かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2015.3.5 群馬県立図書館資料費は全国45位

2015-03-05 00:00:57 | 日記
私の会派の先輩県議である塚原仁県議が、ライフワークであった群馬県立図書館資料費の増額を求めて最後の本会議一般質疑を行った。

県立図書館資料費は2007年度の7700万円(全国10位)から2014年度には2600万円(全国45位)まで減額されてしまった。

塚原県議の渾身の質問に対して、吉野群馬県教育長の答弁はゼロ回答であった。最後の質問なのに冷たいなと思いつつ、吉野教育長らしい答弁であったと思う。

しかし、原因は吉野教育長にあるのではなく、大沢知事、執行部にあるのは明らかだ。 大沢知事が2007年に当選してから毎年、県立図書館資料費は大幅に減額されてきた。

吉野教育長が教育長に就任したのは2011年だった。2010年度には3200万円まで減額されていたので、誰が見ても8年間で年額にして5000万円も減額したのは大沢知事であることはわかる。

県立図書館は群馬県にとって、かけがえのない知性と知識を得る知的拠点である。その拠点を、ここまでにしたのは許されない。減額された5000万円は公共工事に変わっていったのだ。

反知性とまでは言えないが、前橋市や高崎市並になってしまった群馬を代表すべき県立図書館資料費の大幅減額は、非知性の群馬県に向かっているという誹りを受けても、やむを得ないだろう。

人口減少、成熟の時代に重視すべきは「物」ではなくて「人」そして「ソフト」である。塚原県議の思いをしっかりと受け継いで、この問題に取り組んでいきたい。

昨日は、県議会常任委員会質疑、街頭宣伝、交流会。