かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2015.3.19 ロシア大統領「核戦闘態勢を準備」の衝撃

2015-03-19 10:00:52 | 日記
ロシアのプーチン大統領が15日の国営テレビで、ウクライナ南部のクリミアの編入の問題で「ロシアは核戦力を戦闘態勢におく準備があった。状況がどのように展開しても相応の対応ができるように指示したい。」と述べたという。

核兵器使用を選択肢の1つとしていたことに、あらためて世界に衝撃が拡がっている。核兵器が存在している以上、核兵器を持っている国の指導者が核使用の意志を持っていることは、ある意味で当然である。

しかし、核抑止論にたてば、核兵器は使わずに「平和」を維持するためのものであったはずだ。プーチンのように世界第2位の核大国の指導者が、あけすけに核使用を語っていることは、まさに驚異である。

日本は、ヒロシマ、ナガサキの被爆国として核兵器廃絶を国是しているが、世界の戦争への混沌は拡大し続けている。

米ソ冷戦が崩壊して、日本も日米安保一辺倒から国連中心の平和秩序の再構築や、東アジアのEU化など集団安全保障による新たな平和構築のための秩序は転換できるかと期待をもったが・・・。

アフガン、イラク戦争、中東での混乱、世界各国での独裁国家の出現、中国、ロシアの軍事・経済の大国化、そして米国の力量の低下など「冷戦という秩序」が懐かしくなるほどの混乱ぶりだ。

しかし、冷戦時代にも世界中で戦争はあった。人間とは何故もこのように殺しあうのか。「殺すな」のメッセージがベトナム戦争に反対する意見広告でニューヨークタイムズに掲載されたことがあったが、今こそ「殺すな」と叫びたい。

平和国家日本のあり方は、過去に東アジア地域に侵略戦争を仕掛け、東アジア各国の市民に多大な被害を与えられたことに対する反省から戦後が始まったはずだ。

歴史修正主義の流れに抗しつつ、平和国家日本をしっかりと未来に向けて維持しながら戦争なき世界、核兵器なき世界を目指すことは、日本の責務であり、日本と世界の平和のためである。

昨日は企業あいさつ、あいさつまわり、夜は交流会。

4月12日(日)は群馬県議会議員選挙の投票日です。