鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

署名、ありがとうございました

2011-05-31 17:56:26 | その他
署名してくださった方、記事を見てくださった方、
どうもありがとうございました。

母は12月に膵臓がんの告知を受けて、
肝臓に転移があり手術不可ということで
抗がん剤治療を始めました。
まずジェムザールという薬を使い、
奏功期間が約3ヶ月というエビデンス通り?
4月から痛みが強くなってきてどうも効果がなくなって
きたようです。
4月末からTS-1という薬に変更し、
最近は痛み止め(MSコンチンというモルヒネ系)も
量が合って、割と元気です。
体重はだいぶ落ちました。
ごはんが量食べれない(食欲不振)ので
元が55キロ→今47キロ。
昔の知り合いに会うとやせたと驚かれます。
4月まで52キロをキープしてたのですが、
そこから落ちてしまい、今また47キロでキープ。
TS-1が効かなくなると、今の病院(県立がんセンター)では
治療がなくなるので、体力があれば私立病院などで
認可されていない抗がん剤治療を模索することになるのでしょうか。
体力がなければ疼痛・緩和ケアのみとなります。

癌も転移さえしなければ、死ぬ病気じゃない気がするんだけど。
色々情報を見てそう思いました。
癌で死ぬ理由って、転移先の臓器不全が多いみたい。

癌を完治するには、今の医学では手術しかないようです。
転移があると手術できない理由は、
転移が認められる部分(CTスキャンやMRIの画像判定)以外にも
がん細胞が散らばっていることを示し、
手術しても見えない転移先の癌細胞が増殖してくれば、
手術の意味がないこと(すべて取り除くことが不可能)、
また手術自体体力消耗、傷つけたり取った臓器で
身体の負担と免疫が下がる、手術後抗がん剤治療がしばらく
できない、これらの事からがん細胞増殖を促してしまう
んでしょうね。

癌細胞は炎症を利用して転移していくそうです。
癌にかかる身体というのは、体内で炎症が起きてる、抑えられなくなってる。

膵臓がんは発見が難しいですが、
母に限って言うと、若い頃からたまーーに、
食あたりを起こしていました。
体調が悪いときに油物と冷たいものを一緒に食べたら下痢する
で止まらなくて、蕁麻疹出たり、しばらく何も食べれなくなるほど。
それ以外は風邪もひかないし、元気でしたが、
今思うと、消化系があまり強くない。
膵臓は消化酵素を出すので、こういうときに炎症が少しずつ
おきていたのかも。

痛みは膵臓がんは結構ひどいとよく言います。
母も薬が手放せません。
膵臓は胃の裏、背中側にあるので、
背中(やや左)や腰に痛みが出ます。
そして、みぞおちあたりの鈍痛(重苦しい感じ)。
この鈍痛は内臓痛という痛みで、
モルヒネ系の鎮痛剤が効きます。
膵臓のすぐそばには神経が色々走ってるとこ?があって、
そこを癌が圧迫するようになると、
神経系の痛みが出てきます。
しびれた感じらしいですが、こういう痛みはまだ出てません。
ほかに、骨に転移すると体勢を変えたときに強い痛みが出たり
するそうです。
それぞれに鎮痛剤を変えて対処するようです。

これも色々調べて思ったことですが、
癌の症状、薬の副作用の出方や強さ、すべて個人差があります。
それこそ、全く同じ人なんかいないんじゃないかと思います。
一口に膵臓がんと言っても、なる場所も違うし、
それによって症状も治療も痛みも変わる。
原因も人によって違う。
遺伝、生活習慣、老化とか言うけど、
同じ事しててもなる人、ならない人もいる。
同じ人間は一人もいないし、同じ生活をしてる人も存在しない。
細胞が癌化する原因はいっぱいあって、
それはなんとなく解ってきているのかもしれないけど、
これだけ多様化していると、
一律でこれをやれば防げる治せるなんて方法は出てこないと思う。

癌細胞にも個性があるそうです。
抗がん剤で完全に押さえ込めない理由は、
死ぬ癌細胞と耐えられる細胞がある。
耐えられる細胞ばかりが残ると、それがまた大きくなる。
って事かな。

膵臓の細胞が癌化した癌細胞と、大腸の細胞が癌化した
癌細胞は性質が異なります。
前者は転移しやすく、増殖も早い。

細胞って単純なようで、多様性を持ってて
それが生物の命そのものなんだけど、
それで死ぬっていうのもなんだかおかしい。
おかしくないのかな?
死ぬのも生き物の役目だから?






