かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2012.5.22 群馬県経済の活性化のために

2012-05-22 00:56:37 | インポート
大沢正明知事と富岡賢治高崎市長は、共同記者会見で懸案となっていた高崎競馬場跡地に複合一体型コンベンション施設の設立を表明した。

群馬の産業を始め、様々な活性化につながる可能性を持つ「具体的な取り組み」が必要になってくる。

大沢知事が就任以来、群馬の活性化のためにということで企業誘致、東京・銀座にぐんまちゃん家を設置、今度は中国・上海に群馬県事務所をつくる

群馬を活性化しようというその気持ちは良くわかるのだが、この5年間の取り組みを見ていると、枠組みや形式は整っているのだが、それが群馬の活性化にどのようにつながっているのかよく見えない。

シビアに言ってしまえば、結果につながっていない、と言うと言い過ぎだろうか。県の産業部門の予算ヒアリングを行ってみて、同じような感じがしたのである。

なぜ形式主義的に流されてしまうのかと考えてみると、群馬県経済の現状と今後の展開、さらに世界経済の動向の分析や予測などを行った上の、群馬の経済活性化のための基本的な理念や戦略が欠けているので、執行部の意志が県職員に徹底していないのが原因の一つかなと。

群馬県は新たに経済活性化のための基本的な理念や戦略を徹底するために、外部ブレーンを登用して議論を始めるべきである。

そして経済部門の専門性を持った県職員の育成も急務。中・長期的には群馬県のブレーン集団をつくっていくために、県内大学との連携、県内公立大学の再編も視野に入れつつ、外国人の専門家、プロフェッサーも含めての海外人材の取り込み、そうした中での人材育成と供給などの仕組みづくりに取り組む。そんなことが必要ではないか。

日々流動化する世界の状況に対応する「産業力」と「インテリジェンス」。それなくして世界経済はもとより、日本国内の経済の中でも利益をあげる企業育成は不可能。

これからの時代は、国に特別なことをやってもらえる時代ではない。群馬県独自の内実を持った取り組みが必要である。

形や表ヅラの数値で取り繕うのではなく、文字通り「力」をつけるために県が何をするかである。

昨日は東京国会で政策要望、脱原発自治体議員会議。