開き、
夜は閉じ、
咲き切ると開いたままになります。

木蓮を生けるのは初めてで、
身近に見るのも初めて。

品のある良い香りがします。
内側はほんのり紫がかったピンクです。
ほんとにきれいな花です。

英語ではマグノリア。
海外でも親しまれている花木ですね。

茶碗

2012-03-09 00:03:22 | 茶の湯を覗く・・
京都のお稽古でいただいたお薄。

正客の方のお茶碗が拝見で回ってきたとき、
お隣さんが何茶碗かなーと。
なんだろねー。

外は小雨で茶室は薄暗い。
そこで見ると、茶碗はうっすらグレーがかかった
ピンクに見える。

お茶の先生にお隣さんが尋ねると赤楽とのこと。
あー、なるほどねー(なんちゃって)。

重そうに見えるけど、実際持ってみると軽い。
楽茶碗は土に空気が含まれていて、
それで見た目より軽いそうな。
そして保温性が高いので、濃茶のときによく使われるとのこと。
濃茶は回し飲みするので、最後まで冷めにくいように・・と。

次客のお茶碗は御本が出てた。
前回、御本茶碗の話が出てたのを思い出す。
釉薬に含まれる鉄が作る花のような模様があったなー。
真ん中にぽちっと花の中心のような点があって、
その周りを花弁のように色がぼやけてる。

道具の拝見が終わって先生が退出なさると、
いつもお花の先生が生けられたお花を観察しに
床の間ににじりよる。
足がしびれて立てないので、私はいつも
茶室に入る時のようにいざって近づく。
3本、簡単に挿してあるようで
ものすごく美しい。
稽古と違って丈低く用いられた枝がかわいらしい。

いつも興味深々だったのは、香合。
蓋が閉まってるけど、中に入っているのはお香だよね・・・??
でも、粉末なのか、塊なのか、どう入ってるの?

今回、こっそり蓋を持ち上げてみると、
丸く丸められたお香が3つ入ってた~
へぇ~
これは焚かなくても香るのかなーー??
自分ちにも置いてみたいなー。

今回のお菓子は蓬御餅で粒餡をくるんで
卵の黄身を上にだけうっすら付けて焼いたもの。
春の、菜の花と緑をイメージされたそうな。
1人ずつのお皿で出され、懐紙も使わず
手でつかんでがぶっと食べました♪
とてもおいしかった!

今月でお稽古を終了される方と最後のご挨拶。
そして、4月からもまた一緒の人とまたがんばろうねと。

技術も大事だけど、花を生けるのは
自然を感じたり、道具を大切にしたり、
お花をきれいだなと感じたり、
周りの人と楽しくお稽古したり、
そういったすべてが花を生けるということなので、
この1年、そういったことを大切にして
お花に接しられるようにしたいです。

浴衣の誂え

2012-03-07 00:34:37 | 着物
なんか、最近妙にはまりつつあるのが着物。

でも、急に着物を着るっていったって
着方も分からないし第一着てく場所がない。

で、浴衣なら夏に着る機会がもてそうだし、
着物よりは安いし、最初に挑戦する着物としては
いいんじゃないかと。

ほんとは4月あたりに竺仙に行こうと思ってたのですが、
日本橋三越に寄ったら展示会みたいのをやってて、
誂えをお願いしてきました。

選んだのはこれ↓



※帯はこれじゃないけど。
紺地に白の萩の柄。

素材、色々あるんですね。

一般的な綿コーマもありますが、
今回、「綿絽」にしました。
材料は綿ですが、絽の状態に織ってあるので
隙間があるっていうか、透けた感じのある
やや高級感のある生地になります。

選んだポイントは
・近所のお祭りとかだけじゃなくて、街着にしたい(着る機会を増やしたい)。
・自宅で洗える

綿コーマは柄にもよるかもしれないけど、
カジュアルな装いになるので街着ではやや使用が限られる。

綿は自宅で洗えます。
ネットで洗濯機もOKだとか。
(注意点はありますけど)