署名活動にご協力をお願いいたします

2011-05-24 22:33:37 | その他
すい臓がん適応新薬の国の早期承認を要望する-
『<適応外薬の早期承認をお願いするための署名活動』
(パンキャンジャパン)
へのご協力のお願いです。

<※期日:5月27日まで>
<※もう少しで1万筆>

このブログでパンキャンジャパンの活動に協力できるかもしれないと
ぎりぎり思い立ち、この記事を書いています。

母の病気の事は、ここではあまりふれないでおこうと
思っていたのですが、
母の病気はすい臓がんです。
そのことがあって、パンキャンジャパンの会員になり、
ここのサイトから情報収集などさせてもらってます。
完治する率が非常に低く(5年生存率3%)、癌の王様と言われている癌です。
早期発見が困難で、症状が出てから病院に行っても
根治(それもかなり低い確率ですが)の可能性がある唯一の手段、
手術が可能な人がおよそ3割。
大部分は他臓器への転移や血管などを巻き込み
手術不可能な根治がほぼ見込めない状態です。
手術できても、転移により5年生存率が10%。
癌の中でもこの生存率の低さは突出しています。
原因は早期発見の困難さ、転移のしやすさにあるようです。
症状がなかなか出ず、出ても胃腸の障害や腰痛などの整形外科方面で
間違われます。
膵臓は胃の裏側にあり、はっきりとした境界を持たない
やわらかい組織みたいです。
浸潤しやすく、血液の流れに乗って肝臓・肺などに転移します。

手術不可能な人に残された唯一の治療は「抗がん剤」。
化学療法です。
(延命、症状緩和を目的とします。抗がん剤で完治できるのは
ほんの一部の癌です。白血病のある種類とか。)
癌の種類によって適用可能な抗がん剤は違ってきます。
すい臓がんでは、現在国で承認されているのは2つだけ。
抗がん剤は効く・効かない、副作用が出る・出ない、
副作用の出方など、個人によって全く変ってきます。
そのため、2つと言っても、人によっては1つしか使えない、
どれも使えない、途中できつくて治療を中止するといったことが
起こります。
このとき選択肢として薬が複数あれば、どれかは
合う・効果がある可能性は広がります。
また、2つとも使える人でも、抗がん剤はいずれ癌細胞に耐性ができて
増殖を抑える効果がなくなってきます。
そうすると薬を変えるのですが、現在2つまでしか候補がありません。
薬がなくなれば、治療はそこまで。
後は疼痛・緩和ケアとなります。

認可されていない抗がん剤でも私立や個人経営の病院でなら治療を
受けることができますが、国の病院では受けることができませんし、
保険がきかないため治療費が高額となります。

この2つの薬に加えて、4月には新たに「タルセバ(エルロチニブ)」という
薬(米では6年くらい前に認可)がすい臓がんに対して承認される
という話があったのですが、承認が遅れています。
イレッサの問題の影響みたいです。
イレッサも抗がん剤で、肺がんなどで使用されます。
効果がある人もいますが、まれに間質性肺炎を起こし、
重症化すると死亡します。
抗がん剤の副作用の1つです。
治療を受ける側には副作用の十分な説明がされるはずですが、
これが十分でなかったと、
このような恐ろしい薬を認可した国と製薬会社などを訴えている
ようです。
確かに副作用は恐ろしいですし、患者には十分な情報が与えられた上で
実施するしないを判断する権利があります。
それが十分でなかったという遺族の言うことはわからなくはありません。
病院はこちらが必要な情報を逐一は教えてくれません。
が、そうであっても、すぐにもこの薬が必要な人、必要だった人がいるかもしれない。
どんな抗がん剤でも副作用といったデメリットと、
延命や病状の緩和といったメリットを秤にかけといった
厳しい治療です。
それでも、治療の可能性がないという事に対する患者と
その家族の心の痛みを思い、
わずかに得られる命の猶予、家族との時間、
それらが絶対に得られると分からなくても、
それが必要な人がいる以上、選択肢はあった方がいいと思う。
情報収集はサポートしてくれる家族とかいないと、
大変とは思いますが・・
でもやらなきゃだめです!
そこは受身であってはだめなんです。


