かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2012.5.15 「沖縄復帰」40年に自らの非力を問う!

2012-05-15 02:37:25 | インポート
沖縄が日本に「復帰」して40年目の今日、在日米軍基地の70%という沖縄に大きな負担を負わせていることに日本人として責任を感じています。

沖縄問題で初めて集会に参加したのは、30年前の東京・御茶ノ水のYWCAだったと思います。沖縄復帰10年を問うという趣旨の集会で、新崎盛暉さんらを招いてのものでした。

基地被害は日常茶飯事で、いつ大事故が起きてもおかしくなく、「日本」では考えられないような酷い状況です。
こうした現実に「日本人」の大半は目をつむっています。群馬においても、米軍の低空飛行訓練が数回行われていますが、その騒音の凄まじさに驚かされています。しかし沖縄では、毎日がこの状況なのです。

「日本の安全」のために、と政府は言う。しかし、その「安全」が本当に沖縄を始めとする在日米軍基地が担保しているのか、しっかりした検証が必要であることは言うまでもありません。

他国の軍隊が70年近くも自国に駐留していることは、世界では異常といっていいでしょう。

日米安保という二国間という狭い枠ではなく、東アジアという大きな枠組みで日本の安全保障の新たな道筋を描いていくのは、政治の役割です。

北東アジアにおいては、北朝鮮という脅威を取り除いていくために、アメリカ、中国、韓国、ロシア、そして日本と、多国間の取り組みが始まっている。

この動きの中で、沖縄の米軍基地という現実を北東アジア集団安全保障の枠組みに取り込み、米軍基地の相対化を図り、その中で沖縄の負担軽減を行い、究極的には沖縄から米軍基地をなくしていく。

そのためには沖縄という現実を、日本政治の中でビルトインする強い政治的意志が必要である。まさに日本国民の意志が問われているのである。

沖縄には「日本復帰」をただちに「YES」という人々はほとんどいません。あたりまえです。

沖縄米軍基地問題は、日本人を映し出す「鏡」なのです。日本人は、その鏡に映し出される自らの顔のありようを、よくよく見つめ直さないといけない。

昨日は養蚕レクで富岡市役所。県議会産業経済部門予算レク、後援会役員会。