値段は綿コーマが2万程度で綿絽は3万くらいかな。
もっと高級な生地もあります。

誂えは、夏着物風にも着られるよう
衿は通常のバチ衿ではなく着物の「広衿」に。
居敷当ては空ける着物には通常つけるようですが、
浴衣らしさ、綿絽の涼やかさを殺したくないので
今回はなし。
必要になったら、襦袢につける方法もあるし。
付けると洗濯の難易度もあがるみたいなので。
透けは結構大丈夫らしいです。
綿絽でも色が濃い浴衣だし、
肌襦袢+ステテコでいけるみたい。

帯は麻の半幅帯で色は水色と生成りのリバーシブル。
着物風に着るときは夏用の帯締めを合わせたりもいいですねー♪

あと買わなきゃいけないのは
下着類、下駄、バッグかなー♪

ハッ、着付けはどーしよ??

本とかネットで自主練じゃ厳しいかなぁ・・・

明日は七緒の発売日だったかな。
ルンルン♪

2012年3月の京都

2012-03-06 23:42:15 | 旅行
日曜の朝は晴れていました。
(お昼過ぎに雨になったけど)

3月の京都は平野神社からスタート。
(早朝やってるとこっていったら神社くらいなんですよねー)



平野神社。
早朝にもかかわらず、散歩の人や写真を撮る人がちらほら。



ご神木の楠の木。
周りを回ったり、木に触れて元気をもらおう!
不思議なパワーを感じる木です。

続いてすぐ近所の北野天満宮の梅は咲いてるかなー?



北野天満宮。
去年も1回来ました。
ここ、割と好きなんです。





まだ蕾だけの木もありますが、いっぱい咲いてる木もたくさん!
よいお天気できれいだな~



紅梅も。

前回来たときは、まだ母は生きてたのにな。。(と、何をしてても
考えてしまう)

9時に開門する鷹峯の源光庵へ。



ここは曹洞宗のお寺。
禅寺っぽい雰囲気がします。



これなんかもね。
魚の形のが魚板で、手前が雲板かな。
時刻を知らせたりなんかでこれを打つんですよね。





丸いのが悟りの窓、四角のが迷いの窓。
四角は人の四苦を表し、とらわれている状態を表す。

早朝なのと、時期のせいかだれもいない。。

そして、ここは本堂なのですが
天井は伏見城の遺構で、血天井です(ゾゾッ)。
手の跡があったりして、和尚さんが教えてくれました。
成仏できたかな。

西陣へ移動ー



一条戻り橋。
不気味な怪談が残る伝説の橋・・
都の鬼門にあたり、魔界との境界みたいなとこかな?
死んだ人がこの橋の上で生き返ったとか、
安倍清明がらみの話や、
鬼女が出たとか、
利休の首がさらされたとか・・・

こういういわくありの場所って京都は多いですねー
おとぎの国みたいです。
前回は六道の辻とか六道珍皇寺も行きました。
こっちは小野たかむらですね。



清明神社。



西陣の横丁。
おもしろいですね。

お昼は銀閣寺そばのGOSPELで。





ケーキも付けちゃった。



雨の銀閣。


さて、お花の稽古。

京都に通い出して1年最後の月になりました。
夏ごろはお休みをして皆勤ではなかったけど、
とても有意義な時間を持てて幸せです。

1年経って、生ける準備や片付けはある程度は身に付いた
気がしますが、まだまだ知らない事だらけ。
満足に花を生けることができません。
で、もう1年通うことにしました。

今回はこれまで注意されたことを復習して臨みました。
それらの点はできたかなーと思うけど、
やっぱり生けるのは難しい。

今回の真は木蓮。
他に椿、貝母、あせび、みやこわすれなど。

真を入れた後、添える花の選択が難関。
椿は大好きなんだけど、
葉のない木蓮に合わせるとボリュームがある
椿だと合わないし、流れるような枝をそえようとしても
その後何を足しても合わなくなるようで。



小原流の生け方と違って、花を後ろ向きにも添えます。



みやこわすれを、短くした椿に変えても良い。



どっちも入れてみた(やりすぎ?)



家に持って帰っても、花たちはみんな元気です。
(自作花器)

立て花に使う道具でこれまで自宅にはなかった鉈と小刀を
注文しました。
これからは自分でも色々生けて勉強しよう!