この署名活動は、国に対して早く承認されるよう働きかけるものです。
パンキャンジャパンは、すい臓がんの患者やその家族をサポートする
組織です。

下記のURLをお読みいただき、もし賛同いただける場合は、
ネットで署名できますので是非お願いしたく
この記事にてお願いいたします。

パンキャンジャパン

方法1の「ネット署名」を選択し、お名前とご住所を記載するのみです。
家族でも複数可能です。

このような場違いなお願いをして申し訳ございませんが、
興味なければ無視いただいて結構ですので、
ご協力いただける方はお願いいたします。
期日ぎりぎりだし。。

北インド料理店あっぷーがる

2011-05-17 22:46:00 | 鎌倉ごはん・カフェ・バー


海際を走るR134を鎌倉から逗子方面に向かい、
トンネルの手前にあります。

(おそらく)店員さんはインド人の方ばかり。
日本語も通じますが、英語も通じるので外国のお客さんも
ちらほら。

車も停められますし、
鎌倉駅からはだいぶ遠いので
観光客は少なめかな。

ほうれん草のカレー(1500円くらい)とナン(300円)。
値段はちょっと高いなぁ・・
でも、味はおいしいです。
ほうれん草のカレーは、数年前にボルネオのホテルで
食べてすっごくおいしくて、それ以来
お店によって味が全然違うけど、試したくなってしまいます。
ボルネオを越える味ではなかったんだけど、
おいしいです。
ナンも焼きたてでもっちもち。

他に数種のカレーが楽しめるセットもありますが、
2300円。
高い・・ランチにしては・・

カレーの種類は非常に多いです!
ベジタブル、マトン、チキン各10種類ずつはある。
ナンもガーリックナンなど4種類くらいあったかな?




日曜だったのですが、
自転車で辻堂あたりまで行ってみました。
そこから見た江の島。

まだ水は冷たいんじゃないかと思うけど、
もうサーファーや水着姿の人が結構います。


顔・・??

2011-05-14 23:40:20 | 茶の湯を覗く・・
お茶を習ったことはありませんが、
お茶をいただく機会が近頃ありまして、
結構おもしろいのでたまにブログでご紹介しようかな・・と。

お茶を知ってる人なら当たり前のことが、
私のような勉強もしてない者からすると毎回発見だらけです。

お茶をいただく和室に入るとまっさきに目が行ったのが
「炉」。
斬新ですよねぇ・・
畳の一角に穴があって火がおこせるんですから。
畳、燃えたりしないのかなぁ?なんて考えちゃいます。
5月の初めにいただいたときは、炉ではなく風炉になってました。
「風炉」は畳の穴は塞がれてて、畳の上で使う。

お茶の途中でお道具の拝見があります。
「棗(なつめ)」は抹茶を入れる木の蓋付き器。
その蓋の裏に「かおが書いてあるよ」ということなので
拝見すると、墨で何か書かれています。
どの位置が目で口かなぁ?とぐるぐるぐるぐる回していると、
隣りの方が「たぶんこの位置だと思うよ」と。
しかし、どうも顔に見えない・・

年配の方も多い中、私と同じくらいの年齢の方が
「顔に見えない~」(私も~)。
すると、「顔じゃなくて、花押!」。

(ああ、「花押!」)
プハッ

花押の存在は知ってたんですけど、
こういう場面で出てくると思わなかったもんだから~
(漢字をくずした、サインみたいなもの)


畳の縁ってこれまで意識したことがなかったんですが、
お茶ではかなり意味があるんですね。
縁の内と外があって、出されたお茶のお椀やお菓子の器は自分から見て
外に回されます。
受ける時は、それを隣りやご亭主に挨拶して内に置く。
お茶の席で机がないわけで、それも洋式に慣れてると不思議な感じが
しますが、こういう「境界」みたいなものがあって、
縁がない時は扇子で境界を作ったり、畳の縁がその役目をするというのは
普段意識してこなかったな~


お茶もお菓子も大好きですが、1点困るのは正坐。
足がしびれちゃって。。
30分もしてたら足の甲が元に戻らない。
終わってみなさんさっと立たれますが、私はしばしほぐさないと・・
正式な茶席ではないのでくずしていいよとか
あせって立つと捻挫するよ!と、うれしいお言葉。
ネットでしびれにくい座り方があったので、
次回試してみよっと。

稽古(瓶・直立型)

2011-05-14 23:25:41 | いけばな


月1回になった稽古。

今日は初めて使った花材のうりはだ柳、スプレーカーネーション、かすみ草。
瓶に生ける直立型です。

柳は新芽が美しいです!
葉物がないので足元が締めにくいですが、
カーネーションの色もきれいだし、気に入りました。

柳は5本使ってます。基本です。
基本に従いつつ、花の、この位置・この振りが美しいという
点を見極めて挿したいものです。
美しさを発見する目がないとだめですけど。。



