かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2011.12.8 群馬県版 循環型みどりの公共事業の可能性

2011-12-08 00:42:54 | インポート
日本熊森協会群馬県支部の川嵜支部長の講演を聞く機会がありました。

が住めない森は、貧しい森になる。

森が豊かであれば熊の餌が多くなり、被害も減る。森の保水力アップは治水対策にも役立つ。

熊森協会は、豊かな森に再生するためにボランティアで地道な作業を続けている。

竹炭を撒くことにより、酸性雨などによる森の酸性化を抑止し、松、ナラなど虫に喰われてしまう木々を土壌改善によって、木を元気にすることにより虫喰いを防止するというものである。

しかし、炭作りは県内で減少し、ボランティアによる竹や木の伐採、炭作り、炭撒きは、広大な群馬の森をカバーするには限界があると考えます。

私は、この状況を打破するために、群馬県として循環型みどりの公共事業として位置付けをし、展開したらどうかと考えています。

竹炭はリンを含有しておりpHが高く、酸性土壌の中和化に効果が高いと言われています。

西毛地区を中心に、竹の範囲が拡大しています。養蚕、シイタケから農家が撤退していく中で、桑畑であったところに竹が進出し、シイタケ原木の切り出しがなくなる中で山の管理をなすことができず、これまた竹の進出が拡大しています。

竹まみれになった山を、竹を伐採することで森の再生に繋げ、竹炭化し、竹炭を撒くことによって、さらに森の再生を促進する。

森を守り再生をすることは、水を、空気を育み、災害から国民を守ることになる。

多面的な価値がある群馬県版循環型みどりの公共事業を、今こそ群馬県は進めるべきと考えます。

昨日は県議会本会議、吉井町陳情、会議。