22日、八ッ場ダムに反対するシンポジウムが高崎で開催されました。
『ほんとうに造っていいですか? 八ッ場ダム -「ダム湛水による危険性」と「水没する貴重な遺跡」-』であります。
このシンポジウムの中で、私たちがなぜ八ッ場ダム建設に反対してきたのか、さらに明確になりました。
● ダムの治水、利水の問題点
● 代替地の安全性の問題点-地滑りなどの-
● ダム湖観光による生活再建が不可能なこと
● 水没する貴重な遺跡を活かした、ダムなし生活再建案の優先性
このダムは造ってはいけないダムであることを、さらに再認識させられたわけです。
私もこの会の最後で発言をさせていただいたが、民主党所属の議員であることの自省もこめて「民主党や民主党の国会議員は、水没予定地域の現地、現場のことをわからないまま八ッ場ダム建設に反対した。そして民主党や民主党の国会議員は、水没予定地域の現地、現場のことをわかろうともせず八ッ場ダム建設反対の旗を降ろしてしまい、建設続行を決めてしまった。」と発言しました。
我々市民や自治体議員の取り組みの強みは、現場を知り、現地の人々とつながりがあることである。その強みが「水没する貴重な遺跡」の重要性を掘り起こしたのであります。
広大に拡がる水没予定地域には、縄文時代から天明3年(1783年)浅間山大爆発まで、まさに日本の歴史が全て包含されている国立ミュージアムたりうるものになる。
群馬県が今、取り組みを強めている東国文化発信の最大拠点施設になる可能性もある。
八ッ場ダムに貯まる水は、日本のダムで恐らくは断トツで汚れた水になる。
地元の生活再建や代替地の安全性を守っていくために、どちらが良いかは明らかです。
引き続き、八ッ場ダムに反対していきます。
昨日は県議会常任委員会質疑。