昔ながらの生け方に学ぶ

2011-05-04 18:59:40 | いけばな
GWも中盤。
鎌倉はかなり混んでます。
小さい子連れでどこいったらいい?ってよく聞かれるのですが、
大変だと思いつつ、お店など教えたり。。

京都もそうですが、
アジア系の観光客はほとんど見かけません。
海外ではかなり放射線のことが報道されてるみたいだし。
京都へ行くと、震災のこと聞かれます。



穴場的なスポットとしてオススメなのが
海蔵寺。
きれいですよ。
赤い新芽の紅葉など。
(でも駅から遠いから子連れは厳しいんだなー)



雪ノ下の方にあるベルグフェルドも混んでたけど、
1人~2名なら割とすぐ入れる。
逆に3とか4とかだと待つよ。
鎌倉は小さい店が多いから。

今日食べたのはハーブチキンのサンドイッチセット。
1150円。
(コーヒーか紅茶、食後に小さいケーキ付きます)


さて、

表題の昔ながらの・・ですが、
京都で教えてもらってきたもの。

日頃、花留めに剣山を使いますが、
昔はこみわらという藁を束ねたものを使っていたそうです。



小さい版を作ってみました。
(サイズは器に合わせるの。)



一昨年、常滑で自作した花器がちょうど使えるなぁ。



カキツバタの葉はどうするかって、
竹串を挿すんだけど、
竹串も作ってみました。
青竹を割って、削るんですが、
こみわらと花を傷めないよう花材に合わせてほそーく薄く。

そんなこんなの準備だけで時間がかかりますが、
本来たてはなの生け方はそういうものと教わります。

場所を掃除して、道具などを整えて、
それから花を挿すのは10分、15分。



まだ道具のお勉強なので、たてはなとしてはどーかと思いますが
この出来は無視してください・・

藁の束に花を挿す感触はスーッとして無理に挿すんではなく、
花が安定するとこに自然と挿す感じ。

こみわらは洗って干して、何年も使えます。

一番重要なのは水際の美しさ。
そこからの花の立ち上がり。
これは小原流でも教わる事ですが、
原点がここにあると思われます。

5月の京都

2011-05-04 18:29:37 | 旅行
連休前半、京都へ行きました。
また夜行バスで。

2日のうち初日はレンタサイクルで南の方へ。
これまで行ったことがなかったので。



伏見稲荷大社です。
お稲荷さんの総本山?





すごい数の鳥居。壁みたい。

ずーっと山の上まで回れるようですが、今日は時間がないので途中まで。



醍醐寺。



これまた上ーーーの方まで散策できるみたいだけど、
今日は時間がないので途中まで。



宇治へ到着ー。
伊藤久右衛門の抹茶パフェ♪
宇治といったら抹茶ですからねぇ。
おいしかったです。



「さわらびの道」は神社など点在し風情があって
自転車で気持ちよかったです。



宇治上神社。



宇治神社。



宇治川を渡った向こうに平等院がある。



お~、十円玉が。。。
中も拝観できるんだけど、別料金で2時間待ちだというので
今回はあきらめ。

伏見桃山へ。



竜馬が殺された寺田屋さん。
飛び降りて逃げられなかったのかなぁ??



川沿いは風情があります。

黄桜とか日本酒の飲めるとこがあるので、
日本酒好きは楽しめるかも。
私は飲酒運転になっちゃうから今回はパスで。。


2日目。



今日は北上。
賀茂川と高野川が交わる中州。



渡ってみたけど、結構幅が空いてるので、
子供は落ちるかもネ。



下賀茂神社の参道は糺の森という
昔から大切にされた原生林の森。
雨上がりで清々しい空気が漂っていました。



この申餅は140年ぶりに復元された葵祭りのときに出された
もの。
色は小豆の色。
中に粒のままの小豆が入ってます。
もちはやわらかくてほんのり甘くておいしいです。
お茶付きで300円ナリ。
(お持ち帰りもあるよ)



下賀茂神社は立派な神社です。
伊勢神宮を思い出します。

歳神様それぞれのお社があって、自分の神様にお祈りしました。



出たとこにあるみたらし団子屋さんにて。

みたらし団子の起源はこの下賀茂神社にあるのです。
漢字で書くと御手洗団子。
お参り前に御手洗川で清めますが、その水の泡を模ったものだとか・・
4つと1つが離れてるのも意味があるそうで、
泡が4つ連続と1つ間空けて浮いてきたらしい。。
奇数の方が縁起が良いもんね?



銀閣寺近所のMAHALOでフレンチトースト食べました。
ボリュームあります。

壬生の誠の湯でお風呂入って、またバスで帰ってきました。